調査結果-コンビニコーヒーはまだ売れる!コンビニがやるべき1つのこと

コンビニコーヒーはまだまだ売れる

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コンビニコーヒーについてアンケート調査結果

我々は「コンビニコーヒーについて」のアンケート集計を行いました。(2013年12月20日集計)

当ブログでは、コンビニコーヒー関連の検索キーワードが割と多く見られます。その中でも特に多いものが、「(コンビニ名) 買い方」です。このキーワードだけでここ1か月の間、デイリー200ほどの訪問があります。

これだけ話題になっているコンビニコーヒーですが、買い方を知らない人が多いということは、意外と購入されていないのではないか、そんな考えからアンケートを実施してみました。

対象者:10代~60代の男女400人

コンビニコーヒーについて_年代_性別_表コンビニコーヒーについて_年代_性別_グラフ

< 質問内容>

Q1.今までにレギュラーコーヒーを購入したことのあるコンビニを教えてください
Q2.購入したことのあるコンビニのうち、よく利用しているお店はどこですか?
Q3.あなたがそのコンビニでコーヒーを購入する理由は主になんですか?
Q4.購入したことのない、もしくはよく利用しない方にお伺いします。コンビニで買おうと思わない、思えない理由はなんですか?
Q5.各コンビニ毎、コーヒーの買い方は様々のようです。実際に購入したことのある、なしを問わず、あなたは以下のコンビニそれぞれの購入方法をご存じですか?
・コンビニ毎、年代毎のコンビニコーヒーの買い方認知度
・コンビニコーヒーとカフェ・コーヒーショップの関係性
・普段使いのコンビニとコンビニコーヒーを購入したことがあるコンビニの関係性
・買い方さえ知っていれば、コンビニコーヒーはもっと売れるのか?
・コンビニコーヒーについて:総評

Q1.今までにレギュラーコーヒーを購入したことのあるコンビニを教えてください

Q1.今までにレギュラーコーヒーを購入したことのあるコンビニを教えてください_表
Q1.今までにレギュラーコーヒーを購入したことのあるコンビニを教えてください_グラフ

コンビニコーヒーのラインナップにおいて、必ず存在するレギュラーコーヒーを基本として調査してみました。

半数近くの人が「セブンイレブン」での購入経験があるようで、第2位の「ローソン」をダブルスコアで押さえての1位です。最近のコンビニコーヒーの報道を見ていても、「セブンイレブン」と「ローソン」の力の入れ具合がわかりますが、実数で見ると「セブンイレブン」が圧倒的なようです。

また、コンビニコーヒーを購入したことがない人たちも、157人と40%近く存在しています。

Q2.購入したことのあるコンビニのうち、よく利用しているお店はどこですか?

Q2.購入したことのあるコンビニのうち、よく利用しているお店はどこですか?_表
Q2.購入したことのあるコンビニのうち、よく利用しているお店はどこですか?_グラフ

Q1で、コンビニコーヒーを購入したことがある243人を対象に質問したQ2ですが、やはり「セブンイレブン」が他を大きく引き離して第1位です。割合としては、141/243人で約58%となっており、利用率は非常に高いと言えます。

その他のコンビニの割合を見てもわかる通り、その比率はQ1と酷似しており、コンビニコーヒーを購入するコンビニが、普段使いのコンビニである確率が高いであろうことを示しています。

以下のグラフはコンビニコーヒー関係なく、普段利用しているコンビニを表したグラフです。

ご覧のとおり、「セブンイレブン」と「ローソン」「ファミリーマート」の利用率にそこまで差があるわけではありません。やはり、コンビニコーヒーを意識することによって、思い浮かべるコンビニに差が出てくるということがわかります。

属性_コンビニ利用_グラフ

Q3.あなたがそのコンビニでコーヒーを購入する理由は主になんですか?

Q3.あなたがそのコンビニでコーヒーを購入する理由は主になんですか?_表
Q3.あなたがそのコンビニでコーヒーを購入する理由は主になんですか?_グラフ

次に、なぜそのコンビニでコーヒーを購入しているかという設問ですが、対象はQ2から「特になし」19人を除いた224人となっています。

まず一番の理由としては、129人/224人で約57%の支持を得た「店舗が近いから」でした。続いて「美味しいから」が41%、「手軽に利用できるから」、「値段が安いから」と続きます。

「その他」の意見としては、

「車の通り道だから(30代女性)」
「話題なので飲んでみたかった(20代女性)」
「ついでだから(10代女性)」

このようなものがあり、何らかのついで、話題性というものが見受けられます。

Q4.購入したことのない、もしくはよく利用しない方にお伺いします。コンビニで買おうと思わない、思えない理由はなんですか?

