クリスマスの過ごし方に関する調査から分かった家族回帰

クリスマスの過ごし方に関するアンケート調査結果

今回は、「クリスマスの過ごし方に関する調査」のアンケート結果をお伝えします。(2013年12月19日集計)

クリスマスを来週に控えて、週末を迎える今日。週末にいろいろなイベントを行う人達も多いのではないでしょうか。

街中に溢れるイルミネーションを見ていると、クリスマスはみんな外出するんだろうか、とふと気になってしまいます。

そこで、みなさんがどのようなクリスマスを過ごすのかを見てみます。

対象者:10代~60代の男女1,000人


< 質問内容>
Q1.クリスマスは誰と迎える予定ですか?
Q2.クリスマスはどのような過ごし方をしますか?予定はありますか?
Q3.クリスマスはどのような食事をする予定ですか?また、どのような食事をしたいですか?
未婚・既婚はクリスマスの過ごし方と関係があるのか
クリスマスの過ごし方に関する調査:総評

Q1.クリスマスは誰と迎える予定ですか?

表_クリスマスは誰と迎える予定ですか?
グラフ_クリスマスは誰と迎える予定ですか?

「家族と一緒に迎える」が半数を超える52.17%でした。

Q2.クリスマスはどのような過ごし方をしますか?予定はありますか?

表_クリスマスはどのような過ごし方をしますか?予定はありますか?
グラフ_クリスマスはどのような過ごし方をしますか?予定はありますか?

家族志向・家志向が高まってるいる昨今、やっぱり「家でディナーをする予定」が圧倒的な44%でした。

対して、「レストランでディナーをする予定」の方が5.33%、「旅行に出かける予定」が2.83%と、以前に比べて消費傾向が減少しています。

1980年~1990年代に、雑誌『POPEYE』や 『anan』で組まれていた、「彼氏と行きたいクリスマスディナー」のような特集も遠い昔の事に感じます。

Q3.クリスマスはどのような食事をする予定ですか?また、どのような食事をしたいですか?

表_クリスマスはどのような食事をする予定ですか?また、どのような食事をしたいですか?
グラフ_クリスマスはどのような食事をする予定ですか?また、どのような食事をしたいですか?

「ケーキ・スイーツ」は定番ですが、それでも回答数は半数を超えるくらいの583人。「家で食べられれば何でも良い」という方も240人で、割合としては24%の方が家回帰の思考だということがわかります。

これもまたバブルの象徴だったのかもしれませんが、「イタリア料理」、「フランス料理」が92人、43人と思ったより少ない傾向にあります。

(12/28追記)

未婚・既婚はクリスマスの過ごし方と関係があるのか

既婚者であれば、家族と一緒にクリスマスを過ごすことが多いと予想できますが、どれ位の割合でしょうか。まずは今回調査対象者の未既婚率を見てみます。なお、離婚・死別は今回未婚に含めて計算します。

婚姻状況

次に、「Q1 クリスマスは誰と迎える予定ですか?」とのクロス集計を行います。上記通り、離婚・死別は今回未婚に含めて計算します。

Q1 クリスマスは誰と迎える予定ですか?_婚姻状況 Q1 クリスマスは誰と迎える予定ですか?_婚姻状況_グラフ

結果、さまざまな状況があるとは思いますが、結果は既婚者の84.5%が家族と過ごすということがわかりました。反対に未婚者は36.9%が家族と、23.6%が恋人と、さらにまだ予定が決まっていない方も20.9%といる、という結果になりました。

結果にばらつきはあるものの、未婚者の方もやはり家族と過ごす割合が一番多いことがわかりました。

クリスマスの過ごし方に関するアンケート調査:総評

今回のアンケート調査結果から、クリスマスは家族で過ごし、家族と一緒に迎え、家族で食事をし、ケーキを食べる。このような傾向が一番強いということがわかりました。

なぜか最近の雑誌やテレビでは、この傾向を「○○離れ」とよぶことが多いですが、恋人たちの行き過ぎたクリスマスこと「バブル的クリスマス」は、雑誌 『anan』が83年に初めて特集したことから始まったと言われています。

これに影響を受けてか家族であっても、クリスマスは旅行をする、食事に出かける、など外出をすることがデフォルトであるかのようにメディアが報じていました<。 恐らく、90年代前半までがこの「バブル的クリスマス」で、その後徐々に外に行くよりも、家で家族と過ごすという流れに戻ってきているとすると、たかだか十数年のでき事だったということになります。 安定と安心の偶像として、家族との関係やそのあり方がよく語られる昨今、今後もこのような家族回帰というのは高まっていくのでしょうか。

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