今更聞けないオウンドメディアとは?コンテンツマーケティングとの違い

オウンドメディア

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注目のマーケティング手法、オウンドメディア

2014年に入ってから、IT業界だけでなく、各業界でオウンドメディアの話題を聞くことが増えてきました。

オウンドメディアは、自社商品やサービスを広く知ってもらうための新しいマーケティング手法として、また、その会社自身のブランディング手法として、注目されています。

まだ、オウンドメディアをよく理解していない方のために、今後ますます増えていくオウンドメディアとは一体何なのか、また混同されがちなコンテンツマーケティングとの違いを説明します。

オウンドメディアとは

まずはオウンドメディアの意味からご説明します。

オウンドメディアとは

企業が自社で所有するWEBサイト(メディア)のことで、ブランドサイトやキャンペーンサイトなどを指す。アーンドメディアやペイドメディアと共に、トリプルメディアと言われている。

辞書ではこのように記されていますが、これだけでは、企業が持っているWEBサイトのことかな?と誤認されてしまいます。

私たちが認識するオウンドメディアには、以下の3つの役割があります。

オウンドメディアの役割
1.企業が所有するインターネットメディアで、ユーザーに有益な情報を発信する役割
2.何らかの仕組みでユーザーとの関係構築を図る役割
3.ペイドメディア、アーンドメディアのハブとなる役割

では、具体的に見ていきましょう。

オウンドメディアの役割1.企業が所有するインターネットメディアで、ユーザーに有益な情報を発信する役割

オウンドメディアは、定期的に”有益”な情報を発信する必要があります。

以前、ビジネスブログが盛り上がった際、とにかく自分たちに関係する情報を発信していればアクセスが増えて、仕事につながるという誤解がありました。

そのため、ビジネスブログにもかかわらず、「今日はラーメンを食べました」や「おやすみなさい」など、意味のない情報発信が行われていました。

心当たりがある方もいるでしょう……。

しかし、これは個人のブログでやってください。オウンドメディアで発信する情報は、ユーザーにとって有益であり、「企業自体の価値や商品の価値を高める情報」です。

オウンドメディアの役割2.何らかの仕組みでユーザーとの関係構築を図る役割

オウンドメディア運営は、規模や段階にもよりますが、ユーザーと相互に良い関係をつくる仕組みが必要です。

例えば、メルマガ、問い合わせ、コメント入力欄などを設けて、ユーザーとの接点をつくっていきます。

商品特性が強いものはなるべく早い段階で、商品特性が弱いものはある程度訪問者が増えた段階で、仕組みを導入すると、無理なくオウンドメディア運用を行えます。

インタラクティブな仕掛けを入れる規模や段階の定義
・商品特性が強いものや商品単価が高いものは早い段階で仕掛けを入れる
・商品特性が弱いものや商品単価が低いものは訪問者が増えた段階で仕掛けを入れる

