ビッグワード・ミドルワード・スモールワードを使ったサイトの作り方

ビッグワード・ミドルワード・スモールワードとは

ページにはキーワード設定が必要

WEBマスターであれば、「ビッグワード」「ミドルワード」「スモールワード」という言葉を聞いたことがあると思います。

これらは、検索キーワードを検索回数(検索ボリューム)などで分類したものです。

WEBサイトを作るときは、まずWEBサイトのテーマを決め、それに伴ったキーワードとターゲットを決めなければいけません。

さらに、WEBサイトを構成するコンテンツ(ページ)を作るときも、同じようにページのテーマを決め、それに伴ったキーワードとターゲットを決める必要があります。

キーワード設定で大切なことは、ビッグワード、ミドルワード、スモールワードを意識することです。この意識をせずにキーワードを設定しても検索流入は見込めませんし、コンバージョンなどのKPIも達成できません。

今回のテーマ
今回は、WEBサイトのキーワード設定についてまだよくわからない人のために、次の内容をお話します。

  • ビッグワード、ミドルワード、スモールワードの定義
  • ビッグワード、ミドルワード、スモールワードの設定方法
  • ビッグワード、ミドルワード、スモールワードを用いたサイトの作り方

それでは早速見ていきましょう。

ビッグワード・ミドルワード・スモールワードの定義

ビッグワード、ミドルワード、スモールワードには、明確な定義はありません。

一般的には検索ボリュームで分類しますが、1語検索、2語検索、3語検索などの組み合わせ数も踏まえて分類する必要があります。

なお、以下の月間検索ボリュームは、キーワードプランナーの数値を用いたものです。

ビッグワードとは

ビッグワードとは、月間検索ボリュームの目安が10000以上のキーワード、または月間検索ボリュームが多く、ある分野の総称となる単体キーワードのことです。

たとえば、「ラーメン(検索ボリュームは3,350,000)」「ダイエット(450,000)」「スマホ(368,000)」「エアコン(201,000)」などがビッグワードに該当します。

ミドルワードとは

ミドルワードとは、月間検索ボリュームの目安が1000以上10000未満のキーワード、またはある分野の総称となる単体キーワードと組み合わせて、2語以上で検索に使われるキーワードのことです。

たとえば、「ラーメン 種類(2,400)」「ラーメン 新宿(8,100)」「ダイエット モニター(3,600)」「ダイエット 漢方(4,400)」「スマホ 料金(5,400)」「エアコン 選び方(4,400)」などがミドルワードに該当します。

スモールワードとは

スモールワードとは、月間検索ボリュームの目安が1000未満を目安としたキーワード、またはある分野の総称となる単体キーワードと組み合わせて、2語以上(3語以上)で検索に使われるキーワードのことです。

組み合わせるキーワードの数が増えるごとに、月間検索ボリュームは少なくなります。

たとえば、「ラーメン お取り寄せ(480)」「ダイエット モニター ジム(110)」「ダイエット サプリ 通販(110)」「スマホ 選び方(720)」「ドコモ スマホ 人気(720)」「ダイキン エアコン おすすめ(320)」などがスモールワードに該当します。

ビッグワード・ミドルワード・スモールワードの特徴

ビッグワードの特徴

ビッグワードは、月間検索ボリュームが大きいため、検索結果で上位表示されると多くの検索流入が期待できます。

たとえば、検索ボリューム45万以上の「ダイエット」で1位になると、そのキーワードだけで9万以上の検索流入が見込めることになります。

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ただし、「ダイエット」などビッグワード単体では、ダイエットをしたいのか、ダイエット方法に興味があるのかなど、ユーザーの検索意図がわかりません。

そのため、たとえ検索流入が増えてもページの滞在時間が短くなったり、コンバージョン率が低くなる恐れがあります。

ミドルワードの特徴

ミドルワードは、ある程度の月間検索ボリュームを持つキーワードのため、検索結果で上位表示されれば一定以上の検索流入の増加が期待できます。

また、2語以上を組み合わせるため、「トランザクショナルクエリ」「ナビゲーショナルクエリ」「インフォメーショナルクエリ」の判別が容易にでき、ユーザーニーズに合わせたページ改修がしやすくなります。

