読了目安:[5 分]
目次 ▼
最強のコンテンツ作成の鍵はキーワード選定
WEBサイトを多くの人に見て欲しいなら、重要になることがキーワード選定です。
オウンドメディアなど、コンテンツを追加していくメディアを運営するなら尚更です。
私がWEBサイトやそのコンテンツを作る際に考える「キーワード選定」の重要性は以下の通りです。
・タイトル:10%
・コンテンツ:35%
・キーワード選定:20%
・被リンク:25%
・その他諸々:10%
なぜここまでキーワード選定が重要だと考えるのか、その理由をご説明します。
なぜキーワード選定が重要なのか
サイトコンテンツは、新聞や有料雑誌と違い、手元には存在しないため、必要がなければ全く読まれません。
それどころか、どんなにエッジが立った面白いコンテンツを作ったとしても、誰かが検索をしてくれなければ、見つけてもらえません。
重要なことは、市場のニーズをしっかりと見極めて、まずユーザーに検索してもらうことです。
紙媒体がニーズを見極めなくても良いということではありません。どのような媒体にもターゲット層がいて、興味が高い分野をある程度絞って文章を書くことは共通しています。
WEB媒体と紙媒体の一番の違いは、人々がどのようなニーズを探しているかということが明確な数値でわかってしまうことです。
これを見てください。エクセル表の一部です。

これは、Google検索において、あるキーワードで月間平均何回検索されているかを示す表です。
例えば、「SEO」だと49,500回、「SEO対策」で27,100回です。
次にこちらを見てください。下図は検索順位毎の平均クリック率を示しています。
参考:
検索結果1位のクリック率は17.16%、ロングテールはCTRが高い 〜 CATALYST調べ | 海外SEO情報ブログ
仮にあなたの運営しているサイトが「SEO」という検索キーワードで1位に表示された場合、1か月で検索エンジンから8,494アクセス(流入)が見込めることになります。
49,500回×17.16%=8,494.2回/月
「SEO」だけでです。
狙えるものならば、「SEO」で検索1位に表示されて、8,494アクセス/月の流入を見込みたいはずです。
逆に、月間平均検索数が少ないキーワードで上位表示されても、それほど意味が無いことだとわかって頂けるでしょう。
まずは、あなたが書こうとしているコンテンツがどのようなテーマであるのか、どんなキーワードで検索した時に上位表示されて欲しいのかを考えつつ、そのキーワードが月間でどれ位検索されているのかを必ず確認するようにしましょう。
キーワードプランナーの使い方
月間平均検索数を調べるために、Googleが提供している「キーワードプランナー」というツールを使います。
※使う前に、Adwordsのアカウント登録をしておきましょう。
上記エクセル表もキーワドプランナーから出力して作成したものです。
キーワドプランナーの使い方を説明していきます。
1)キーワードプランナーにログイン
まずは上記URLから、キーワドプランナーが設置されているGoogleアドワーズにログインします。
ログインは普段使用しているGoogleアカウントでできますので、持っていない場合はアカウントを作りましょう。

2)「新しいキーワードと広告グループの候補」をクリック
ログインするとこの画面が表示されますので、「新しいキーワードと広告グループの候補」をクリックしてください。

3)キーワードなど調査したい項目を入力
「新しいキーワードと広告グループの候補」にキーワードを入力してください。2語以上の複合キーワードで調査したい場合は、半角スペースor全角スペースで区切って入力します。
例)SEO キーワード選定
「ターゲット設定」は上から、日本、日本語、Googleと検索パートナーを選択してください。
「検索のカスタマイズ」は変更する必要はありません。この場合、結果画面では、SEOという文字列が入っていない関連語句も表示されます。
例)検索エンジン最適化、ホームページ 集客、など
※「キーワードオプション」をクリックして、”入力した語句を含む候補のみを表示”のチェックをONにすると、SEOという文字列が含まれる候補だけが表示されます。

全て入力したら、「候補を取得」を押下。
4)キーワードの候補を表示
画面が表示されますので、棒グラフ下の「キーワード候補」タブを押してください。

棒グラフは、直近12か月の「SEO」に関連するすべての語句(今回は538個)の月間検索数を表しています。
「SEO」行の49,500は月間平均検索ボリュームで、12か月の平均検索数を表しています。その横の競合性とは、リスティング広告から算出した競合の度合いです。「高」は競合がたくさんいることを示しています。
その下の「キーワード(関連性の高い順)」も同様の見方をしてください。
5)CSVファイルを出力
この画面で全て見るのは面倒なので「ダウンロード」を押して、CSVファイルを出力します。押すとこのような画面が表示されます。

6)CSVファイルを保存
CSVファイルはわかりやすい名前を付けて保存しましょう。ここでは、日付+キーワード+SEOとして保存します。

7)CSVファイルをエクセルで開く
CSVファイルをエクセルで開いてください。このように表示されます。
必要なのは、B列、D列、E列、F列だけなので、他の列は消してしまいましょう。

8)タイトルを変え、フィルタをセットする
各列のタイトルもわかりにくいため、左から、キーワード、月間平均検索、競合性、単価に変えてしまいます。
更に4つの列を選択して、フィルタをかけられるようにします。これで、月間平均検索数の多い順に並べることができます。
競合性は0.0から1.0の数値で表されています。数値が1.0に近づくほど競合が多く、0.0に近づくほど競合が少ないということになります。
※単純にリスティング単価によって数値が変わるわけではない

9)キーワード表の見方
キーワード
あなたが重要だと考えるキーワードの関連語です。ここから複合キーワードとして使用したいものや、新たなコンテンツのネタを発掘しましょう。
月間平均検索
まずはフィルタを使って降順に並べ替えてみます。例え検索数が多かったとしても、関連性の低いものは除外して使いましょう。
競合性
事例で使っている「SEO」は特にライバルが多いキーワードです。関連性が高く、検索数が多く、ライバルが少ないキーワードを見つけることができれば、半分勝ちです。
単価
SEOには直接関係ありませんが、例えば単価300円のキーワードで1000アクセス流入を獲得できれば、30万円の価値があるということです。実際にそれくらい払っている業者はたくさんいますので、モチベーションとして活用しましょう。
キーワード月間検索数の目安
これで、「SEO」に関連するキーワードの一覧ができました。同様に他のキーワードでもキーワード表を作ってください。
まずはこのキーワード表をよく見て、あなたが作成するコンテンツのキーワードが月間でどれ位検索されているのかを研究してみてください。
キーワード選定は非常に時間がかかる作業ですが、検索されない意味のないコンテンツを作成することを考えれば、こちらに力を入れた方が効率は良くなります。
目安として、1キーワード(複合語含む)で月間1,000回以上の検索数のものをコンテンツの題材にすることをおすすめします。
選択したキーワードで上位表示されるようであれば、関連した他のキーワードでも検索上位に表示される可能性がありますので、全体で2倍~10倍程度の月間検索数になると予測します。
それでは、良いキーワードを選定して、検索エンジン上位表示を目指してください。
この記事が参考になりましたら、Facebookページヘのいいね!もお願いします。