収益に重大な影響がある?ads.txtファイル警告の意味と設置方法

ads.txtファイル警告の意味と設置方法

収益に重大な影響が出ないよう、ads.txtファイルの問題を修正してください

Googleアドセンスを開くと、「要注意 – 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txtファイルの問題を修正してください。」という警告文が--。

ざっと調べたところ、「放置しても大丈夫。」という書き込みもあれば、「早めに修正した方が良い。」という書き込みもあります。

後ほど解説しますが、Adsenseヘルプには「ads.txt は、使用することを強くおすすめします。」と書かれているため、対応はした方が良いと思います。

今回のテーマ
今回は、Googleアドセンスに警告が来たけど何かよくわからない人のために、次の内容をお話します。

  • ads.txtファイルとは何か
  • ads.txtは設置した方が良いか
  • ads.txtの設置方法

それでは早速見ていきましょう。

ads.txtファイルとは

ads.txtとは、偽った広告インベントリ(広告の表示回数)の販売を防止するために、IABというアメリカの広告業界団体によって作られた規格のことです。

コンテンツパブリッシャー(サイト運営者)は、広告の認定販売者(Googleなど)が発行したads.txtを設置することで、正しい広告枠を提供していることを宣言できます。

偽った広告とは、いわゆる「アドフラウド(ad fraud)」のことです。アドフラウドについては別途話しますが、アドフラウドによって被害を受けるのは広告主です。

広告主の被害が大きいということは、本来は10億円の広告費で良いところを水増しなど不正な広告のせいで、12億円払っている可能性があるということです。

広告主は、ads.txtが設置されたWEBサイトの広告枠に出稿することで、安心して広告を掲載でき、無駄な広告費の支出を防ぐことにつながります。

ads.txtの中身

WEBサイトに設置するads.txtは、次の項目が記載されています。

adtxtの構成
  1. 広告配信業者のドメインです。アドセンスの場合は、Googleになります。
  2. 広告配信業者からWEBマスター(パブリッシャー)に割り当てられたIDです。アドセンスの場合は、メニュー内「アカウント > アカウント情報」と辿ると、サイト運営者IDとして、「pub-************」と記載されています。
  3. 広告配信業者とパブリッシャーのやり取りに関して、直接か間接かを表します。直接の場合は「DIRECT」、間接の場合は「RESELLER」が記載されています。
  4. 広告を識別するためのIDです。

ads.txtは設置した方が良いか

ads.txtは、広告の認定販売者がパブリッシャーに与える「安全なパブリッシャー」というお墨付きの役割を果たします。

つまり、ads.txtを示していないWEBサイトは、広告主から見たときに安全なのか、危険なのかの判断がつかないサイトだということです。

ads.txtを設置しないデメリット

広告主は、DSPを通して広告枠を買い付けるため、偽装サイトのアドフラウドによって不当に広告費を使っていた場合、その広告枠の広告効果が見込めないと感じて、出稿量を減らす可能性があります。

つまり、パブリッシャーが持っている広告枠は価値が低いと勘違いされ、広告収入が減る可能性があるということです。

さらに、今後もアドフラウド被害が大きくなると、「アドセンス広告は費用対効果が低い。」と広告主が感じて、全体的な広告投下すら減少する可能性もあります。

このようなことを避けるためにも、わたしたちパブリッシャーは、早めにads.txtを設置しなければいけないわけです。

ads.txtを設置するメリット

アドフラウドの被害額の大きさを考えると(世界で12%がアドフラウドだと言われている)、ads.txtの設置はパブリッシャーの義務になるのだと思います。

今後もads.txtの設置に関して、注意喚起、警告が行われていくでしょう。この流れはSSLのときと同じですね。

感の良い人はわかると思いますが、ads.txtを設置したWEBサイトは、広告主からの評価が上がり、設置していないWEBサイトの評価は下がります。これが早いほど、割の良い広告がWEBサイトに掲載される確率が上がります。

ads.txtの設置方法

では、ads.txtを設置しましょう。以下は、アドセンスのads.txtの設置方法です。

まずアドセンスを開いて、ヘッダーにある今すぐ修正をクリックします。以下の例では、「3個のサイトで使用するads.txtファイルを作成する」と表示されています。

ダウンロードをクリックして、指定の3つのサイトにads.txtファイルを設置します。

GoogleAdSense-adtxt設置01

FTPソフトなどを使って、ドメイン直下のルートディレクトリにads.txtファイルを設置してください。ドメイン直下とは、「public_html」フォルダの中です。WordPressの場合は、「wp-admin」「wp-content」「wp-includes」フォルダと同階層になります。

GoogleAdSense-adtxt設置03

ads.txtファイルを設置したら、URLを打ち込んで確認してください。「https://testtestxxxx.co.jp/ads.txt」などで次のように表示されます。

GoogleAdSense-adtxt設置02

ads.txtファイル設置は任意?必須?

ads.txtファイルは、GoogleのAdSenseヘルプでもサポートされているため、迷ったらそちらを確認してください。

ads.txtファイルの設置に関して、「任意」と「必須」のどちらの意見も見られますが、AdSenseヘルプには、「強くおすすめします」と書かれているため、個人的には必須だと考えています。

ads.txt は、使用することを強くおすすめします。ads.txt を使用すれば、購入者が偽の広告枠を判別できるため、サイト運営者様としても偽の広告枠に収益が流れるのを阻止し、その分収益を増やすことができるというメリットがあります。

Ads.txt に関するガイド – AdSense ヘルプ

なお、ads.txtが設定されると通常は数日から1週間前後で、アドセンスの警告が消えるとのことです。

わたしは、ads.txtファイル設置後は追っていなかったため、何日で警告が消えたのかわかりませんが、10日ほど経って見たときには消えていました。

アドセンス以外のads.txtファイルの書き方や設置方法は、その広告配信業者のヘルプを参照してください。