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世界のWEBサイト数は16億8000万!
現在、世界にはいくつのWEBサイトがあるかわかりますか。
その数を調べるのはとても簡単です。以下のサイトを見ると、リアルタイム(ではないと思いますが)で数字がカウントアップされています。
2019年5月現在の数字は「1,684,931,806」、つまり16億8400万件以上のWEBサイトが存在しています。
WEBサイト数の推移
では、世界のWEBサイト数は、これまでどのように推移してきたのでしょうか。
以下は、2000年以降のWEBサイトの累計数を表したグラフですが、WEBサイトは年々放物線を描くように増加しています。とくに2016年から2017年は、一気に7億サイトも増えています。
さらに以下は、最初のWEBサイトが誕生した1991年からの「WEBサイト数」「WEBサイトの増加率」「ネットユーザー数」「U@Webサイト」の変遷です。「U@Webサイト」は、WEBサイトあたりのネットユーザー数です。
いくつかWEBサイト増加率がマイナスの箇所がありますが、WEBサイト総数が減るとは考えにくいため、おそらく検索アルゴリズムのアップデートなどで、Googleのインデックスから削除されたのではないかと思います。
年 | WEBサイト数 | 増加率 | ネットユーザー数 | U@Webサイト |
---|---|---|---|---|
1991年 | 1 | |||
1992年 | 10 | 900% | ||
1993年 | 130 | 1200% | 14,161,570 | 935 |
1994年 | 2,738 | 2006% | 25,454,590 | 9,297 |
1995年 | 23,500 | 758% | 44,838,900 | 1,908 |
1996年 | 257,601 | 996% | 77,433,860 | 301 |
1997年 | 1,117,255 | 334% | 120,758,310 | 108 |
1998年 | 2,410,067 | 116% | 188,023,930 | 78 |
1999年 | 3,177,453 | 32% | 280,866,670 | 88 |
2000年 | 17,087,182 | 438% | 413,425,190 | 24 |
2001年 | 29,254,370 | 71% | 500,609,240 | 17 |
2002年 | 38,760,373 | 32% | 662,663,600 | 17 |
2003年 | 40,912,332 | 6% | 778,555,680 | 19 |
2004年 | 51,611,646 | 26% | 910,060,180 | 18 |
2005年 | 64,780,617 | 26% | 1,027,580,990 | 16 |
2006年 | 85,507,314 | 32% | 1,160,335,280 | 13.6 |
2007年 | 121,892,559 | 43% | 1,373,327,790 | 11.3 |
2008年 | 172,338,726 | 41% | 1,571,601,630 | 9.1 |
2009年 | 238,027,855 | 38% | 1,766,206,240 | 7.4 |
2010年 | 206,956,723 | -13% | 2,045,865,660 | 9.9 |
2011年 | 346,004,403 | 67% | 2,282,955,130 | 6.6 |
2012年 | 697,089,489 | 101% | 2,518,453,530 | 3.6 |
2013年 | 672,985,183 | -3% | 2,756,198,420 | 4.1 |
2014年 | 968,882,453 | 44% | 2,925,249,355 | 3 |
2015年 | 863,105,652 | -11% | 3,185,996,155 | 3.7 |
2016年 | 1,045,534,808 | 21% | ||
2017年 | 1,766,926,408 | 69% | ||
2018年 | 1,630,322,579 | -8% |
Total number of Websites – Internet Live Statsの表を改変
世界初のWEBサイト、日本発のWEBサイト
世界初のWEBサイトは?
世界初のWEBサイトは、1991年8月6日に誕生した「The World Wide Web project」です。
「The World Wide Web project」は、スイスにある欧州原子核研究機構(CERN)の施設内で、イギリスの物理学者のティム・バーナーズ・リー( Timothy “Tim” John Berners-Lee)が考案し、実装・開発されました。
なお、当時の「The World Wide Web project」は残っておらず、現在は復刻版が公開されています。

日本発のWEBサイトは?
日本で最初のWEBサイトは、1992年9月30日に誕生した「KEK Information」です。
茨城県つくば市にある文部省高エネルギー加速器研究機構計算科学センターの森田洋平博士が、発表(発信)しまた。

「KEK Information」は、「The World Wide Web project」の翌年にできたWEBサイトなので、先ほどのWEBサイト数の推移表を見る限り、世界で10番以内にできたWEBサイトになります。
世界に影響を与えたWEBサイト(WEBサービス)の登場はいつ?
なお、1991年からこの30年の間に、世界に影響を与えたWEBサイトやWEBサービスがいくつも生まれています。
今も世界に影響を与え続けているWEBサイトやWEBサービスは、WEB創生の比較的早い時期に生まれていることがわかります。一方、ここ数年は革新的なサービスが生まれていません。
1991|World Wide Web
1992|
1993|
1994|Yahoo
1995|Altavista(アメリカの検索エンジン)、Amazon、AuctionWeb(eBayの前身)
1996|
1997|Yandex(ロシアの検索エンジン)、Netflix(WEBサイトでのDVDレンタルサービスからスタート)
1998|Google
1999|PayPal
2000|Baidu(中国の検索エンジン)
2001|Wikipedia
2002|
2003|WordPress、LinkedIn(ビジネスSNS)
2004|Thefacebook(Facebookの前身)、Flickr(写真共有のコミュニティサイト)
2005|YouTube、Reddit(アメリカ最大の掲示板サイト)
2006|Twttr(Twitterの前身)
2007|Tumblr(マイクロブログサービス)
2008|Dropbox
2009|
2010|Pinterest、Instagram
2011|
2012|
2013|
2014|
2015|
2016|
2017|
2018|
世界を変えるWEBサイト・サービスとは
こうしてWEBサイト数の推移や変遷などを追うと、わたしが初めてWEBサイトに触れたことやさまざまなWEBサイト(WEBサービス)が登場してきた流れを思い出します。
わたしがWEB関係の仕事を始めた2002年は、日本では2チャンネルや侍魂などが、その界隈で賑わっていました。どちらも今でも残っているレジェンドサイトです。
また、同じころ日本のパソコン雑誌でGoogleが多く取り上げられるようになりましたが、Yahooと違ってシンプルな検索窓しかない画面を見て、「まぁ、すぐになくなるだろう。」と思った記憶があります。
TwitterやDropbox、インスタグラムなどが出てきたころも、Tech系のニュースを見て「あー、またなんか新しいサービスでてきたな。」ぐらいにしか思っていませんでした。
何が世界を変えるきっかけになるかわかりませんね。今後も面白いサービスに期待しましょう。