Q4.購入したことのない、もしくはよく利用しない方にお伺いします。コンビニで買おうと思わない、思えない理由はなんですか?_表
Q4.購入したことのない、もしくはよく利用しない方にお伺いします。コンビニで買おうと思わない、思えない理由はなんですか?_グラフ

逆に、コンビニコーヒーを購入したことがない157人を対象にした設問では、「面倒だから」という意見が、59人/159人の約37%で、「コーヒーそのものが苦手」という意見も58人とほぼ変わらず。

意外にも「美味しそうではないから」が、20人/159人の約12%という結果になり、味は悪くない(と思っている)が購入が面倒だ、という意見が多い可能性があるということがわかりました。

ただし、この「美味しそうではないから」には、コーヒーが嫌いな人、他と比べて美味しくなさそう、という2つの意見が入り交じっていることが予測されるため、純粋に面倒と思っている方が多いということが伺えます。

また、「(缶コーヒーと比べ)高いから」という意見が45人/159人の28%ありますが、「意外と知らないコンビニコーヒーの買い方とコンビニコーヒー料金一覧表」を見ていただくとわかる通り、コンビニコーヒーは缶コーヒーと比べても実は高くなく、イメージとして高いと思っている、または缶コーヒーの値段が高いと思っている、という2つの意見が混在しているのではないかと予想できます。

ここで、その他を意見を見てみます。

「ゆっくり座って飲む場所がない(40代男性)」
「生活動線上に無いから(30代女性)」
「ゆっくり飲む場所がない(20代男性)」
「家で用意して持ってるから(20代男性)」
「買い方が分からない(30代女性)」
「外出時にコーヒーを飲まない(30代男性)」
「普段は家から持って来ている(50代男性)」

家からコーヒーを持ってきている人にとっては、「コーヒーを買う」事も珍しく。また、普段落ち着いてコーヒーを飲んでいる人にとっては、座ってゆっくり飲みたい、と思っているようです。

Q5.各コンビニ毎、コーヒーの買い方は様々のようです。実際に購入したことのある、なしを問わず、あなたは以下のコンビニそれぞれの購入方法をご存じですか?

Q5.各コンビニ毎、コーヒーの買い方は様々のようです。実際に購入したことのある、なしを問わず、あなたは以下のコンビニそれぞれの購入方法をご存じですか?_表Q5.各コンビニ毎、コーヒーの買い方は様々のようです。実際に購入したことのある、なしを問わず、あなたは以下のコンビニそれぞれの購入方法をご存じですか?_グラフ

設問の最後は、コンビニコーヒーの買い方を知っているかどうかです。

やはり利用しているコンビニの比率に応じて、コンビニコーヒーの買い方の認知に差が出ていることがわかります。

ここで、年代別でコンビニコーヒーの買い方がどの程度知られているかを見てみましょう。

もちろん、普段利用していないコンビニにでの認知率は低くなってしまう、という前提が存在します。

コンビニコーヒーの買い方認知率_年代別_グラフ

50~60代以上はサンプル数が少ないため何とも言えませんが、若干10代、20代の認知が高いように思えます。30~40代になると、3人中2人は知らないと答えています。

コンビニ毎、年代毎のコンビニコーヒーの買い方認知度

Q5を掘り下げて、コンビニ毎、年代ごとのコンビニコーヒーの買い方認知度について見ていきます。やはり同様に50~60代はサンプル数が少ないため、別途調査の必要があります。以下の話の中では除外して、考えたいと思います。


セブンイレブンコンビニコーヒーの買い方認知率_年代別_セブンイレブン_グラフ


ファミリーマートコンビニコーヒーの買い方認知率_年代別_ファミリーマート_グラフ


ローソンコンビニコーヒーの買い方認知率_年代別_ローソン_グラフ


サークルkサンクスコンビニコーヒーの買い方認知率_年代別_サークルkサンクス_グラフ


ミニストップコンビニコーヒーの買い方認知率_年代別_ミニストップ_グラフ

このようにコンビニ毎、年代毎に見てみると、やはり「セブンイレブン」の買い方認知度は各年代共に同じ割合で非常に高いことがわかります。

そこからは、コンビニコーヒーの利用度が高い順に「ローソン」「ファミリーマート」「サークルkサンクス」「ミニストップ」という順番で認知度が下がっていくのですが、10代、20代、30代、40代の認知度も徐々に乖離していく、という面白い現象が見られます。

