いいね!を集めにくくなったFacebookページをいつやめるべきか?

読了目安:[7 分

Facebookマーケティングの役割

2012年は、Facebookマーケティングが広く浸透し、アプリやキャンペーンを実施することで、多くのファンを獲得することができましたし、日々の投稿アクションに関しても、多くのいいね!やコメントがつきました。

しかし、最近では有名なブランドや企業であっても、良い反応を獲得することが難しくなっています。

企業担当の方も、いいね!獲得のハードルが上がってきている、と感じていることでしょう。

今回は、なぜいいね!を獲得することが難しくなってなっているのかFacebookマーケティングを成功させるために考えなければいけない4つのポイント「BCEI」これからもFacebookページを運用する意味があるのかに関して書こうと思います。

なぜFacebookで成果をあげることが難しくなったのか?

いいね!を集めにくくなったFacebookページをいつやめるべきか?

なぜ、Facebookページで成果があげにくいと感じるようになったのか、原因はユーザーがFacebookに珍しさを感じなくなってしまったからでしょう。

以前と比べると、以下の3点が変わってしまったと感じるはずです。

Facebookアプリを見かけなくなった

例えば、今はもう殆ど見かけない診断系のFacebookアプリ。当初は面白く感じ、いいね!やコメントがしやすいものでした。多くのバリエーション(使い回し)も登場しました。

いいね!集めのために、Facebookアプリを作ろう!という話はよく聞きましたし、弊社でも多くのFacebookアプリを作っていました。

いいね!集めにコストをかけなくなった

2012年初頭は、1いいね!獲得単価が50円~100円以下でした。ソーシャルゲームやFacebookページ運用が流行ったため、2013年は、1いいね!獲得単価が150円~200円ほどになっています。

2013年中頃の大手企業のいいね!獲得単価は、所感で250~300円前後、ここがピークでした。

最近は、いいね!獲得のためにFacebook広告を触ることがほとんどなくなってしまったため、詳細はわかりませんが、ざっと見たところ150円~200円の高止まりという印象です。

ただし、全くと言ってよいほど、Facebook広告を使っていいね!を獲得したい、というニーズは聞かなくなりました。

キャンペーンで集めたいいね!は意味がなくなってしまった

いいね!獲得のもう一つの方法として、キャンペーンでの収集がありました。懸賞応募の仕組みや、企業単体でのプレゼントキャンペーン等が展開されていましたが、今はあまり見かけません。

Facebookで大々的にキャンペーンを行うのではなく、別のキャンペーンの拡散のためにFacebookも絡めておこうか、というサブ扱いになったと言った方が妥当だと思います。

残念ながら、新規いいね!獲得を狙ったキャンペーンはプレゼントゲッターの巣になり、早期離脱が目立つようになりました。

Facebookページのいいね!獲得は意味が無いのか

広告やキャンペーンを使って、たくさんのいいね!は集めたものの、反応率(エンゲージメント率)は非常に悪く、これ以上いいね!を集める気はないけども、形だけでも運用しなければいけない、というのが多くの企業が抱えているFacebookページの現状なはずです。

今まで、簡単にいいね!を獲得できて、簡単に反応がある状況がバブルのようなものだったのです。

1万のいいね!を集めようが、それがうまく活用されない限り意味はありません。そして、それは簡単な作業ではありません。

では、もうFacebookページ運用に意味がないのか?と言われると、そうではありません。Facebookページ運用をしっかりできている企業は意外と少ないのです。

基本をしっかり押さえて、費用対効果のラインを見極めた運用をすることで、他社と差をつけやすく、今まで以上のリターンを得ることも可能です。

以前からある、Facebookマーケティングの基本「BCEI」をしっかり押さえて、良い運用に挑戦してみましょう。

Facebookマーケティングを成功させる4つのポイントBCEIとは

Facebookマーケティングを成功させる4つのポイント「BCEI」

「BCEI」とは2012年7月に行われた「モバイル&ソーシャル WEEK 2012」にて、Facebookのマーケティングマネージャー須田伸氏が、各国企業のFacebook利用実績から導き出されたFacebookマーケティングの成功フローを形成する、

BCEI
Build
Connect
Engage
Influence

の4つの言葉の頭文字をとって作られた言葉です。

STEP1.Facebookページを作成する(Build)

facebookページ

まずはFacebookページをつくるところから始まります。

企業やブランドのメッセージをより明確に伝えることができるツールとして、目的を明確にするための自分たちの個性やキャラクターを表現しましょう。

最初から有料広告を使うのではなく、スタッフやその家族、商品、メールリスト、ショップ、他媒体へ出稿した広告など、既にある「資産」やマーケティング施策を活用するべきです。

まずは、自社やブランドにすでに理解や愛着を持ってくれている人をFacebookページのファンにしましょう。

STEP2.より多くのファンをつなげる(Connect)

Facebookによる繋がり

Facebook広告を効果的に活用して、より多くのファンと繋がりましょう。

Facebook広告では適切なターゲットを設定した複数の広告素材を用意し、ユーザーの反応を見ながらチューニングすることで効果を最大化することが可能です。

STEP3.繋がったファンと交流する(Engage)

