Google Analyticsで参照元にノーリファラーが多い原因と対策

リファラーとは

2019年5月10日:追記

Googleアナリティクスでユーザーの参照元が追えない

アクセス解析をする上でユーザーがどこから訪問したかを分析することは、WEBサイト改善のためにも、WEBマーケティングのためにも重要です。

ところが、ユーザーの流入元(参照元)を調べてみると、「(direct)/(none)」という表示が割と多く、これが何を表すのかがわかりません。

このようにリファラーが不明な情報、リファラーが取得できない情報を「ノーリファラー」と言います。

なぜGoogleアナリティクスで、ノーリファラーになる情報があるのでしょうか、また、ノーリファラーの中身を知ることはできないのでしょうか。

今回は、Googleアナリティクスでノーリファラーが出現する理由、ノーリファラの中身を知る方法についてお話したいと思います。

ノーリファラーと参照元 / メディア

ノーリファラーとは、Googleアナリティクスでメニューから「集客 > すべてのトラフィック > 参照元 / メディア」をクリックしたときに「(direct)/(none)」と表示される部分のことです。

Googleアナリティクスでノーリファラー、ダイレクトの表示方法

参照元 / メディアとは

参照元 / メディアとは、ユーザーがWEBサイトの訪問する前に経由した検索エンジンや外部サイトなどの流入元のことです。「referrer(リファラー)」とも言います。

上記画像を見ると、「google / organic」「matome.naver.jp / referral 」のようになっているため、「google」や「matome.naver.jp」は参照元、「organic」や「referral」がメディアということになります。

Googleのアナリティクスヘルプでは以下のように説明しています。

参照元とはトラフィックの流入元、たとえば検索エンジン(google など)やドメイン(example.com)を指します。メディアとは、参照元の一般的な分類、たとえばオーガニック検索(organic)、クリック単価による有料検索(cpc)、ウェブサイトからの紹介(referral)などです。

参照元 / メディアは参照元とメディアという 2 つのディメンションを合わせたディメンションです。参照元 / メディアはたとえば google/organic、example.com/referral、newsletter9-2014/email のようになります。

参照元 / メディア – アナリティクス ヘルプ

ノーリファラー(noreferrer)とは

ノーリファラーとは、前述した「(direct)/(none)」と表示される部分のことで、いくつかの理由によってユーザーの参照元が特定できない場合に、数値として発生するものです。

参照元がノーリファラーになる理由

Googleアナリティクスにおいて、ノーリファラーが表示されるのは以下の場合です。

ブラウザのブックマークからの流入

ブラウザなどにブックマークをしてそこから流入すると、検索エンジンやWEBサイトを経由していないため、ノーリファラー(direct)になります。

ブラウザのアドレスバーに直接URLを入力した流入

ブラウザのアドレスバーに直接URLを入力した場合も、検索エンジンやWEBサイトを経由していないため、ノーリファラー(direct)になります。

ブラウザの閲覧履歴からの流入

ブラウザのアドレスバーに直接URLを入力した場合も、検索エンジンやWEBサイトを経由していないため、ノーリファラー(direct)になります。

Chromeの検索履歴

デスクトップソフトやアプリのリンクからの流入

デスクトップソフトやデスクトップアプリのリンクをクリックした場合も検索エンジンやWEBサイトを経由していないため、ノーリファラー(direct)になります。

セキュリティソフトで情報を送信しない設定をした流入

セキュリティソフトでアクセス元の情報を送信しない設定にしている場合は、検索エンジンやWEBサイトを経由してもノーリファラーになります。

ブラウザの設定で参照元を送信しない設定にした流入

ブラウザの個別設定で参照元を送信しない設定にしている場合は、検索エンジンやWEBサイトを経由してもノーリファラーになります。

メールのリンクからの流入

デスクトップメーラーに届くメール内リンクをクリックした場合は、検索エンジンやWEBサイトを経由していないため、ノーリファラー(direct)になります。

ただし、WEBメールの場合は参照元が残ります。また、メールのクリックを把握するために、パラメータを付加した場合は、パラメータによる流入元の区別が可能です。

metaタグのリダイレクトによる流入

metaタグやJavascriptのリダイレクトによる流入は、流入元が特定できずノーリファラーになります。ただし、リダイレクトページにパラメータを付けることで、参照元情報を取得することが可能です。

スマホアプリからの流入

スマホアプリ内のリンクをクリックした場合は、流入元を取得できないためノーリファラーになります。ただし、Facebookアプリなど一部のアプリは、リンク先にリダイレクトページを設けて、参照元情報を取得できるようにしています。

QRコードからの流入

スマホなどでQRコードを読み取って流入した場合も、ノーリファラーになります。もちろん、QRコード以外の二次元コードや三次元コードも同様です。

一部のスマホブラウザからの流入

一部のスマホブラウザは、Referrer Policyによって参照元情報を送信しない設定のため、ノーリファラーになります。

SSL対応サイトから未対応サイトへの流入

SSL対応しているWEBサイトから対応していないWEBサイトに移動した場合、暗号化通信の影響で参照元情報を取得できないためノーリファラーになります。

SSL対応サイトはURLが「https」、未対応サイトはURLが「http」になっています。もちろん、Googleなどの検索エンジンもSSL対応されています。

ノーリファラーの中身を知る方法はあるのか

ノーリファラーが増えてしまうと、WEBサイトを正しく分析することができません。分析結果によるWEBマーケティングも行えないため、何らかのノーリファラー対策をしたいところです。

ただ残念ながら、Googleアナリティクスのノーリファラーの中身を知る方法はありません。わたしたちができることは、なるべくノーリファラーにならない方法を講じることだけです。

WEBサイトをSSL対応にする

まず、WEBサイトは必ずSSL対応にしましょう。SSL対応をしなければ、SSL対応サイトからのリファラーが取れないだけでなく、ユーザー流入の大半を占める検索エンジンからのリファラーも取得できなくなってしまいます。

パラメータを活用する

前述した通り、送信したメールや自社アプリ・ソフトウェアなど、自分がコントロールできるリンクに関しては、リンクの後ろにパラメータを付けることで、リファラーを取得できるようにしましょう。

また、自社スマホアプリの場合は、ユーザーがリンクを押したらリダイレクトページを経由させて、参照元情報を取得するようにしましょう。

参照元にノーリファラーが多い原因のまとめ

Googleアナリティクスでノーリファラーが表示される理由はたくさんあります。そのため、ノーリファラーが増加すると厄介です。

参照元がノーリファラーになる理由
・ブラウザのブックマークからの流入
・ブラウザのアドレスバーに直接URLを入力した流入
・ブラウザの閲覧履歴からの流入
・デスクトップソフトやアプリのリンクからの流入
・セキュリティソフトで情報を送信しない設定をした流入
・ブラウザの設定で参照元を送信しない設定にした流入
・メールのリンクからの流入
・metaタグのリダイレクトによる流入
・スマホアプリからの流入
・QRコードからの流入
・一部のスマホブラウザからの流入
・SSL対応サイトから未対応サイトへの流入

ただ、前述した「WEBサイトをSSL対応にする」「パラメータを活用する」という方法を取ることで、ノーリファラーの割合はグッと下げることができます。

Googleアナリティクス ノーリファラーの割合

ノーリファラーの割合を10%以内に抑えられれば、WEBサイト改善やWEBマーケティングの際も大きな支障にはなりません。まずは、最小の労力でノーリファラーを減らして、有効な情報を増やしてください。

以下で、リファラーの種類についても押さえておきましょう。

リファラー、リファラル、ノーリファラーの違い