コンビニコーヒーとカフェ・コーヒーショップの関係性

次は、コンビニコーヒーの購入がカフェやコーヒーショップの利用と関係性があるのかを調べてみます。
コンビニコーヒーとカフェ・コーヒーショップの相関グラフ

y軸にはカフェやコーヒーショップに「よく行く」「たまに行く」「あまり行かない」「全く行かない」が並びます。

コンビニコーヒーを購入したことがなく、カフェ・コーヒーショップに

「よく行く」人は、9.4%
「たまに行く」人は、24.0%
「あまり行かない」人は、47.1%
「全く行かない」人は、40.6%

というように、普段からカフェ、コーヒーショップを利用しない人ほどコンビニコーヒーを購入していない傾向が高い、という相関関係にあることがわかりました。

普段使いのコンビニとコンビニコーヒーを購入したことがあるコンビニの関係性

普段使いのコンビニと、これまでコンビニコーヒーを購入したことがあるコンビニの関係性も調査してみました。

普段使いのコンビニとコンビニコーヒを購入したコンビニの相関表普段使いのコンビニとコンビニコーヒを購入したコンビニの相関グラフ

y軸には普段利用しているコンビニ、x軸にはコンビニコーヒを買ったことがあるコンビニを示しています。
※デイリーヤマザキ、セイコーマート、ポプラ、スリーエフ、ココストア、その他は除く

全てのコンビニ利用者間で、セブンイレブンのコンビニコーヒーが一番売れていることは変わりませんが、やはり、普段から利用しているコンビニでのコンビニコーヒー購入率が高まる傾向があります。

特に、ミニストップの普段利用者にその傾向は強く、更にミニストップの普段利用者は全体的にコンビニコーヒーを購入している割合が多いこともわかります。そういえば、現在のコンビニコーヒーブームの以前からミニストップには、コーヒーポットが設置してあったはずです。その影響でしょうか。

買い方さえ知っていれば、コンビニコーヒーはもっと売れるのか?

最後に仮説として、前述した通り、このブログにおける検索キーワード「(コンビニ名) 買い方」が多いことから、コンビニコーヒーの買い方さえ知っていれば、コンビニコーヒーの購入がもっと伸びるのかどうかを推測したいと思います。
性格とコンビニコーヒー購入の相関グラフ

まず、コンビニコーヒーを利用したことがある人たちがどのような性格なのか、コンビニコーヒー購入と相関関係があるのかを見てみます。

「あなたに当てはまる性格はどちらですか?」の問いに「積極的・ポジティブ」であると回答している人たちのコンビニコーヒー購入傾向は概ね50%を超えていることが見てとれる反面、購入したことがない人たち「特になし」は、自分を「消極的・ネガティブ」だと捉えている傾向が強いようです。

コンビニコーヒーを買いたいのに買い方を知らない場合は、自分で調べるか、誰かに聞かないとわかりません。

この場合、コンビニスタッフに聞けばよいのですが、消極的な性格から聞くことができず購入に繋がらないことがあり得る、ということが可能性として考えられます。


もう一つ注目したことは、普段コーヒーをよく飲むにも関わらず、コンビニコーヒーを購入しない理由です。更に、カフェ・コーヒーショップに行く人も除外して、その傾向を見てみます。

カフェ・コーヒーショップに「あまり行かない」「全く行かない」及び、お酒以外でよく飲む飲料に「コーヒー」を選択している人は、対象者の中に70人います。これに、Q4のコンビニコーヒーを購入しない理由を掛けあわせると、該当するのは45人です。

複数クロス_コンビニコーヒーを買わない_グラフ

Q4の結果と少し変わり、購入したことがない理由の一番多いものは「面倒だから」で約47%です。「面倒だから」という理由の中身は、深堀りをしてみないとわかりませんが、

・普段誰かが用意してくれている
・よくわからない=面倒

という理由が端的に考えられます。

「(コンビニ名) 買い方」がデイリー200サーチを超えていることを踏まえても、やはり買いたい気持ちはあるけど、コンビニで買い方を聞く気が起きず、買う方法がよくわからないため面倒、と推察しても良いのではないかと思います。

というわけで、「コーヒーは好きなんだけど買い方がわからないから購入していない」という潜在顧客が、今回の調査対象の約5%を占めていることになります。更にその人達は、普段コーヒーを飲むわけですから、1度購入にまで繋げられると、高確率でリピーターになる可能性があります。

コンビニコーヒーについて:総評

そもそもコンビニに行っても買い方がわからないから、「わざわざ買い方を調べるために、このブログに辿り着いている人がいる」んですけど、コンビニ各社はその対策打ったほうが良いのではないでしょうか?

レジ前に「買い方」のポップ置いても見ないですよ?

最低でも店内数カ所、レジから離れた場所にもポップを置いたほうが良いと思います。

または、「コーヒーの買い方はスタッフにお聞きください」と書いておくだけでも背中が押されます。

コンビニコーヒー戦争を制するためには、まず利用してもらうことです。第1ラウンドは、話題性でセブンイレブンが勝利しました。ここから他のコンビニが追い上げるには、コーヒーを飲みたいのに利用に踏み切れていない層を狙うことです。

買い方を知らないというだけのお客さんを逃すのは、少々もったいない気がします。