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不動産・登記・地図情報のオンライン取得サービスとは
今日は、不動産や地図などの情報をオンラインで取得できるサービスを紹介します。と言っても、ホームズやスーモやアットホームの紹介ではありません。
以下の情報がPCで取得できるサービスです。
- 登記情報の取得
- 路線価・公示価格などの地価情報
- 土地の取引価格情報
- 用途地域の情報
- ブルーマップ
- ゼンリン地図
正直「???」という人もいると思いますが、不動産関係の仕事をしている人や土地を売買したい人、不動産相続した人・する予定の人には、使えるービスだと思います。
登記情報提供サービス|民事法務協会
![登記情報提供サービス](https://wakarukoto.com/wp-content/uploads/2013/11/6f1d76936ee37b5495a208753c7c0c22.png)
登記情報提供サービスは、オンラインで法人の登記簿謄本、不動産の登記簿謄本と公図を閲覧・取得できるサービスです。
ただし、登記情報提供サービスで取得できる書類は確認がメインのため、実際の証明書には使えません。証明書として謄本が必要な場合は、登記所窓口で謄本を取得してください。
閲覧だけなら無料ですが、PDFを取得する場合は以下の料金が必要です。
不動産登記情報 | 全部事項 | 335円 |
---|---|---|
不動産登記情報 | 所有者事項 | 145円 |
不動産登記情報 | 地図 | 365円 |
不動産登記情報 | 図面 ・土地所在図/地積測量図 ・地役権図面 ・建物図面/各階平面図 |
365円 |
商業・法人登記情報 | 全部事項 | 335円 |
動産譲渡登記事項概要 | 現在事項・閉鎖事項 | 145円 |
全国地価マップ|資産評価システム研究センター
![全国地価マップ](https://wakarukoto.com/wp-content/uploads/2013/11/038c5c241550e34c8e36f3b6fff12fe2.png)
全国地価マップは、全国の地価情報をオンライン地図で示してくれるサービスです。各種路線価、公示価格、基準地価を年度毎に表示できます。
路線価、公示価格、基準地価とは、土地を売買する際の基準となる価格のことです。路線価、公示価格、基準地価の違いがよくわからない人は、以下で確認してください。
地価を表示してくれる似たようなサイトは他にもありますが、全国地価マップを一回使うと他のサービスは使えなくなります。
土地総合情報システム|国土交通省
![国土交通省 土地総合情報システム](https://wakarukoto.com/wp-content/uploads/2013/11/a72b6ede5f36ae82da621261bc9e30d4.png)
土地総合情報システムは、過去も含めた不動産取引情報、取引価格、面積、形状、建ぺい率や容積率もわかる優れものの総合データベースです。
周辺取引状況を検索することで、売買したい不動産の妥当性を確かめるために使います。
![国土交通省-土地総合情報システム01](https://wakarukoto.com/wp-content/uploads/2013/11/e00eb9419152252f17418334a2cea3c7.png)
![国土交通省-土地総合情報システム02](https://wakarukoto.com/wp-content/uploads/2013/11/4d1814a34831918ca7b6a77e2b4c8da2.png)
不動産業者以外で、これだけ総合的な情報が揃っている無料サービスは他にありません。
土地を売買したいと考えている人は、まず土地総合情報システムで過去の近隣地域の取引情報を調べてみましょう。
もちろん、不動産価格は常に変動するものなので、短期間で価格が大きく変わる場合もあることをお忘れなく。
土地利用調整総合支援ネットワークシステム(LUCKY)|国土交通省
![土地利用調整総合支援ネットワークシステム-LUCKY](https://wakarukoto.com/wp-content/uploads/2013/11/0690f58b54684a366e1a03c56e9893a9-1.png)
土地利用調整総合支援ネットワークシステム(LUCKY:Land Use Control bacK-up sYstem)は、市街化区域、調整区域など土地利用基本計画図を地図で示してくれるサービスです。
普通こういった情報は役所で調べるのですが、用途地域はかなり面倒なので、役所内ですったもんだしてやっと出てきた情報が間違っていた、なんてこともあります。
「せっかく安く購入した土地の開発許可が通らない。」「家の改築や増築が行えない土地なのに相続してしまった。」などはよくある話なので、事前に調べるのは大切です。
実は最近知ったのですが、なんでもっと早く知らなかったんだぁーー、という感じ。
ブルーマップ(JTNマップ)|株式会社情報通信ネットワーク
![JTNマップ-地番検索可能なブルーマップ](https://wakarukoto.com/wp-content/uploads/2013/11/a72baa07793b9677b58229866cfaa360.png)
JTNマップは、ブルーマップを取得できるサービスです。全国主要都市、308地区の地図情報を閲覧・取得できます。
ブルーマップとは「住宅地図」と「公図」を合わせた地図のことで、住居表示と地番がわかります。
住宅地図だけなら、「ゼンリン住宅地図サービス:ビジネスデータ:@niftyビジネス」このようなものもあります。
JTNマップのブルーマップは、閲覧だけなら無料で利用できます。取得する場合の利用料金は、1件取得で600円を支払うか、以下の月額契約のどちらかです。
月額 3500円|7件まで無料、8件目以降450円/件
月額 1800円|3件まで無料、4件目以降500円/件
今回紹介した中で、情報の規制が一番強いのがブルーマップですね。大手地図会社のブルーマップは地域毎に購入が必要で、1冊数万円~数十万円します。
一部の地域のみのブルーマップが必要なら、こちらのJTNマップを使った方が良いですね。
ゼンリン住宅地図プリントサービス|株式会社ゼンリン
![ゼンリン住宅地図プリントサービス](https://wakarukoto.com/wp-content/uploads/2013/11/ccb4ca8b2e412fcb1a04f5f4ecaf5cbf.png)
ゼンリン – ゼンリン住宅地図プリントサービス|セブンイレブン
ゼンリン住宅地図プリントサービス|ローソン、ファミリーマート
ゼンリン住宅地図プリントサービスは、カラーA3用紙のゼンリンの住宅地図をセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの複合機で印刷できるサービスです。
地図の縮尺はおよそ1/1,500で、 印刷された地図の表示範囲は、縦:約380メートル、横:610メートル、料金は1枚300円(税込)です。
事前にパソコンからアクセスして、地図の出力場所を決めて登録しておけば、後はコンビニで出力するだけです。
ただ、すべての地域に対応しているわけではないので、事前に印刷できるかどうかをしっかり調べてから利用した方が良いでしょう。
一部の人以外にとっては、専門的な情報になりますが、このような専門的な情報までオンラインで取得できるのは素晴らしいことです。
専門業界のWEBサービスも確実に進化していて面白いですね。