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WEBサイトは名前が重要!
WEBマスターにとって大切なことは、自分が運営するWEBサイトに愛着を持つことです。
WEBサイトが成長すると愛着はわきますが、そこまでスケールするには、地道に記事を増やしたり、ブランディングをしたりなどモチベーションを維持しなければいけません。
もしモチベーションが心配な人は、サイト名やドメイン名にこだわってみてください。
サイト名やドメイン名は、WEBサイトが育てばブランドになります。名前は、後の実績になるためとても大切です。
- サイト名のつけ方と注意点
- ドメインの決め方と注意点
- サイト名はSEOに効果がある
それでは早速見ていきましょう。
サイト名のつけ方と注意点
自分が覚えやすいサイト名にすること
サイト名は造語でも、既存にある言葉でも構いませんが、何となくかっこいいから、かわいいからという理由で、英語やフランス語でサイト名を付ける人がいます。
サイト名は、自分が覚えられるわかりやすい名前にしてください。自分が覚えにくい名前を他人が覚えられるわけがありません。
他人が読み書きしやすいこと
WEBサイトを作ったら、サイト名をどんどん露出していきます。そこで、他人がサイト名を見たときに読めなかったり、SNSなどで言及しようと思ったときに書けないことは問題です。
とくに、アルファベットを使う場合は、簡単な英語やローマ字読みできる名前にしましょう。
他のサイトと誤解されにくいこと
もしこのWEBサイトの名前が、「SEO HACKER」「SEOラボラトリー」「海外情報SEOブログ」「SEO Japan+」だとしたら、どう思うでしょうか(業界外の人は知らないかもですが……)。
100%比較され……るだけならまだしも、非難対象になるのは間違いありません。
商標などとかぶっていないこと
キャッチーで短いサイト名を付けると、すでに商標登録されている場合があります。
後から揉めると大変なので、思いついたサイト名は検索して、かぶっていないか確認してください。
商品・サービス・コンセプトがわかりやすいこと
ユーザーは目的があってサイトに訪れるため、扱っている商品やサービス、またはコンセプトが想像できるサイト名にしましょう。
サイト名だけでコンセプトをあらわすことが難しければ、サブタイトルを使ってください。このサイトは、「わかること!」がサイト名、「マーケティング支援ブログ」がサブタイトルです。
省略できたり、愛称をつけやすいこと
もし長いサイト名にする場合は、サイト名を省略した愛称を考えておきましょう。
当初このサイトは「数字からわかることブログ!」という名前でしたが、途中から「わかること!」に変更しました。
ちなみに、「日本カプセルコンピュータ株式会社」「大学翻訳センター」は、略称が企業名になりましたが、どこかわかりますか。正解は、カプコンとDHCです。
サイト名にちなんだドメインが取得できること
先に決定するのはドメインかサイト名かと言われたら、サイト名が先です。
ただし、ドメインはサイト名にちなんだ方が良いため、サイト名の候補を挙げた段階で、ドメインが取得できるか確認してください。
もし取得したいドメインが中古ドメインの場合は、「Wayback Machine」や「SimilarWeb」で以前のWEBサイトを確認しましょう。
ドメインの決め方と注意点
WEBサイトを運用する場合は、サイト名だけでなくドメイン名も考慮して決めます。ドメインを決める場合は、以下の点に注意しましょう。
覚えやすいトップレベルドメインを選ぶ
トップレベルドメイン(TLD)は何でも良いのですが、メジャーなドメインは覚えてもらいやすいです。また、gTLDはそれぞれ意味が違うため、考慮しても良いです(メリットがあるわけではない)。
.net(network)……ネットワークサービスのドメイン
.org(organization)……非営利団体のドメイン
.biz(business)……ビジネスのドメイン
.info(information)……情報のドメイン
.jp(japan)……日本国内のドメイン
.co.jp(commercial japan)……日本国内の商用ドメイン
トップレベルドメインの種類が、SEOに影響を与えることはありません。
Q: 新しい gTLD は検索に影響しますか?Google は、新しい TLD が有利になるようアルゴリズムを変更しているのですか?検索において、新しい TLD はどの程度重視されるのですか?
A: 基本的に、新しい gTLD も他の gTLD(.com、.org など)と同じように処理されます。検索において、特定の TLD のキーワードが有利に働くことも不利に働くこともありません。
Google ウェブマスター向け公式ブログ: 新しいトップレベル ドメイン(gTLD)に対する Google での取り扱いについて
ドメイン名にはキーワードを入れた方が良い
このサイトのドメインは「wakarukoto.com」ですが、もっとSEO情報を充実させるなら「wakaru-seo.com」の方が、Googleに正しい情報が伝わります。
つまり、ドメイン名にキーワードを入れた方SEOの効果が期待できるということです。
A ranking bonus is attributed when a keyword or phrase exists within a domain name. The weight given seems to be less significant than when the domain name exactly matches that of a particular SEO query, but more significant than when a keyword appears later in the URL.
Google Ranking Factors: 273 Facts & Myths (2019) | Northcutt
EP1661018A2 – Internet domain keyword optimization – Google Patents
長すぎるドメインにしない
ドメインにキーワードを入れた方が良いと言っても、「seo-sem-sxo-searchengine-marketing-blog.com」などは長すぎます。
ドメインは短いほど覚えてもらいやすいため、サイト名に合わせたドメインで、なるべく短く、キーワードが入ったものを選んでください。
サイト名とSEOの関係
上記通り、サイト名を決めるには何点か考慮しなければいけませんが、もっとも大切なことは名前を覚えてもらうことです。そして、覚えてもらったサイト名をSNSなどで露出してもらうことです。
Googleは、E-A-T(専門性、権威性、信頼性)に力を入れています。WEBサイトの信頼性を高めるには、ある程度の認知度が必要です。
サイト名をWEBサイトやSNSで露出してもらうことを「サイテーション」と言い、積み上げることでサイトの評価が高まります。
優れたサイト名には、大きなマーケティング効果が期待できます。そのため、適当な名前をつけるのはもったいないことです。
もちろん、サイト名はずっと同じでなければいけないわけではありません。サイト名を変えることがブランディングになったり、マーケティングにつながることもあります。
とは言え、認知度が低い段階でサイト名を変更しても意味がありません。サイト名は、あらゆる要素をよく考えて愛着が持てるものにしましょう。