コピーコンテンツ・ミラーサイト対策と著作権侵害の削除依頼方法

外部のコピー・ミラーサイトを見つける方法

著作権違反のパクリサイトを見つけたら

もし、外部のサイトにあなたのサイトのパクリサイト、パクリページを見つけたらどうしますか。

たとえば、あるキーワードであなたのWEBサイトが1位のときにパクリサイトが10位だったら、もしくはその反対の順位だったら、あなたの対応は変わるでしょうか。

自サイトの重複コンテンツなら、自分で「1.ページの改善>2.ページの統一>3.noindex処理>4.ページの削除」という優先順位で改善すれば良いのですが、外部サイトで明らかに悪意がある重複を見つけた場合は、毅然とした対応が必要です。

では、外部の悪意があるコピーコンテンツ、ミラーサイトにはどのように対応すれば良いのでしょうか。

今回のテーマ
今回は、コピーコンテンツへの対策や著作権侵害の削除依頼をしたい人のために、次の内容をお話します。

  • なぜコピーコンテンツに対応しなければいけないのか
  • Googleはコピーコンテンツとオリジナルをどうやって判断しているのか
  • コピーコンテンツを発見したときの対策
  • Googleにインデックス削除を依頼する方法

それでは早速見ていきましょう。

外部のコピーコンテンツ・ミラーサイトを見つける必要がある理由

外部のコピーコンテンツやミラーサイトは積極的に見つけて、WEBマスターとして適切な対応をしなければいけない理由があります。

検索結果に悪い影響を与える可能性があるから

Googleは、重複コンテンツに対してペナルティを課す説明をしています。

Google でのランキングの操作やユーザーへの偽装を意図した重複コンテンツが表示される可能性が認識された場合も、Google では関係するサイトのインデックス登録とランキングに対して適切な調整を行います。その場合、該当するサイトはランキングが低下するか、Google インデックスから完全に削除されて検索結果に表示されなくなる可能性があります

重複するコンテンツ – Search Console ヘルプ

ただし、自分が他サイトをコピーして重複コンテンツを作ったのではなくても、外部にコピーコンテンツがあると、Googleの判断でランキング低下やインデックス削除のペナルティ対象になる可能性があります。

理不尽に感じるかもしれませんが、Googleが明確にオリジナルを判断できない場合は、その可能性があるということです。

著作権侵害として訴えられる可能性があるから

仮に偶然似てしまっただけだとしても、相手側が著作権侵害としてGoogleに訴える可能性があります。

もし、Googleが侵害を訴えた相手側の主張をみとめた場合は、インデックスから削除されてしまいます(著作権侵害に対して反論することも可能です)。

重複コンテンツのオリジナルを判断する基準

もし、他サイトにミラーサイト、重複コンテンツ、または似た内容のコンテンツがあった場合に、Googleはどちらかをオリジナルコンテンツだと判断する可能性があります。

ではGoogleは、どのような基準で重複する一方をオリジナルコンテンツだと判断するのでしょうか。以下、Matt Cutts(マット・カッツ)氏の回答が紹介されていました。

Googleはどうやってオリジナル記事とコピー記事を判別するのか | 海外SEO情報ブログ

インデックスされた日時

Googleでは、それぞれのページがインデックスされた日時によって、オリジナルコンテンツがどちらかを判断する場合があります。

ページランク(Googleの評価)

重複コンテンツがあった場合、WEBサイト全体の評価を見て優劣が明らかに判断できれば、優れているコンテンツをオリジナルコンテンツだと判断する可能性があります。

link要素のauthor

WEBサイトのページheaderにlink要素の「rel=”author”」があることで、オリジナルコンテンツの判断をする場合があります。

authorは、以下のように個人のSNSアカウントや個人サイトのURLを記述します。

<link rel="author" href="https://twitter.com/saiganakato" />

authorが参考にされるためには、ある程度の知名度や経歴が必要になりますが、判断材料の一つになる可能性があります。

WEBサイトの運用歴

WEBサイトの運用歴を判断する材料は、ドメインの運用歴です。ドメインの運用歴は、直接的にSEOとは関係がないとされていましたが、サイトの権威性を高める要素の1つとして重視されることが増えました。

そのため、WEBサイトの運用歴もオリジナルコンテンツを判断する材料の一つだと考えられます。

コピーコンテンツを発見したときの対策

Googleのオリジナルの判断基準はわかりましたが、正しく判断してくれるとは限りません。自分がオリジナルでも、コピーされたコンテンツの検索順位が上だと納得できませんよね。

