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「私の名前を検索できる人」のFacebookプライバシー設定廃止
Facebookは、プライバシー設定の「私の名前を検索できる人」機能を廃止しました。
もともと、このプライバシー設定を利用していないユーザーには関係がない話ですが(知らなかった人も多いはず)、全ユーザーがこのプライバシー設定を使えなくなったことになります。
では「名前で検索できる人」機能が廃止された事でいったいどのような影響が起きるのでしょうか?
「私の名前を検索できる人」プライバシー設定廃止によってどうなるのか?
Facebookの検索窓であなたの名前を入力すると、あなたのアカウントが表示されます。
「え?普通でしょ?」と思った方は、それでいいんです。
この設定は、自分の名前で探してほしくない人ためのプライバシー設定でした。「私の名前を検索できる人」という言い方がわかりにくいですね。
というわけで、結論から言うと、多くの方にとっては大して大きな変化はありません。そもそも「私の名前を検索できる人」プライバシー設定は抜け穴があり、しっかりとしたセキュリティーを提供できていませんでした。
たとえば、グラフ検索が導入されてからは、名前だけでなく、住所・趣味・個人情報の切れ端で簡単にユーザーを見つけることができるようになっています。
このように、抜け穴のあるプライバシー設定を提供し続けることを考えると、今回の廃止は適切だと思います。
「私の名前を検索できる人」プライバシー設定廃止の注意点
もし、名前で検索されると困る!という方は、手間のかかる作業ですが、基本データのセキュリティ設定のすべてを手動で設定してください。
項目ごとに、「友達・知り合い以外の友達」もしくは「自分のみ」設定しておけば、ある程度閉じた空間でFacebookを楽しむことができます。
本当にプライバシーを気にするならば、プロフィール画像、カバー画像は空白にしておくべきです。なぜなら、アクティブになっていると、常に公開されている状態になってしまうためです。
「でも、ブロック機能を使えば特定のユーザーからは見えないから安心かな。」と思ってはいけません。もし、ブロックしているユーザーが他のアカウントを作成した場合は、簡単にその設定を突破することができます。
上記をふまえて、プライバシー設定をどうするかを考えましょう。
Facebookってやっぱり危険?
ここまで読むと「Facebook危ない!?」と思うかもしれませんが、最初からFacebookのスタンスは変わっていません。
Facebookは、友達が自分を名前で簡単に検索できたり、何でも検索できるツールでなければいけないと言っています。
ただし、むやみに知らない人と友達になることを推奨していません。
つまり既知の中で「世界をより結びつけられた場所にする」というコンセプトです。
オープンにすることで何かを犠牲にするかもしれませんが、クローズドにしてもそれは同じです。Facebookはこれまでに、みなさんにいろいろなことを与えてくれているでしょう。
もちろん、Facebookの考えに合わないなら、やめるのも個人の自由だと思います。ITが進歩してもコミュニケーションをどうやって上手く取っていくかは、いつの時代もその人自身が考えなければいけない問題です。
個人的には、Facebookがこの先どうなっていくのか、ということに興味はありますので、これからもFacebookを楽しみながらも十分に気をつけて使っていきたいと思います。
※Facebookに関するご質問はFacebook社にお願い致します。