まとめサイト、キュレーションメディア、アグリゲーションサイトの違い

まとめサイト、キュレーションメディア、アグリゲーションサイトの違い

まとめサイトでイメージするのは?

まとめサイトと聞いて、2ちゃんねる(5ちゃんねる)まとめサイトをイメージする人は多いと思います。

まとめサイトはかなり以前からあり、今のようにWordpressが広がる前の2005年ごろには、すでに多くのまとめサイトが作られていました。

その後、2010年前後になると、さまざまな情報をまとめた「キュレーションメディア」や「アグリゲーションサイト」という言葉が多く使われるようになります。

ところで、まとめサイト、キュレーションメディア、アグリゲーションサイトは、どれも何らかの情報がまとめられたサイトですが、何か特別な違いはあるのでしょうか。

今回は、まとめサイト、キュレーションメディア、アグリゲーションサイトの違いについてお話したいと思います。

キュレーションメディアとは

キュレーションメディア(curation media)とは、ある特定のテーマによってまとめた情報を提供するWEBサイトのことです。

最近は、既存の情報をまとめるだけでなく、編集を加えてそのサイトならではのオリジナリティを出すことで、新しい情報としての価値を高めています。

キュレーションメディアでは、情報収集をしてまとめるのは運営者ではなく、キュレーターと呼ばれる人たちです。

キュレーターとは

キュレーター(curator)とは、もともと博物館などで、専門的な知識を持ち作品の収集や展覧会を企画する地位のある職員のことです。

転じて、WEBの世界では専門的な情報収集してまとめる人の意味で使われます。つまり、自分で情報収集をして、ライティングまで行うライターのことですね。

主なキュレーションメディアは

有名なところでは、さまざまなジャンルの情報をまとめた「NAVERまとめ」、女性のファッションや恋愛情報をまとめた「MERY」、生活雑貨や文化などの情報をまとめた「Antenna」などが、キュレーションメディアに該当します。

アグリゲーションサイトとは

アグリゲーションサイト(aggregation site)とは、あるテーマによって複数のWEBサイトから共通する情報を自動、または手動で抽出して、ページにまとめて提供するWEBサイトのことで、アグリゲーションメディア、アグリゲーションサービスとも呼ばれます。

一般的には、集めた情報の中身はオリジナルの加工をせずに、そのサイトの体裁に合わせた形で提供されます。特定の情報を横断検索で閲覧できるサイトと考えるとわかりやすいでしょう。

アグリゲーションサイトでは、集める情報の種類と形式が決まっているため、できるだけ自動化して機械的に情報を集めることが一般的です。また、情報を提供する際も、データベース化された情報が機械的に提供されます。

主なアグリゲーションサイトは

求人業界で言うと「indeed」、不動産業界で言うと「Home’s」、旅行業界で言うと「トラベルコ」、またYahoo! Japanなどのポータルサイトが運営するニュース提供サービスもアグリゲーションと言えます。

もちろん、各業界のニュースをアンテナ的に発信する情報メディアも、アグリゲーションと言って良いでしょう。アグリゲーションサイトは名前に馴染みがないだけで、サービス自体は昔からあるものですね。

まとめサイトとは

まとめサイトとは、ある特定のテーマによって、ニュースサイトや掲示板、SNSなどWEB上の情報を中心にまとめたWEBサイトのことです。

まとめサイトの定義は広く、情報加工の有無、情報をまとめる人、個人サイト・法人サイト、情報の自動収集・手動収集などに決まりはありません。

とにかく、テーマに沿って集めた情報を1つのページで提供していればまとめサイト(まとめページ)です。つまり、上記で説明したキュレーションメディアやアグリゲーションサイトは、まとめサイトの1つの形態ということになります。

まとめサイト、キュレーションメディア、アグリゲーションサイト

主なまとめサイトは

前述した通り、まとめサイトに決まった定義はありません。そのため、情報をページ単位にまとめたサイトはすべてまとめサイトです。

ただし、わたしたちは、2ちゃんねる(5ちゃんねる)まとめなどのように掲示板の情報をまとめたサイト、Togetter(トゥギャッター)のようにTwitterのつぶやきなどSNSをまとめたサイトをイメージすることが多いですね。

そのため、それらの代名詞として「まとめサイト」という用語を用いることもあります。

まとめサイト、キュレーションメディア、アグリゲーションサイトの使い分けは?

とても大雑把な言い方をすると、キュレーションメディアもアグリゲーションサイトも、まとめサイトです。

そのため、とくに使い分けの必要はなく、すべてまとめサイトと言っても良いと思います。ただし、昨今のビジネスの流れを鑑みると、以下のように使い分けた方が、”それっぽい人”と思われるかもしれません。

 概要まとめる人編集行為主なサイト
まとめサイトニュースサイトや掲示板、SNSなどの情報をまとめたWEBサイト運営者など編集する場合もしない場合も2ちゃんねるまとめ、Togetterなど
キュレーションメディアある特定のテーマによってまとめた情報を提供するWEBサイトキュレーター加筆修正など編集するNAVERまとめ、MERY、Antenna
アグリゲーションサイト複数のWEBサイトから共通する情報を抽出してまとめたWEBサイトプログラム、または運営者編集しないindeed、Home’s、トラベルコ

上記の分け方で考えると、やはりまとめサイトとキュレーションメディアの違いは難しいですね。

とくにNAVERまとめは、WEB上の情報をほぼ切り貼りしているだけなので、単なるまとめサイトに分類しても良いと思います。

情報をまとめたサイトという意味では、バーティカルメディアもまとめサイトと言えますし、専門性の高いナレッジコミュニティもまとめサイトに分類されることがあるかもしれません。

まぁ、どちらにしてもそこまで深く考える必要はないかなと。