結局ランクブレインとは何?どうすれば検索上位表示できる?

ランクブレイン

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SEOで重要な3つの要素

Googleがコンテンツの順位付けを行う検索アルゴリズムは、数百(200-300程度)あると言われています。

現時点(2019年4月現在)では、273項目の検索アルゴリズムが予測されていますが、その信憑性は項目ごとに異なります。

Google Ranking Factors: 273 Facts & Myths (2019) | Northcutt

このようにたくさんあるGoogleの検索アルゴリズムの中でも、とくに重要な要素としてよく挙がるのは、「コンテンツの質」「被リンク(数と質)」「ランクブレイン」の3つです。

SEOで重要な要素
1.コンテンツの質
2.被リンク(数と質)
3.ランクブレイン

もしかしたら、「ランクブレイン(RankBrain)」を初めて知ったという人、ランクブレインという言葉は知っていても、意味はわからないという人がいるかもしれません。

ランクブレインを知ることは、必ず検索上位表示につながります。数百ある検索アルゴリズムのトップ3に入るランクブレインが重要でないわけがありません。

そこで今回は、ランクブレインとはどのような概念なのか、ランクブレインをSEOに取り入れるにはどうすれば良いのかについてお話したいと思います。

ランクブレイン(RankBrain)とは?

ランクブレインとは、検索キーワード(検索クエリ)とコンテンツ(WEBページ)に書かれた内容の関連性を判断するために、AI技術を活用したGoogleの検索アルゴリズムのことです。

ランクブレイン導入による変化

2015年に、Google検索エンジンにランクブレインが導入されたことによって、検索結果に以下の変化が起こりました。

ランクブレイン導入による変化
・曖昧な検索クエリでも、ユーザーの検索の意図を推測できるようになった
・誰も検索したことがない検索クエリから検索の意図を推測できるようになった

Google Turning Its Lucrative Web Search Over to AI Machines – Bloomberg

ランクブレインによる検索の変化と役割

ランクブレインは、導入前と導入後で検索アルゴリズムを大きく変えるものです。前述した以下の内容をもう少し詳しく見てみます。

ランクブレイン導入による変化
・曖昧な検索クエリでも、ユーザーの検索の意図を推測できるようになった
・誰も検索したことがない検索クエリから検索の意図を推測できるようになった

曖昧な検索クエリでも、ユーザーの検索の意図を推測できるようになった

たとえば、「勉強 良い点」で検索したとします。ランクブレイン導入前の検索であれば、文字通り「勉強」と「良い点」という文字列を含む検索結果を返していました。

ところが、ランクブレイン導入後は、以下の検索結果を返しています。このクエリの例は、かなりランクブレインの解釈が効いています。

特徴1.「勉強」「良い点数」と捉えて、勉強方法を結果として返している
特徴2.「勉強」「メリット」と捉えて、勉強をするメリットを返している
特徴3.「勉強」と「良い点」が入った単純な検索結果は1つもない

つまり、Googleは、「勉強」と「良い点」という言葉が入った検索結果よりも、ユーザーは「勉強方法を知りたい」「勉強するメリットを知りたい」と考えていると理解して、この検索結果を返しているわけです。

誰も検索したことがない検索クエリから検索の意図を推測できるようになった

Googleは、年間兆単位の検索が行われています。そして、そのうちの15%は、初めて入力される検索クエリや検索クエリの組み合わせだそうです。仮に1兆回の検索が行われているとしたら、最低で1500億もの新しいクエリが発生していることになります。

Our latest quality improvements for Search

と言っても、上記のように、つづりの間違いや省略された語句、誤変換、用法が間違った言葉などが多いそうです。

Googleは、そのような初めて検索される検索クエリから、似た検索クエリの傾向を導き出して、ユーザーが求めている検索結果を予測して返答しています。

ランクブレイン対策で上位表示する方法

さて、ランクブレインが検索クエリとコンテンツの関連性を重視する検索アルゴリズムだということはわかりましたが、実際にSEOに活かすためにどのような対策を取れば良いのでしょうか。

ランクブレインの評価を高めるために意識すべきポイントは3つあります。

ターゲット、コンセプト、キーワードを決める

たとえば、サイトの目的が高校1-2年生に向けた予備校の入学案内だとして、コンテンツのコンセプトが「なぜ今勉強をしなければいけないのか。勉強によって人生で得られるメリットは何か。」だとします。

ターゲット:高校1-2年生
コンセプト:勉強によって得られる人生のメリット

とても簡単ですが、まず最初に上記のようにターゲットとコンセプトを定義します。

すると、コンテンツに対するキーワードが「勉強 メリット」「勉強 人生 メリット」「高校生 勉強 メリット」「勉強 する意味」「勉強 良い点」「勉強するメリット」のように決まってきます。

キーワードが決まると、「高校生が今勉強をする意味は?人生で確実に得られるメリット」のようにある程度のタイトルが決まります。タイトルは仮置きで、コンテンツを作ってから変えても構いません。

コンテンツを作る場合は、このように「ターゲット」「コンセプト」「キーワード」を初めに決めると、キーワードとコンテンツにズレが生じにくくなります。

キーワードで検索してみる

コンテンツを上位表示させたいキーワードで実際に検索して、上位にどのようなコンテンツが表示されるか見てみましょう。

そうすると、先程のように「勉強 良い点」であれば、ランクブレインによって検索結果に複数の捉え方があり、意図していないコンテンツも上位表示されることがわかります。

また、上位表示されているコンテンツが、どのようにキーワードと関連性がある内容なのかも知ることができます。

これらを分析して、実際に上位表示されるために必要な要素を洗い出して、自身のコンテンツに反映することが大切です。

ユーザー目線でコンテンツを確認する

ユーザーがどのような意図で検索をしているのかを予測しながら、作成したコンテンツの内容をもう1度確認してください。

ユーザーが何を目的としてキーワードを入力したのかを予測し、自身のコンテンツの内容がユーザーの求めているものなのかをチェックして、納得がいけば、ランクブレイン対策で上位表示するためのファーストステップは完了です。

ユーザーファーストなコンテンツを作ること

コンテンツを検索結果の上位に表示させるためには、まず良質なコンテンツを作る必要があります。良質なコンテンツができあがれば被リンクを獲得しやすくなり、さらなる上位表示が実現します。

Googleが定める「良質なコンテンツ」とは、ユーザーに有益な情報が書いてあるWEBサイトやページのことです。

では、ユーザーにとって良質なコンテンツを作るために必要なことはなんでしょうか。それは、ユーザーにマッチしたコンテンツを提供することです。

いくら良質なコンテンツを作っても、それを見たユーザーが「求めているものとは違う。」と感じれば、ユーザーからの評価を得ることができません。

ユーザーにマッチするとは、ユーザーが入力した検索キーワードにマッチするということです。それが「ランクブレイン」によって、検索上位表示を実現するための本質です。

ランクブレインをこのように理解することができれば、やはりGoogleで検索上位表示されるためには、「ユーザーファースト」を追求していくことがもっとも重要で、もっとも手っ取り早い考え方だという結論にたどり着きます。

そのため、現在でもSEO(検索エンジン最適化)という言葉がよく使われていますが、早めにSXO(検索体験最適化)という言葉に認識を改めて、普段からユーザーファーストを意識する環境を作った方が良いかもしれませんね。