WEBとインターネットの違い、WEBサイトとホームページの違い

ネットとWEBの違い、WEBサイトとホームページの違い

ネットで見たんだけど~は間違い?

みなさんは、普段PCやスマホを使って、「インターネット上のさまざまなWEBサイトを見ている」と思います。

この言い方は、「WEB上のさまざまなホームページを見ている」とも言い換えられます。

一見どちらの表現も間違っていないように思いますが、「WEB」と「インターネット」、「WEBサイト」と「ホームページ」は意味が違います。

一般的な会話ではとくに気にはなりませんが、用語を正しく理解するのは大切なことです。

今回のテーマ
今回は、WEBとインターネットの違い、WEBサイトとホームページの違いについて、次の内容をお話します。

  • インターネットとは何か
  • WEBとは何か
  • WEBサイトとは何か
  • ホームページとは何か

それでは早速見ていきましょう。

インターネットとは

まずは、わかりやすいところでインターネットから。

インターネット(internet)とは、PCやスマホなどの情報端末同士をつなぐ情報網のことです。PCやスマホで情報をやり取りするためにインターネットを介します。

電話は音声のやり取り、インターネットは情報のやり取り

電話は電話回線を通じた音声のやり取り、インターネットはインターネット回線を通じた情報のやり取りと考えると理解しやすいと思います。

電話は音声を電気信号に変換して相手方に送りますが、インターネットも情報を電気信号に変換して相手方に送ります。この電気信号に変換するためのルール(通信プロトコル)を「TCP/IP」と言います。

TCP/IPという情報の変換規格が決まっているため、世界中で相互に情報を送り合うことができるわけです。

電話は電話番号、インターネットはIPアドレス

また、電話は、相手方の電話番号に対して音声を届けます。インターネットにも、相手方に情報を届けるための番号があります。それを「IPアドレス」と言い、「192.168.0.1」などの数字で表します。

WEB(ウェブ/ウェッブ)とは

一方、WEBとは、インターネットを利用して実現できるシステムの1つことで、もっともわかりやすいものは、わたしたちが普段見ているWEBサイトやアプリなどです。

普段わたしたちが呼んでいるWEBは、「World Wide Wed(www)」を省略した通称のことで、さまざまなWEBサイトを見たときに表示されている「https://www.wakarukoto.com」のwww部分で表されます(最近はwwwが省略されることが多い)。

つまり、WEBとは文章や画像、映像、音声などのデータを送る仕組みのことで、それを可視化するために利用するのが、 Internet ExplorerやGoogle ChromeやSafariなどの「WEBブラウザ」です。

WEBサイトを閲覧する仕組み

ユーザーがあるWEBサイトを閲覧するために、誰か特定の相手に「このWEBサイトみたいから情報を送って!」とお願いするわけではありません。

ユーザーが情報を置いてあるサーバに通信をすることで、サーバがユーザーに情報を送り返し、その情報をWEBブラウザを介して見ているものがWEBサイトになります。

WEBサイト(ウェブサイト/ウェッブサイト)とは

WEBサイト(web site)とは、 Internet ExplorerやGoogle ChromeやSafariなどの「WEBブラウザ」で見るWEBページが集合した情報の塊のことです。

一般的には、「yahoo.co.jp」「google.com」など、1つのドメインで扱われているWEBページの集合体のことを指します。

たとえば、「わかること!」のドメインは「wakarukoto.com」ですが、このページ(https://wakarukoto.com/?p=18126)も「わかること!」というWEBサイトの一部です。

WEBサイトの構造

ホームページとは

日本でホームページ(Home Page)と言えば、前述したWEBサイトと同様のものというイメージがあります。ただ、残念ながらこれは誤用です。

本来、ホームページという言葉には、いくつかの使われ方があります。

WEBブラウザの最初のページ

もともとホームページとは、WEBブラウザを立ち上げたときの最初のページのことを言います。

あまり意識したことはありませんが、日本ではWEBブラウザを立ち上げた最初のページは、トップページ(Top Page)と呼ぶことが多いでしょう。

WEBサイトの最初のページ

WEBブラウザの最初のページをホームページと呼ぶことが転じて、WEBサイトの最初のページもホームページと呼ばれるようになりました。

こちらも日本ではトップページと呼ぶことが多いですが、英語圏ではホームページと呼ぶことが一般的です。

ちなみに、英語圏でトップページとは、ページの先頭(ヘッダー)、つまりページのファーストビューを指します。

WEBとインターネット、WEBサイトとホームページの違いまとめ

WEBとインターネットの違いは、専門家に尋ねればもっと深く知ることもできますが、まずは両者が違うものだということを覚えておけば良いでしょう。

WEBとインターネットの違い

インターネットは単なる情報網のことで、わたしたちが普段ブラウザ見ているのはWEBです。そのため、「昨日、ネットで見たんだけど~~」という言い方は、間違った使い方です。

インターネットとWEBの違い
  • インターネットとは、PCやスマホを蜘蛛の巣のようにつなぐ情報網のこと
  • WEBとは、文章や画像、映像、音声などのデータを送る仕組みのこと

WEBサイトとホームページの違い

また、WEBサイトとホームページも意味が違います。もし英語で「○○会社のホームページを見てください。」とアメリカ人に言ったら、○○会社のトップにある1ページだけを見ることだと勘違いするかもしれません。

WEBサイトとホームページの違い
  • WEBサイトとは、WEBブラウザで見るWEBページの集合体のこと
  • ホームページとは、WEBサイトの最初のページ、またはWEBブラウザの最初の画面のこと

インターネットは英語圏で発達してきた文化です。そのため、日本流の解釈の仕方、使われ方が気になることがあります。

日本で使う分にはどちらでも構いません。みんなが使っていればそのうち慣れます。最近だと「容量が減る→ギガが減る」や「写真送って→インスタ送って」も慣れました。

ただ、正しい使い方を押さえたうえで、場合によっては使いわけができた方が良いですね。