目次 ▼
PV数が増えない時は記事の書き方を見直す
ブログのPV数が増えないのは、明確な原因があります。原因を放置したまま、間違った記事の書き方を続けると、費やした時間は無駄になります。
記事の書き方と言っても、まず大切なことは「記事を書く考え方・心構え」です。
WEBライティングのテクニックだけ学んでも、「記事を書く考え方・心構え」をおろそかにすると、やはりブログのPV数は増えません。
ちなみに、他は見せられませんが、このブログの実績は以下の通り。1月-8月半ばまでのPV推移で、現在は週14万PV前後といったところ。

では、PV数が増えない間違った記事の書き方とは何でしょうか。また、PV数を増やすには、どのような考え方を持つべきなのでしょうか。
- ブログのPV数が増えない原因
- 記事を書く心構え・考え方
それでは早速見ていきましょう。
ブログのPV数が増えない原因
がんばって記事を書いて更新しているのにPV数が伸びない原因は、細かいテクニックを省くと次のことが考えられます。
- そもそも記事数や文字数が少ないから
- 検索回数が少ないキーワードを選んでいるから
- ページ単体の作り込みやSEOを軽視しているから
- オンライン・オフラインでアピールが少ないから
- 記事が面白くないから
そもそも記事数や文字数が少ないから
10-20記事書いただけでは、PV数は増えません。まれにバズって1日数万PVなど伸びる場合もありますが、そんな状態は続きません。
ブログのPV数を安定して伸ばすためには、物量(記事量)が必要です。記事量とは、単純に記事の本数だけではなく、1記事の文字数も含まれます。
10-20記事ではアナリティクスの分析もできません。せめて100記事以上書いてから、改めてPV数が増えない原因を考えてください。
1記事に必要な文字数はテーマにもよりますが、2000-3000文字はあった方が良いと思います。ある程度の文字数が必要な理由は、以下を参考にしてください。
検索回数が少ないキーワードを選んでいるから
検索回数が少ないキーワードを選ぶと、検索で上位表示されてもPV数は増えません。ただ、初めは検索回数が少ないロングテールキーワードで記事を書くことが定石です。
たとえ検索回数が少ないロングテールキーワードでも、関連記事を書いていくことで記事間の関連性が評価され、ミドルワード、ビッグワードの検索上位表示につながっていきます。
ロングテールキーワードは、2-3語以上の組み合わせで月間検索回数が1000未満を目安にします。たとえばこのようなキーワードのことです。
産後ダイエット 筋トレ(260)
更年期 ダイエット 筋トレ(110)
1日1食 筋トレ(260)
有酸素 筋トレ 順番(210)
アラフォー 筋トレ 女性(590)
おしり痩せ 筋トレ(480)
ページ単体の作り込みやSEOを軽視しているから
ブログなど多くのページを持つWEBサイトは、トータルのSEOが注目されがちですが、1ページの作り込み、1ページのSEOライティングの積み重ねが全体の質に反映されます。
そのため、100記事書いても内容が薄かったり、SEOライティングを軽視した文章であれば、順位が上がらないためPV数も増えません。
記事は質が大事か量が大事かということが話題になりますが、どちらも大事です。以前は圧倒的に量が大事でしたが、今はどちらも兼ね備えた記事でなければ伸びません。
もし、記事の質に自信が持てなければ、まずは量(記事数+文章量)にこだわって記事を書いてください。そのうえで、質を見直すためのリライトを行ってください。
オンライン・オフラインでアピールが少ないから
せっせと記事を書いていれば、そのうちPV数は増えますが、誰もができるだけ早く結果を出したいはず。そのために必要なことが、オンライン・オフラインでのアピールです。
どこかで誰かが目にするから、拡散され、被リンクが付き、記事の質が向上することで検索結果で上位表示されるようになります。
オンライン・オフラインでアピールする下地は、FacebookやTwitterなどのSNSでの拡散作業だったり、本業での名刺配りによって作るものです。
もう一度言いますが、”早く結果を出したい”なら、オンライン・オフライントータルの行動で結果を出すことを考えなければいけません。
記事が面白くないから
