バレンタインチョコ売上500億!でも経済効果はホワイトデーが上

バレンタインデーに関する意識調査

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バレンタインデーが生まれた日は?

バレンタインデーが森永製菓の戦略によって作られた話は有名ですが、元々ゼロから話が作られたわけではありません。

バレンタインデーの起源は、269年2月14日、ローマ皇帝の迫害によってに殉教した聖ヴァレンティヌスの名前に由来しています。

当時のローマでは、毎年2月15日に豊作を祈願するルペルカリア祭が行われており、そのイベントの一つとしてパートナーをつくることを享受していました。

ただし、一緒にいられるのは祭りの間だけ。しかも、戦争に行く兵士たちの士気が下がるという理由で、当時のローマ皇帝が祭り後のパートナー同士の結婚を禁止しました。

これに反を唱えた聖ヴァレンティヌスが密かに兵士と恋人をかくまって結婚させていたのですが、それが発覚してしまい処刑されてしまうという流れです。

参考:
WiKipedia「バレンタインデー

日本におけるバレンタインデーの歴史

それでは次に、日本におけるバレンタインデーの変遷を見て行きましょう。

1930年代 バレンタインデー誕生期

・1932年:モロゾフが日本でチョコレートを販売し始めました。
・1936年:モロゾフが日本で初めてバレンタインデーにチョコレートを贈ろう、という新聞広告を英字新聞「ザ・ジャパン・アドバタイザー」掲載しました。

1950年代 バレンタインデー初期

・1958年:メリーチョコレートが伊勢丹新宿本店でバレンタインセールをしました。ただ、3日間開催されセール中に売れたのは30円の板チョコ5枚と4円のカード5枚だけとのこと。

1960年代 バレンタインデー黎明期

・1960年:森永製菓が新聞広告によるバレンタイン企画を展開し、徐々にバレンタインデーの認知を広めていきます。
・1965年:伊勢丹がバレンタインフェアーを行いました。
・1968年:ソニープラザがバレンタインフェアーを行いました。

1970年代 バレンタインデー成熟期

・1977年:石村萬盛堂がバレンタインデーのお返しにマシュマロを贈ろという企画「マシュマロデー」を初めました。これがきっかけで、ホワイトデーが誕生します。(ここかぁーー)

1970年台は、女子中高生の間で好きな人にチョコレートをあげる、という文化が広まった時期です。

1980年代 バレンタインデー派生期

・1980年:明治製菓・不二家・篠崎製菓・宮川製菓・サクマ製菓・佐久間製菓・マルエ製菓・金太郎飴本店・カンロ・ホームラン製菓・みやこ飴本舗・二葉製菓・メリーチョコレートが加盟する全飴協・関東地区部会が、「ホワイトデー企画委員会」をたちあげて、「ホワイトデーキャンペーン(バレンタインデーのお返しにはマシュマロやキャンディー)」というものを提唱していきます。(ここもだぁーー)
・1984年:第5回ホワイトデーキャンペーンでは、お返し用のキャンディーが品不足になりました。ちなみに売上は55億円だったそうです。

このあたりから、「好きな人にチョコレートをあげる」から「感謝を伝えたい人にチョコレートをあげる」という義理チョコも生まれてきました。(ここでもかぁーー)

もう、お菓子メーカーやりたい放題です。

1990年代 バレンタインデーバブル期

バブルによりバレンタインデーがチョコレートではなく、何らかのプレゼントをあげる習慣に変化し、徐々に高価なものになっていきます。今でもその名残は残っています。

このあたりで、バレンタインデーに乗っかれ乗っかれと、アパレル、旅行、飲食と様々なビジネス分野でバレンタインデーが定着していきます。


2000年台に入り、様々な分野に波及して、加熱していたバレンタインデーブームは下火になり、またチョコレートが中心のバレンタインデーに戻ってきました。

最近では「逆チョコ」「友チョコ」など歯切れのよい言葉を絡めて、新たな消費を生み出そうとしているようです。

バレンタインデーの経済効果

今、バレンタインデーにはいったいどれくらいの経済効果があるのでしょうか。

日本チョコレート・ココア協会が出している「バレンタインデーシーズン販売額(推定)」というものがあります。
※単位は億円

バレンタインデーシーズン販売額
バレンタインデーシーズン販売額_グラフ

グラフには販売額と記載されていますが厳密には、赤が輸出入を含む年間の国内消費額、緑がバレンタインデーシーズンの消費額です。データは2005年までのもしかありませんが、こちらを見るとバレンタインデーにおけるチョコレートの売上割合はそこまで変わっておらず、恐らく今も10-13%前後を推移していると予想できます。

(バレンタインデーシーズンという括りがあるものの)たった1日でチョコレート販売全体の10%以上を売り上げるバレンタインデーという日は、相当大きなプロジェクトです。

物を売りたければ文化を作れ、とはよく言ったものですね。

ホワイトデーの経済効果

さて、もう1つホワイトデーの経済効果が気になりますよね。

これ、最早キャンディーじゃないですよね。

確かに小さい頃はキャンディーとかマシュマロとか聞いたことはありますけど、今は何を贈るのが普通なんでしょうか。

当たり前ですが、バレンタインデーありきのホワイトデーなので、ホワイトデーの方が市場規模が小さくてしかるべきだと思います。…と思っていました。

なんと、『日本記念日協会』が2007年に発表したデータでは、2006年時点でバレンタインデーの経済効果が1300億円なのに対して、ホワイトデーは1200億円とされているというのです。

「別の調査結果には、ホワイトデーがバレンタインデーを抜いたというデータもあるほどです。実は、バレンタインデーとホワイトデーの経済効果を支えているのは、30~40代の独身カップル。特に、この世代の働く単身女性は普段から記念日にお金を使う習慣があり、金銭的余裕もそこそこある。たとえば、クリスマスには他人だけでなく、自分にも“ごほうびギフト”を買ったりしていますよね」

確かに、それって近年の「自分チョコ」文化にも通ずるところがありますね。でも、それがなぜホワイトデーの経済効果にも影響するのですか?

「自分がお金を支払う以上、相手にも同様のことを求めるからですよ。3倍返しという言葉もあるように、男性に大きな出費が求められるのはいまも昔も同じ。また、男性のお返しには、旅行などのレジャーが含まれることもある。レジャーというのは、とても経済効果が高いんです。交通費や食費、宿泊費…と、たくさんの消費行動がともないますからね」

参照:
msnマネー「バレンタインデーとホワイトデー、経済効果が高いのは?

ま、そんなものですね。私は返す心配しなくて良いので、良かったです。