オウンドメディアの役割3.ペイドメディア、アーンドメディアのハブとなる役割

オウンドメディアを運用するにあたり、考えなければいけないのがペイドメディアとアーンドメディアの存在です。

オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディアを合わせて、トリプルメディアと呼ばれています。

オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディア

トリプルメディアとは

オウンドメディア:
企業やサービスなどのオリジナル情報を発信し、ユーザーとの関係構築や教育の役割を果たす。

ペイドメディア:
広告費を払って掲載する従来のメディアのことで、オウンドメディアやアーンドメディアに送客し認知をうながす。

アーンドメディア:
FacebookやTwitterなどのSNSのことで、オウンドメディアのオリジナル情報を拡散したり、ユーザーとの関係構築の助けとなる役割。

この3つのメディアを効果的に活用することで、ユーザーをトリプルメディア内でぐるぐる循環させることができます。

大きな人の流れとしては、このような感じです。

1.ペイドメディア

2.オウンドメディア

3.アーンドメディア

コンテンツマーケティングとは

次に、コンテンツマーケティングです。

商品販売に活用するマーケティング手法の1つで、テレビCMや雑誌広告などの4マス広告(マスマーケティング)に対して作られたのがコンテンツマーケティングです。

コンテンツマーケティングを知るために、まずその流れを見てみます。

コンテンツマーケティングの流れ

コンテンツマーケティングの流れは以下の通り。

1.企業の商品やサービス等に関する情報の中から、ユーザーにとって価値やメリットがある情報のみを提供する

2.顕在的なニーズを持つユーザーだけではなく、潜在的なニーズを持つユーザーからの信頼を獲得できる

3.最終的に商品を購買し、ファンやリピーターになってもらう

このコンテンツマーケティングを行うことで企業が得られるメリットは以下の3つです。

・ユーザーの囲い込み
・購買行動の促進
・ブランド力の強化

コンテンツマーケティングとマスマーケティングの戦略の違い

ではコンテンツマーケティングは、マスマーケティングとどのように違うのでしょうか。

マスマーケティングの戦略とは

テレビCMや雑誌広告においても、商品や企業のイメージアップを図るようなフレーズが使われたり、顧客メリットの説明はされています。

ただしそれは、ユーザーが望んで見ている情報ではありません。

マスマーケティングは、商品ニーズが顕在化している人(今商品が欲しい!と思っている人)の背中を押すためのプッシュ型マーケティング手法です。

通常マス広告は、見たいテレビ番組の合間に流れてくるものですし、見たい雑誌記事の間に挟まっています。

マス広告は誰もが「明確な広告」として認識できるため、ニーズが顕在化していないユーザーにとっては邪魔!とさえ思われることがあります。

コンテンツマーケティングの戦略とは

対してコンテンツマーケティングは、商品の顕在的なニーズだけを対象にしていません。

ユーザーにとって、価値やメリットがある情報を継続的に提供することで、多くの人が持っている潜在的なニーズを顕在化させることが目的です。

コンテンツマーケティングは、情報にメリットを感じるユーザーが自らの意思で情報を取得し、情報提供企業や商品のファンになっていくプル型マーケティング手法です。

ユーザーは得られる情報から商品特性を学び、よく知ることでニーズが生まれ、自ら見込み顧客になり、顧客へと変化していきます。

コンテンツマーケティングの提供方法

コンテンツマーケティングは、情報展開するプラットフォームを問いません。

DM、DVD、書籍、その他の郵送物、インターネットなど、情報を提供できる手段があれば行えます。

以下の4つが揃っていればコンテンツマーケティングであると言えます。

4つ揃えばコンテンツマーケティング!
1.ユーザーに継続して情報を提供できること
2.ユーザー自らの意思で情報を取得できること
3.提供される情報がユーザーにとって有益であること
4.情報を通して、企業価値や商品価値を伝えられること

ここまでの説明で分かる通り、コンテンツマーケティングとオウンドメディアはよく似ています。それもそのはず。オウンドメディアは、コンテンツマーケティングの1つだからです。

コンテンツマーケティングは、プラットフォーム問わず、情報提供をするマーケティング手法です。

対してオウンドメディアは、インターネットのWEBサイト(主にCMS)を使って情報提供することが特徴です。

オウンドメディアとコンテンツマーケティングの違いのまとめ

コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違いがわかってもらえたと思います。

オウンドメディアとコンテンツマーケティングの違いとは
・オウンドメディアはコンテンツマーケティングの1つの手法である
・コンテンツマーケティングの情報発信はDMや郵送物など多岐に渡るが、オウンドメディアはインターネット上で自社のWEBサイトから情報発信をすることを言う

オウンドメディアはインターネットを使うため、コンテンツマーケティングの他の手法より安価に情報発信ができ、ユーザー情報の取得や囲い込みを簡単に行えます。

そして、オウンドメディアを成功させるために、「ペイドメディアやアーンドメディアとの連携」やインターネットを使った「相互インタラクティブなコミュニケーション(ユーザーとの関係構築)」を行っていく、というわけです。

企業広報誌やイメージアップCMを流していた企業にとっては、今までよりも、費用対効果の高い手段として注目されており、それが冒頭で話したように、最近の話題として聞く機会が増えた一因なのでしょう。

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