Facebookによる交流

関心を引く内容をタイムリーに投稿することを心がけましょう。最低でも週に1、2回、定期的にフィードしていくことが必要です。

頻繁かつ、軽量なインタラクションを提供できるように、コンテンツカレンダーを作成して、リズム感のある投稿で、「常につながっている状態」=「オールウェイズ・オン(常にオン)」を実践しましょう。

投稿者の人間味を大切にし、ファンが反応したくなる内容やFacebookページならではのスペシャルオファーを用意しましょう。

インサイトでファンの反応を検証・分析し、改善しつづけるサイクルを確立しましょう。

STEP4.ファンの友達へと広げる(Influence)

facebookによる拡散

ファンを通じてその友だちへアプローチする施策として、「スポンサー記事」を活用しましょう。

スポンサー記事は、もともとニュースフィードに掲載される可能性の高い記事を更にドライブさせる方法で、「広告」にソーシャルなコンテクストを付加することができるため、クチコミに近い効果が期待できます。


須田氏は、「BCEI」モデルをしっかりと運用することで、Facebookがマーケティングツールとしての威力を十分に発揮すると話しています。そして同時に、誤解が多い点として、「誤解されがちな5つのポイント」を説明しています。

Facebookマーケティングで誤解されがちな5つのポイント

Facebookマーケティングで誤解されがちな5つのポイント

誤解ポイント1.キラーコンテンツを作れば、人は自然に集まってくる?

Facebookの本質は「つながり」。人を集めることとは分けて考えるべき。キラーコンテンツはフィード効果をあげる可能性はあるが、それがイコールつながりの強化になると言えるのか。

誤解ポイント2.エッジの聞いたテクノロジーが必須?

テクノロジー重視で目的と手段を取り違えてはいけない。例えば、アプリ等は複雑なものよりも、3クリック以内のシンプルなものの方が効果が高いことがわかっている。

誤解ポイント3.ソーシャル要素は後からの味付けで十分?

期間限定のソーシャル企画や後からソーシャル要素を取り込むことでは、ソーシャルの効果が十二分に発揮されない。 つまり、ソーシャルを前提とした企画作りが重要。常にSocial by Designを意識していこう。

誤解ポイント4.広告なのだから、人々の会話にはいっていかなければダメ?

Facebookでは人々はすでに思い思いの会話を楽しんでいる。(会話に踏み込んでいくよりも)その会話に寄り添い、会話のネタになる材料を提供するべきである。

誤解ポイント5.従来のウェブサイトの代替物としてFacebookページを扱う?

キャンペーンサイトのように開催時期以外放置してしまうのは論外。「常につながっている状態」=「オールウェイズ・オン(常にオン)」を目指し、人々が会話している場所という特徴に沿った位置づけを検討しよう。

FacebookマーケティングのBCEIは現在も有効なのか?

「BCEI」は2012年7月に発表されたFacebookマーケティングを成功させる4つのポイントとして話されたものです。

はたして今でも、この考え方に則った運用していけばいいのでしょうか。

例えば、STEP2の「より多くのファンをつなげる(Connect)」とSTEP4の「ファンの友達へと広げる(Influence)」ではFacebook広告を活用することが大前提となっています。

しかし、当時と違うのは、Facebook広告出稿費が高止まりしてしまっているということです。そして、その単価が1人歩きしてしまっています。

ただし、「当時は50円だったのに、今は150円だ。」とここだけに着目してしまうと、本質が見えなくなってしまいます。

50円だと得で、150円だと損だ、という話ではありません。重要な事は、Facebookページ運用を何に繋げたいかです。

BCEIの効果が相対的に下がった話は、あくまでもSTEP2「より多くのファンをつなげる(Connect)」における、Facebook広告の活用に限った話です。

BCEIのSTEP3「繋がったファンと交流する(Engage)」やSTEP4「ファンの友達へと広げる(Influence)」ここは日本のFacebookでは、まだまだ実践されていないのが現状です。

BCEIの本質は、如何にFacebookページをうまく運用するか、であって、Facebookを企業の顔にして、ビジネスを作っていくというものではありません。

今後、Facebookページが企業の顔になることは、ほぼないでしょう。私たちは、今後Facebookは、本来のFacebookが担う役割に落ち着くと考えています。

今後もフェイスブックページを活用するなら覚えるべき14のルール」詳しくは、こちらを参考にしてください。

ですので、BCEIはFacebookを活用していくために、今でも有効な考え方だと認識をして頂いて良いと思います。

Facebookページはファンとコミュニケーションを図るため

・Facebookアプリやプレゼントで獲得したファンは、あなたの企業にとって本当の意味でのファンになっていますか?
・今でも、いいね!が集まっただけで満足していませんか?
・自社ブランドを好きになってもらうために、Facebookページ上で何をしていますか?
・ファンに驚きや感心を提供しようと、日々考えていますか?

Facebookページは、ファンとコミュニケーションするためのメディアです。

ファンは特定の応援者、愛好者のことです。勝手にファンになってくれるわけではありません。

本当のファンは必ず新しいファンを連れてきてくれます。いいね!獲得単価にばかり目を向けず、その先にあるFacebookマーケティングの本質で成果を上げるための運用を行ってください。

Facebookマーケティングの成果はいつ上げるべきか?「いまでしょ!」(使い古し感)

この記事が参考になりましたら、Facebookページヘのいいね!もお願いします。

※本サイトは、Facebook社とは関係ございません。Facebookに関するご質問はFacebook社にお願い致します。