市場規模マップをエクセルに落としてみたvisualizing.info

visualizinginfo-市場規模マップ

市場規模を調べるのはなかなか面倒

社内外のマーケティング資料を作ったり、マーケティング系の記事を書く際に、よく市場規模を調査することがあります。

頭の中である程度のロードマップを描き、「後は付随するデータをちゃんと集めないとなぁ。」なんて考えながら資料を漁るのですが、このデータ集めに時間のかかること……。

公官庁の資料だと総務省や厚生労働省から引っ張ってきますが、エクセルだったり、データベースだったり形式がバラバラで、記述の仕方もバラバラ……探し出すだけで一苦労です。

エビデンスが総務省であれば、ある程度まとまった資料やひと目で分かるものがあれば良いのにといつも感じています。

そんな折に見つけたのがvisualizing.infoの「市場規模マップ」です。

今回は、最近ブログやTwitterで取り上げられているvisualizing.infoの市場規模マップについてお話したいと思います。

visualizing.infoの市場規模マップとは

visualizing.infoの市場規模マップとは、各業界の市場規模をブロックの大きさで示したWEB上のツールです。「@blue6_」という方が個人的に作っています。

これまでに何度か更新されていて、現在は2017年度版です。といってもすべての市場規模が2017年のものではありません。可能な限り最新のデータで市場規模を表しているため、2010年以前のものもあります。

ブロックの大きさを表す市場規模の数値の根拠は、公官庁データやNaverまとめなど出所が様々あり、一概に「正確なデータ」とは断言できません。

ただ、こういったものは何となくでも近接する市場規模を見ることに意味があるものなので、そこまで気にはなりません。

また、ブロックの色で売上の前年対比を表しています。デフォルト(色は変えられる)では黄緑に近づくほどその市場規模は前年対比で伸長しており、赤に近づくほど縮小していることになります。グレーは前年の数値がわからないものです。

visualizinginfo-市場規模マップ

わかりやすい例えで言えば、建設は前年対比で伸長、生命保険は縮小しています。また、鉄道は前年がわからない状態という見方です。

ブロックをクリックすると詳細情報が表示されます。以下は建設業界の2017年度市場規模(見込み)です。市場規模の根拠と前年比、出所が記載されています。

市場規模マップ-建設

市場規模マップの使い方

ではもう少し市場規模マップの使い方を見てみます。

市場規模マップの色の変更

市場規模マップは自分で見やすい色に変えることができます。画面上部の市場規模マップをクリックして、設定をクリックします。

市場規模マップ-設定

こちらはとくに説明の必要はないですね。この設定で色の濃淡、前年比マイナス・プラスの色、文字サイズを変更できます。

市場規模マップ-設定02

市場規模マップの規模の変更

市場規模マップは、ブロックが小さくなると何が記載されているかわかりません。そこで、市場規模の上限を変更することで、より見やすく変えることができます。

上部にある虫眼鏡型アイコンの+をクリックすると、市場規模が小さくなり、をクリックすると大きくなります。

市場規模は、制限なし、10兆円未満、5兆円未満、2兆円未満、1兆円未満、5000億円未満、2000億円未満、1000億円未満、500億円未満、200億円未満、50億円未満と変えることができます。以下は10兆円未満の市場規模マップです。

50億円未満の市場規模マップを見ると、eスポーツが入っていますね。日本のeスポーツ市場規模は、2018年時点でまだ48億円だということがわかります。

なお、以下は2013年バージョンの市場規模マップをエクセルにまとめたときのものです。さすがにもう使えないデータなので、無視してください。エクセルももう残っていません。

市場規模マップエクセルデータの説明

さて、こちらの市場規模マップ、確かに色々触ってみると面白いのですが、どうも慣れていないせいか触りづらいのが難点です。

できるなら、自分の慣れている形で絞り込んだり、数字で比較したいですよね。というわけで、全237市場をエクセルにデータを落としこんでみました。

こちらのエクセルデータは「20131123_市場規模マップエクセルデータ」からダウンロードできます。

年度は数値の根拠となっている年度、記事年度を記載しました。例えば2012年度予測であれば、A列に2012とあります。

20131123_市場規模マップエクセルデータ

根拠の数値は2006~2013まであるので、気にせず比較するもよし、近年比較(2012~2013に絞って比較)するもよし、です。

売上の単位は「億円」です。この表上ではこの単位が一番わかりやすいかなと思います。日本においては自動車関連が圧倒的で、55.4兆円の規模を誇ります。


次に個人的仕分を行いました。ざっくりなのでですが、仕分が難しい物もちらほらあります。例えば「電子書籍」は、本類と考えて良いのかITサービスと考えて良いのか迷い、ITにしました。

20131123_市場規模マップエクセルデータ_個人的仕分

上図はITでフィルタリングした場合です。ITの中でもどの分野がどれくらいの市場規模をもっているのかがわかります。


下図のように、エクセル2007以降であれば「条件付き書式」から横棒グラフを表示させることができます。おおよそですが、棒の長さで市場規模が比較できるので、便利だと思います。

20131123_市場規模マップエクセルデータ_条件付き書式

セルを横に伸ばすとグラフも伸びますので、大きなディスプレイを使っていれば、数値が小さくて表示されていないグラフも見えるかもしれません。

例えば、先ほど「IT」でフィルタリングした図を見てみると、BtoC-EC市場が9.5兆円(2012)です。2番めのモバイルコンテンツ関連に比べて圧倒的にグラフが長いことがわかります。

その他のITを全て合わせてもBtoC-EC市場よりも小さいので、いかに電子商取引の分野が巨大か、ということがわかります。


最後に前年比。これも記載されているものです。数値が入っていないのは、前年度のデータがないためです。こちらも条件付き書式で伸長率トップ10、ワースト10を色分けしました。お好みの書式を付けてみると、何か新しい発見があるかもしれません。

20131123_市場規模マップエクセルデータ_前年比

例えば伸長率を降順で並べてみると、予想通りIT系の伸び率が高いことがわかります。「クラウドソーシング」や「3Dプリンター」など最近良く見かけるキーワードも並んでいます。

ただ市場の規模としてはまだまだ小さいため、上位に上がってきている業種で、今後大きく伸びそうなもの探してみるのも面白いかもしれません。

ダウンロードの際は、TwitterとかFacebookで「こんなものあったよ」とポストしてもらえると嬉しいです。

※数値など手打ちしましたので、細かいところ間違えてるかもしれません。ご容赦ください。

こちら「20131123_市場規模マップエクセルデータ」からダウンロードできます。