「そんな身も蓋もない……。」という話ではありません。自分が書いた記事を読み返して、本当に面白いと思える文章を書いているかが重要です。
見た人全員が面白いと思う記事を書く必要はありません。というか書けません。あなたが自分で面白いと思う記事を書けば、誰かにとっては必ず需要があります。
もしあなたが読んで面白いと思えない記事であれば、次の事柄に当てはまっていないか確認してください。
- どこかで見た文章をパクって書いた
- とりあえず1日1記事書くために惰性で書いた
- 興味がない内容だけどバズりそうだから書いた
- ユーザーニーズより商品などの宣伝のために書いた
- 根拠も理論もない自分の妄想や感情だけを書いた
もしこれらに当てはまっていれば、記事の質が上がらないどころか、ブログのコンセプトに合わないことでブログ自体の質を下げてしまいます。
記事を書く心構え・考え方
先程の内容を踏まえて、「記事を書き続ける」「質の高い記事を書く」ということを両立させるために、次の気持ちを持ってライティングに臨んでください。
- 日と時間を明確に決めて記事を書く
- ポイントを絞って1記事ずつ丁寧に仕上げる
- 読み返して自分で面白いと思える記事を公開する
- 面白いと思ったら、多くの人にアピールする
日と時間を明確に決めて記事を書く
「時間が空いたから記事を書こう。」「気持ちが乗らないから今日はやめておこう。」という考え方はやめましょう。
たとえ毎日ではなくても、土日は3記事書く、毎日9時から12時までに1記事書くなどのルールを決めて、記事を書いてください。
初めは時間内に記事を書ききれないかもしれませんし、やる気が出なくて筆が進まないかもしれません。ただ、決まった時間に決まったことをする習慣化が大切です。
習慣とは、日常の決まった行動のことです。習慣が日常の決まった行動と思えるのは、脳がその行動を長期記憶としてインプットしているからです。
行動が習慣化するにはおよそ3週間、決まった時間に決まった行動を続ける必要があります。とは言え、たった3週間です。
毎日でなければもう少し長い時間がかかりますが、記事を書くことが習慣化すれば、これまでよりもストレスなくスムーズに書けるようになります。
ポイントを絞って1記事ずつ丁寧に仕上げる
一度書いた文章は、「読みやすい文章か」「わかりやすい文章か」「SEOライティングができているか」というポイントに注目して、推敲、校正、校閲をしてください。
記事を公開することだけを意識していると、上記3点がおろそかになります。
SEOライティングは、細かい部分まで見る必要はなく、タイトル・見出しにキーワードを使っているか、文章にキーワードがバランスよく配置されているかを確認してください。
読み返して自分で面白いと思える記事を公開する
先程話した通りです。次に当てはまっていなければ、書いた記事を自分で面白いと思えるはずです。
- どこかで見た文章をパクって書いた
- とりあえず1日1記事書くために惰性で書いた
- 興味がない内容だけどバズりそうだから書いた
- ユーザーニーズより商品などの宣伝のために書いた
- 根拠も理論もない自分の妄想や感情だけを書いた
面白いと思ったら、多くの人にアピールする
書いた記事を面白いと思ったら、恥ずかしがらずにたくさんの人にアピールしましょう。
TwitterやFacebookなどにポストしたり、友達にメールで伝えても良いと思います。組織であれば、社内用のコミュニケーションツールで紹介しても良いですね。
年単位で続ければPV数は必ず伸びる
ブログのPV数が伸びない原因とその解決方法について話しましたが、簡単に言うと
「日々のやることを決めてコツコツ取り組む、1記事の文章やSEOをおろそかにしない、書いた記事が面白いと思ったらアピールする」
とたった60文字にまとめられます。これを守るだけで、PV数は伸びていくはずです。
仮に数か月運用して結果が出なくても、焦らないでください。良質な記事を積み重ねるほど、PV数の伸びは緩やかでも上昇カーブを描きます。
もしこの「基本的な記事を書く心構え」を持っていなかった人は、今後意識して取り組んでみてください。
あ、1つ言うのを忘れていました。もしあなたがその分野の専門家ではない場合、または専門家でも立場を明らかにできない人の場合、YMYL(Your Money or Your Life」)分野に手を出すのはやめておいた方が良いと思います。