内部リンクの役割や効果は?内部リンクの貼り方と貼る場所

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意外と行われない内部リンクの最適化

近年のSEOと言えば、質の高いコンテンツ、外部リンク、ランクブレイン(AIによる関連性)の3つが語られがちです。

当たり前ですが、SEOには最適解はありません。作ったコンテンツが検索エンジンで上位に表示されるためには、作りっぱなしでその後は何も手を入れないというコンテンツ群にしてはいけません。

つまり、ある程度の改修が必要になるのですが、その際に「内部リンク」に焦点を当てている人はどれくらいいるでしょうか。

コンテンツそのものだけでなく内部リンクを最適化することは、ときに外部リンクを獲得することよりも重要でメリットを得られる場合があります。

では、コンテンツにおける内部リンクの役割とはどのようなことでしょうか。また、内部リンクを設置することでどのようなメリットがあるのでしょうか。

今回は、内部リンクの役割とメリットについてお話したいと思います。

内部リンクと外部リンクの違い

まず、簡単に内部リンクと外部リンクの違いについて説明をしておきます。

内部リンクとは

内部リンクとは、同一ドメインの別のページへのリンクのことです。

たとえば、このサイトで言うと「https://wakarukoto.com/○○○○」というリンクをコンテンツ内に貼ることを内部リンクといいます。

外部リンクとは

一方、外部リンクとは、違うドメイン内にあるページへのリンクのことです。被リンクとも言います。

外部リンクは、自分のサイト以外のサイトへ貼られたリンク、もしくは自分のサイト以外のサイトから自分のサイトへ貼られたリンクを意味します。

Googleに対する内部リンクの役割

クローラーを巡回しやすくする役割

Googleは2015-2016年に行ったパンダアップデートとペンギンアップデートによって、よりリアルタイムにコンテンツと被リンクを順位付けに反映できるアルゴリズムアップデートを行いました。

たとえ対象となるコンテンツをしばらく更新していなくても、外部リンクの増減があったり、既存の外部リンクの先の評価が上下することで、そのコンテンツも常に影響を受けています。

それらを素早く反映させるためにも、クローラーが巡回しやすいように内部リンクを配置することはとても重要です。

重要なコンテンツを伝える役割

一般的に、外部リンク(被リンク)が集まっているコンテンツは評価が高くなりますが、この仕組みは内部リンクも同様です。

とは言え、不必要にすべてのコンテンツに内部リンクを貼りまくってはいけません。

同一サイト内でも関連性が高いコンテンツ・低いコンテンツがあるため、適切なアンカーテキストで内部リンクを貼ることで、コンテンツの関連性をGoogleに伝えるようにしましょう。