お天道様が判断してくれるわけではないので、もし外部にコピーコンテンツやミラーサイトを発見した場合は、自ら積極的に対策を打たなければいけません。

コピーの箇所や日時などを記録する

まず基本は、コピーコンテンツのスクリーンショットを撮って手元に残すことです。公開日時や更新日時があれば、それを含めてスクリーンショットを取りましょう。

ただし、公開・更新日時は変更できるため、見た目はごまかしている可能性はあります。

電話で直接連絡する

もし、そのサイトの管理人がわかっていて電話番号が書いてある場合は、直接電話をしてはなしをしましょう。

これは以外とやらない人が多いのですが、わたしはこれまでに4-5回電話をしています。もちろん、喧嘩を売るような言い方はしません。

「わたくし、○○というサイトを管理している○○と申しますが(中略)というわけで、この部分を修正していただくか、こちらに向けて参考リンクを貼っていただけないでしょうか。」

相手がまっとうな企業であれば、その日だけで片付きます。

メールで連絡する

メールでも相手に伝えることは同様です。ただ、スクリーンショットを証拠として添付して送るとはなしが早くなります。

著作権侵害の報告をする

電話番号やメールで連絡ができない場合、またははなしても埒が明かない場合は、Googleのフォームから著作権侵害の報告をしましょう。報告をして、Googleが認めれば以下の対応が行われます。

権利侵害行為の対象であるとの申し立てを受けた著作物を削除するかアクセス不可能にする、登録ユーザーへのサービスを停止するなど

著作権侵害による削除

Googleにインデックス削除を依頼する方法と流れ

では、具体的に、どのように著作権侵害の報告をすれば良いのでしょうか。まず、以下のリンクをクリックしてください。

著作権侵害による削除

申立人の連絡先情報を入力する

フォームに申立人の連絡先情報を入力しましょう。「氏名」「著作権所有者」「メールアドレス」「国名」は必須項目です。「会社名」は任意です。

著作権侵害による削除-基本情報入力

著作権対象物を入力する

著作権対象物を特定する情報とその著作物の説明

「著作権対象物を特定する情報とその著作物の説明」を入力します。

以下のWEBサイトのコンテンツが盗用され、勝手に利用されています。具体的な盗用箇所は、すべての画像、すべてのテキスト、すべての内部リンクです。この重複コンテンツの削除をお願いいたします。

具体的なテキストや画像など何が勝手に使われているのか、著作権対象物を明確に書いてください。

当該著作物が許可を受けて掲載されている場所

「当該著作物が許可を受けて掲載されている場所」を入力します。

これはコピーや盗用されたページのURLを記載します。複数ある場合は、1行に1つのURLを入力します。

権利を侵害している著作物の場所

「権利を侵害している著作物の場所」を入力します。

コピーコンテンツの具体的なURLを記載します。複数ある場合は、1行に1つのURLを入力します。

宣誓供述書にチェックする

内容を十分に把握してから、宣誓供述書にチェックをしてください。

チェックする内容は、この著作権侵害の申請において嘘を付いていないこと、また申請時の個人情報が「Lumen(DMCA侵害の報告内容が保存されているサイト)」に記載されることに同意することです。

Search-Lumen

署名をして送信する

署名の年月日と署名を入力して送信すれば、申請が完了します。もし、申し立ての内容が不完全な場合は、追加情報の提出が必要になることがあります。

イタズラに著作権侵害の報告をしないこと

Googleに著作権侵害の報告をするのは、最終手段です。

いたずらに「これはコピーだ!あれはコピーだ!」と報告をするのではなく、まず相手が確実にコピーコンテンツ、ミラーサイトだと言える証拠を集めなければいけません。

そのうえで順を追って対策し、どうにもならない場合にGoogleに報告するようにしてください。

この著作権侵害の報告は、報告をされた側から「不服申し立て」をする権利もあります。そして、最悪裁判に至るケースもあります。「コピーだと思いこんで訴えたら事実無根だった……。」では洒落になりません。

アメリカの事例ですが、裁判費用と弁護士費用で1000万円以上支払った事例もあるそうです。以下を十分に理解してから、事に及ぶようにしましょう。

重要: 著作物または行為が権利を侵害しているかどうかに関する通知に虚偽記載があった場合は、申立人に損害賠償責任が課せられることがあります(費用および弁護士料を含みます)。判例では、申立人には通知提出前に著作権の抗弁、制限、例外について検討することが義務付けられています。オンライン コンテンツに関するある訴訟では、対象のコンテンツがアメリカ合衆国の公正使用の原則によって保護されていたために、申し立てを行った会社は裁判費用および弁護士料として 100,000 ドルを超える金額を支払いました。したがって、オンラインで公開されている著作物が自分の著作権を侵害しているかどうかについて確信が持てない場合は、まず弁護士に相談することをおすすめします。

著作権侵害による削除