WEBサイトの中で重要な役割を持つページは、ミドルワードを設定し、積極的に上位表示を狙いましょう。

スモールワードの特徴

スモールワードは、月間検索ボリュームが少ないキーワードのため、検索結果で上位表示を前提としたページづくりをしなければいけません。

ビッグワードやミドルワードよりもユーザーニーズが絞り込まれるため、ページのテーマやターゲットがわかりやすくなりますが、確実に上位表示させなければほとんど見られないページになってしまいます。

スモールワード中心でコンテンツを作る理由

冒頭で話した通り、キーワード設定で重要なことは、ビッグワード・ミドルワード・スモールワードの違いを明確に認識することです。

よく、ページにはビッグワードではなく、ミドルワード、スモールワードを設定すべきという話を聞きますが、これには理由があります。

ビッグワードは上位表示が難しい

ビッグワードで検索結果の上位に表示されれば、多くの検索流入が見込めますが、それがどれだけ難しいことか想像できますか。

検索結果-ダイエット 検索結果-ダイエット-サプリ-通販

たとえば、「ダイエット」と「ダイエット サプリ 通販」を比較すると、検索結果の表示件数には24倍の差があります。上位表示されるためには、それだけ競合に勝つ労力が必要だと認識しましょう。

広告が多くファーストビューに入らない

ビッグワードは検索の競合が多いだけでなく、広告出稿数も多いため、上位表示されてもファーストビューになかなか入れません。

たとえば、「ダイエット」をスマホで検索すると、検索結果1ページ目に広告が8つも入っていました。これではクリック率も減ってしまいます。

検索結果-ファーストビュー-ダイエット

ビッグワードはコンバージョンが低い

もしビッグワードで検索結果の上位に表示されたとしても、ユーザーニーズと合っていなければコンバージョン率が低くなったり、滞在時間が短くなる恐れがあります。

たとえば、「ダイエット」だけではユーザーの検索意図がわかりませんが、「ダイエット モニター」なら、ダイエットモニターの応募を探していると考えられます。

また、「ダイエット モニター ジム」であれば、ジムのダイエットモニターに応募したい人が検索すると予想できます。

つまり、本来は複数語で絞り込まなければ、ユーザーの検索意図がわからないのです。そのため、ビッグワードで上位表示できても、コンバージョン率が低くなる理由が理解できると思います。

SEOでキーワードを使う順番

ビッグワード、ミドルワード、スモールワードの特徴を理解すると、まずはビッグワードやミドルワードよりも、スモールワードを重視する方が良いとわかりますね。

ただし、ビッグワードを狙うことがダメなわけではありません。最終的にはビッグワードでも流入してもらい、ユーザーの検索意図が違っても、ニーズを満たせるようにうまく導線を貼っておけば良いのです。

では、ビッグワード、ミドルワード、スモールワードを意識して、どのようにWEBサイトを作れば良いのでしょうか。

最初にスモールワードを狙う

まず意識するのはスモールワードです。WEBサイトのテーマに沿ったキーワードを抽出し、ビッグワード、ミドルワード、スモールワードに分けたら、スモールワードを使ってコンテンツを作ります。

たとえば、ダイエットがテーマのWEBサイトなら、「ダイエット モニター ジム」「ダイエット モニター サプリ」「ダイエット モニター アルバイト」などです。

スモールワードをまとめたミドルワードページを作る

スモールワードを使ったページが充実したら、それをまとめるために「ダイエット モニター」をキーワードにした扉ページを作ります。

たとえば、「ダイエットモニターとは?種類や報告内容、報酬などのまとめ」などのタイトルを付けて、「ダイエット モニター」というミドルワードを狙います。

WEBサイト全体でビッグワードを狙う

基本的には、ビッグワードを設定したページは作りません。ダイエットがテーマのWEBサイトなので、ミドルワードの集合体で「ダイエット」というビッグワードを狙うことになります。

何となく、ビッグワード、ミドルワード、スモールワードを使ったWEBサイトの作り方、SEOの取り組み方がわかりましたね。

次回は、もう少し深堀りしたロングテールSEOについてお話したいと思います。