適切なサイトの構造を伝える役割

Googleはトップページやカテゴリとして紐付いたサブページなど、サイト構造を理解することで、クローリングの優先順位を決定します。

そのため、カテゴリに沿った内部リンクを貼って、サイトの構造をわかりやすくしましょう。

内部リンクによるユーザーのメリット

本来、内部リンクを貼るのは、SEOのためではありません。内部リンクを貼ることで、ユーザーの利便性が向上することを第一に考えなければいけません。

コンテンツが見やすくなる

WEBサイトの運営者は、ユーザーにコンテンツを読んでもらい、購買など何らかのアクションをしてもらうことを目的としています。

そのため、サイト内の別コンテンツに書かれていることまで1つのコンテンツに含めて書くと、内容が膨大になってしまい、目的の達成が困難になってしまいます。

補足事項や関連事項を内部リンクで補完することで、コンテンツの可読性を高めるメリットがあります。

サイトのどこにいるかわかりやすくなる

数百ページ以上あるWEBサイトを見ていると、サイトの全貌がわかりづらく、自分が今見ているものがメインなのかサブなのかがわからなくなることがあります。

カテゴリやパンくずなどを内部リンクとして設置しておくことで、ユーザーにサイトの全貌をわかりやすくできれば、ユーザーはWEBサイトの移動が容易になります。

内部リンクによる運営者のメリット

ユーザーの利便性を考えて内部リンクを貼ることで、運営者が得られるメリットがあります。

サイト内の回遊率が高まる

コンテンツ中に貼る内部リンクは、その部分の補足事項や関連事項として貼られます。

ユーザーは、コンテンツ読みながら疑問に感じたこと、もっと知りたいと思ったことを補完するために内部リンクをクリックするので、サイトの回遊率が高まります。

また、サイトの回遊率が高まれば、それだけサイトの満足度、信頼度が高まり、サイトの再訪を促すきっかけになります。

見て欲しいコンテンツに誘導できる

そのサイトの目的が、ある商材を購買してもらうことだとすると、ユーザーには購買ページ、またはセールスライティングを施したページへの内部リンクを踏ませる必要があります。

WEBサイトの作りにもよりますが、たとえばすべてのコンテンツの最後に必ず目的への誘導(内部リンク)を設置しておくことで、ユーザーに見て欲しいコンテンツへの誘導が容易になります。

基本的な内部リンクの貼り方と貼る場所

内部リンクを貼る場所は、コンテンツの途中で内容を補完するための内部リンク、コンテンツの最後で目的に誘導するための内部リンク、そしてユーザーがサイト内の位置を把握するための内部リンクの3つです。

ただし、場合によって役割が入れ替わることもあります。

内部リンクの種類
・内容を補完するための内部リンク
・目的に誘導するための内部リンク
・位置を把握するための内部リンク

位置を把握するための内部リンク

WordPressなどのCMSを使えば、「カテゴリリンク」と「パンくずリスト」は簡単に設定できますが、それ以外の方法でWEBサイトを構築した場合でも、カテゴリリンクとパンくずリストは必ず設置しましょう。

カテゴリリンクとは

カテゴリリンクとは、各カテゴリに所属するコンテンツを一覧表示するための内部リンクのことです。ユーザーが見ているカテゴリを把握し、関連したコンテンツを見つけやすくするために用います。

コンテンツ数は各カテゴリの価値を高めそれを上位層に伝える

パンくずリストとは

パンくずリストとは、上位階層からカテゴリ毎に表示して現在位置をわかりやすくするために設置する内部リンクのことです。

ユーザが階層構造を判断でき、現在位置がわかりやすくなるだけでなく、クローラーにもサイト内の構造を伝える役割があります。

パンくずリストとカテゴリリンク

内容を補完するための内部リンク

同一サイト内の別コンテンツの引用や参考をした場合は、内部リンクを設置しましょう。

コンテンツ内リンク

設置の仕方は、基本的には外部リンクの考え方と変わりませんが、どの程度の関連性で内部リンクを設置すればよいかは、また別途お話します。

目的に誘導するための内部リンク

ユーザーを目的に誘導するための内部リンクは、必ずコンテンツの最後に設置します。

前述した通り、目的とはサイト全体の目的です。購買ページ、セールスライティングを施したページ、商品紹介ページなど、内容に即したものを設置してください。

ユーザーがコンテンツに満足した場合、コンテンツの最後に設置した内部リンクをクリックする確率が高まります。

内部リンク最適化はとても面倒な行為

さて、内部リンクの最適化が大切だとわかったら、次はどのような基準、ルールで設置すれば良いかですが、ここはなかなか面倒です。

たとえば、大量のコンテンツを抱えたWEBサイトであれば、新しいコンテンツができる度に、そのコンテンツがどのコンテンツに紐づくかを考えて、内部リンクを貼ったり、過去のコンテンツの内部リンクの貼り直しが発生します。

最初から作成するコンテンツが設計されていれば、内部リンクを管理することも可能ですが、多くのWEBサイトは日々増えていくコンテンツの見直しに追われるか、諦めて内部リンク最適化をしないかに分かれるのだと思います。

ただ、前述した通り、内部リンク最適化はGoogleに対しても、ユーザーに対しても必要な行為ですし、運営者にとっても見返りがある行為です。

そこで次回は、内部リンクをどのような基準で貼れば良いのか、ルールの作り方と管理の仕方についてお話します。