Google検索は何位を目指せば良い?目標にする4つの順位とは

Googleの検索順位は何位を目指せば良い

検索順位は何位を目指せば良い?

SEO対策は、目標設定をして行うものです。目標設定はいろいろありますが、ここでは検索順位にこだわって考えてみましょう。

検索結果は、順位が高いほど良いことは間違いありませんが、目指すべき具体的な順位は4つあります。1つ目は20位以内、2つ目は10位以内、3つ目は3位以内、そして4つ目は1位です。

WEBページを作成したら、まず20位以内が目標です。WEBページが11-13位なら、10位以内を目指してテコ入れすべきです。また、4-6位なら、3位以内を目指してテコ入れをしなければいけません。

では、なぜ20位以内、10位以内、3位以内を目標にするのでしょうか。まぁ、1位はそのままですが。

今回のテーマ
今回は、目指すべき検索順位ついてよくわからない人のために、次の内容をお話します。

  • 検索エンジンで20位以内を目指す理由
  • 検索エンジンで10位以内を目指す理由
  • 検索エンジンで3位以内を目指す理由
  • 検索エンジンで1位を目指す理由
  • 20位以内、10位以内、3位以内のテコ入れイメージ

それでは早速見ていきましょう。

検索エンジンで20位以内を目指す理由

WEBページの検索キーワードを設定したら、そのキーワードで20位以内を目指しましょう。20位以内(1-2ページ目)を目指す理由は、単純にそれ以下だとアクセスされないためです。

もちろん、作ったWEBページが20位以内に入るかどうかは、公開してみなければわかりません。

Googleには、「ファストトラックインデックス」と「プライマリインデックス」という2種類のインデックスがあります。

最初にファストトラックインデックスに格納されたURLは、その後プライマリインデックスに移行してから、ようやく安定した順位が決まります。

WEBページがプライマリインデックスに移行するには、早くても公開から1-2か月、遅い場合は半年ほどかかることもあります。

そのため、2か月経ったころの検索結果が3ページ目以降(21位以下)であれば、2ページ目に入るようにテコ入れをします。

よく、「修正したら圏外から30位に復活した!」「一気に90位から35位まで上がった!」などの話を見聞きしますが、そのレベルの話をしても意味がありません。

設定した検索キーワードで21位以下であれば、テコ入れではなく全面刷新レベルのリライトが必要だと認識しましょう。

WEBページにテコ入れをした場合は、URL検査ツールを使って「インデックス登録をリクエスト」してください。

検索エンジンで10位以内を目指す理由

対象ページをリライトして、Googleにインデックス登録をリクエストしたら、またしばらく様子を見ます。

目安は人それぞれですが、わたしは1か月ほど経ったころの検索順位を見て、11-13位くらいでなら10位以内を目指してテコ入れをします。

1ページ目(10位以内)と2ページ目で表示回数に差が出る

まず、単純に10位以上と11位以下では、表示回数、クリック率に差が出ます。以下は、Internet Marketing Ninjasが2017年に発表した検索順位別のクリック率です。

Announcing: 2017 Google Search Click Through Rate Study

10位も11位もクリック率が変わらないように見えますが、これは大小さまざまな検索クエリ2万語を平均化しているためです。

検索表示回数が多い検索クエリは、検索結果の1ページ目に表示されているか、2ページ目に表示されているかで、検索表示回数とクリック率に大きな差が出る場合があります。

アナリティクス-8-10位と10-11位の違い01 アナリティクス-8-10位と10-11位の違い04

もちろん、このように検索表示回数に差が出ず、11位以下のクリック率が10位以上を上回ることもありますが、基本的には10位以上の方が良い結果がでます。

アナリティクス-8-10位と10-11位の違い02

検索エンジンで3位以内を目指す理由

もし対象ページの順位が4-6位くらいなら、3位以内を目指してテコ入れをします。先ほど同様、インデックス登録をリクエストして1か月ほど経ったころの検索順位を参考にします。

3位以内は目視率が100%になる

検索順位が4位と3位では、検索結果画面に表示される記事タイトルの「目視率(もくしりつ)」が大きく変わります。

Google検索結果-スマホ表示

たとえば、このスマホの画面を見て分かる通り、パッと表示される検索結果画面には3位までの記事タイトルしかありません。

つまり、ファーストビューで表示される結果が目視率100%ということです。検索順位が4位になると目視率は85%、5位は60%に低下します。

そのため、検索結果の3位以内であれば、検索ユーザーに対してファーストビューで「さあ、この3つのうちどれをクリックしますか?」と選択を迫ることができるわけです。

検索エンジンで1位以内を目指す理由

まぁなんだかんだ言っても、やっぱりベストは1位になることです。

先ほどの「Internet Marketing Ninjas」のグラフを見ても、1位と2位ではクリック率が倍くらい変わります。

以前行った、男女1000人を対象にしたアンケート結果でも、10%近くの人がタイトルやディスクリプション関係なく、一番上をクリックすると回答しています。

インターネット検索をする際に意識すること_Q2グラフ
選択肢 回答者数 比率(%)
タイトルで判断する 568 56.74%
詳細分で判断する 336 33.57%
一番上をクリックする 97 9.69%

もちろん、検索順位は1位が良いのですが、狙っているキーワードで2位、3位のものを1位に上げるのは至難の業です。

そのため、3位以内を目指すときにベストを尽くし、その結果で1位になることを考えた方が良いでしょう。

20位以内、10位以内、3位以内のテコ入れイメージ

WEBページを作るときに、最初から「○位以内に入らないと……。」と考える人がいますが、順位は徐々に上げていけば良いと思います。

意識する順位として、20位以内、10位以内、3位以内、1位という目標を据えて、改善に取り組むようにしましょう。

ちなみに、20位以内は、粗削りでそこそこ使える新人に育てるテコ入れです。ある程度数字が期待できるキーワードを使って、読者が読んで参考になる基本的な情報を揃えた柱を作るイメージです。

10位以内は、そこそこ使える新人をベテランに育てるテコ入れです。そこそこ使える新人は、記事の柱がしっかりしているため、新しい情報や独自の考察を付加して肉付けをするイメージです。

3位以内は、ベテランをスターに育てるテコ入れです。10位以内に入っている記事は、後ひと押しでスターになる素質を持っています。

そのため、検索クエリを分析して必要なキーワードをタイトルや見出しに加えたり、わかりやすい文章に直したり、SNSで拡散に力を入れて被リンク獲得を目指すなどして、ページの評価を底上げしてください。

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