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Facebookの不正ログインとは
GmailやLINEなどのWEBサービスには、不正ログインによるアカウントの乗っ取りがつきものです。もちろん、Facebookもそうです。
Facebookの不正ログインとは、Facebook IDとパスワードを使って、他の誰かが勝手にログインしてしまうことです。アカウントが乗っ取られると、以下の被害に遭います。
- 勝手にタイムラインに書き込み
- 勝手に友達とメッセージのやり取り
- 勝手に管理中のFacebookページの運用
- 勝手にFacebookアプリの運用
- 勝手に支払い情報(クレジットカード)の使用
「Facebookは実名だから安全!」ではありません。むしろ、実名のビジネスツールで使う人も多いため、他のWEBサービスのアカウント乗っ取りより注意が必要です。
というわけで、普段から不正アクセス、不正ログインがあるかどうかを確認する方法を覚えておきましょう。
- Facebookの不正ログインの調べ方
- 不正ログインを強制削除する方法
- ログイン場所が違ってもすべてが不正アクセスではない
それでは早速見ていきましょう。
Facebook不正ログインの調べ方と強制削除する方法
Facebookアプリを開いて、フッターにある≡をタップします。

設定とプライバシーを開いて、設定をタップします。

セキュリティとログインをタップ。

「セキュリティとログイン」画面で、ログインの場所を確認することができます。すべてを見るをタップ。

現在進行中のセッション一覧が表示されます。デバイスと場所を確認して、怪しいセッションがないかチェックしてください。
もし、怪しいセッションがある場合は、すべてのセッションからログアウトするをタップしてください。

ログアウトをタップすると、現在利用中のFacebookアプリ以外のアカウントは、すべて強制ログアウトされます。

このように現在利用中のアカウントのみ残りました。

ログインの場所が違うのはすべて不正アクセス?
もし、自分が住んでいる場所から遠く離れた場所でログインがあったとしても、それが不正アクセスだとは限りません。
たとえば上記のログインの場所は、「瀬戸内市(Japan・岡山県)」です。わたしは岡山県に行ったことはありません。ただ、強制ログアウトしたら、わたしのPC版Facebookからログアウトされました。
つまり、明らかに現在地と違う場所にもかかわらず、不正アクセスではなかったということです。この原因はいくつか考えられます。
自分のアカウントの[ログインの場所]セクションに覚えのない場所が表示されています。 | Facebookヘルプセンター | Facebook
違うログイン場所が表示される原因
IPアドレスの情報が正確でない
とくにモバイル端末からのログインは、中継基地局などの関係で、現在地を反映していないルーティングになる場合があります。これはFacebookに限らず、Googleマップでさえ起こる現象です。
以前のログイン情報を継続して表示している
違う土地でログインしたモバイル端末の場所が表示されている可能性があります。電車などで移動しているときにログインすると、意外な場所でのログインになり、それが反映されているのかもしれません。
Facebookの不正ログインの見分け方
残念ながら、ログイン場所が違っていても、日本国内の場合は不正ログインかどうか見分けられません。
不正ログインの場所はほとんどが外国だと言われているので、日本国内ならそれほど問題はないと思います。
ただ、自分が使っていない端末からログインがあった場合は、不正アクセスを疑って「すべてのセッションからログアウト」を実行してください。
Facebookの不正ログインは毎日60万件以上!
Facebookの不正ログインは、毎日60万件以上もあるそうです。以前のデータなので、現在はもっと多いかもしれません。
フェイスブックが公式発表した数字によれば、同SNSでは毎日10億件以上のログインが行われている。そのうちの0.06%、すなわち60万件以上が、乗っ取られたアカウントによる不正ログインだという。
本日紹介した「セッションの強制削除」は、不正アクセスの有無に関わらず、念の為月1回は行うことをおすすめします。
また、不正なセッション履歴があった場合は、セッションの削除だけでなく、メールアドレスやパスワードの変更も行いましょう。
さらに、二段階認証の設定、アプリのパスワード設定などでセキュリティを高めて、自分のFacebookアカウントをしっかり守りましょう。
もしFacebook側が不正アクセスを検知した場合は、以下のようにアカウントロックされる場合もあります。
本記事の初稿は2014年3月です