記事は質が大事か量が大事か?
ブログやWEBサイトはコンテンツ(記事)の質が重視されるようになり、ドメインパワーを強化するために記事の量も重視されています。
そのため、ブログ記事は「質が大事か量が大事か」という話があります。ただ、そんなものは他のスポーツや勉強に照らし合わせればすぐわかります。議論する必要もありません。
結論は、「質を意識しながら量をこなすことが大事」です。
ただし、イメージ的には量が先行していて、質は追いついていません。量をこなしながら質を模索することで、徐々に質を上げていくのが理想です。

- 量をこなせば記事の質は勝手に上がるか
- 初めから質を重視した記事を書けるか
- 途中の達成感は無意味、とにかく結果出せ
それでは早速見ていきましょう。
量をこなせば記事の質は勝手に上がるか
量をこなせば、質は上がります。この部分は正しいと思います。ただし、質を意識しなければ、一段上のステージには行けません。
たとえば、サッカークラブに通い始めたばかりの小学1年生がいたとします。初めは、リフィティング、ドリブル、パスの基本練習をします。
記事の量をこなすというのは、リフィティングだけ、ドリブルだけ、パスだけ(壁当てなど)を一人で黙々と練習することに似ています。
たしかにリフィティングがうまくなると、ボールコントロールがうまくなるので、体育のサッカーではヒーローになれます。低学年のうちは、サッカーがうまい子ですが、それだけです。
これから毎日8時間リフィティングだけ練習しても、Jリーガーどころか、強豪校のレギュラーにさえなれません。もちろん、ドリブルだけ、パスだけも同じです。
大切なことは、リフィティング、ドリブル、パスなど1つ1つのスキル(質)を高めて、総合的なサッカーをできるというステージに立つことです。
本気でサッカーがうまくなりたいなら、チームプレイも理解しなければいけません。自分のスキルを活かす状況判断も必要ですし、相手や味方に合わせたポジショニングも重要です。ここでまたステージが上がります。
さらに、サッカー脳を鍛えるためには、さまざまなスキルを身に着けて試合に出る経験を積み、その状況に応じた判断力を養う必要があります。またステージが上がります。
とは言え、小学1年生に状況判断やポジショニングを覚えさせても意味はありません。なぜなら、ステージが違うからです。高度過ぎてできないんです。
そのため、リフィティング、ドリブル、パスなどを練習して、まずは総合的なサッカーをできるというステージに立たせてあげなければいけません。
初めから質を重視した記事を書けるか
ブログは量よりも質が重要だという人もいますが、初めから質を重視した記事を書くことはできません。
今は小学1年生でもマルセイユルーレットやエラシコをマネをしますが、試合で使うと大抵ボールを取られます。
その理由は、マネだけで抜くためのテクニックが身についていないから、またテクニックを使う効果的な場面を理解していないからです。
マルセイユルーレットを効果的に使うには、十分に練習をしたうえで、相手が一歩ボール側に突っ込んだときなど活用できる場面を理解していなければいけません。
小学1年生のサッカーは、コートが狭い上に、ボールに人がワラワラ集まってきます。そのため、1対1になる場面が多くありません。つまり、ルーレットやエラシコを使える環境じゃないんです。
ただ、そんな中でも飛び抜けて上手い子は、狭い中でもうまく抜いていきます。周りの親から見て「あの子は抜群にうまい。」と言われる子は、今のところ天才です。
つまり、「初めから量より質」と言う人は、天才なんです。量をこなす前に、肌感で記事の質がどういうものかわかり、それを記事に反映できる人です。
わたしたち凡人は、初めから質を重視した記事を書くことはできません。ただ、質が何かを意識して、考えながら書くことはできます。
途中の達成感は無意味、とにかく結果出せ
冒頭でグラフを見せましたが、あれはわたしがイメージする記事の質と記事の量の関係をあらわしたものです。

わたしは、昔からスポーツにしろ勉強にしろ、量をこなさなければ身に付かないタイプでした。つまり、不器用なんです。そのため、このグラフよりも、質と量のクロスが早い人はたくさんいると思います。
ただわたしは、量をこなせばある程度の気付きを得られ、気付きを意識して量をこなせば、一段上のステージが見えることを経験から知っています。
要は、惰性で作業するんじゃなく、頭使えってことです。
「圧倒的に量をこなしたけど、なんの意味もないゴミサイトができた。」
「初めから質重視の記事を書こうとしたけど、ネタがなくなった。」
どちらもあるあるだと思います。ただ、わたしたち凡人は、「○○すれば結果はついてくる。」と考えてはいけません。
結果を出すために、いろいろな情報を集め、集めた情報から自分の頭で必要なものを考え、必要なものを身につけるために量をこなすことを繰り返して、結果をつかみ取らなければいけません。
結果は人によって変わるとは思いますが、掲げた目標を達成する前に、途中経過で達成感なんて感じちゃいけません(たとえば100記事書くとか)。結果を出したら、ようやく達成感を得られるんです。
「途中の達成感は無意味、とにかく結果出せ。」