直近5カ年新車出荷台数グラフ推移と自動車業界の今後

直近5カ年新車出荷台数グラフ推移

読了目安:[1 分

市場規模1位の自動車業界における新車出荷台数ランキングをみてみる

先日の記事『visualizing.info「市場規模マップ」をエクセルに落としてみた(DL可能』より、市場規模1位の自動車業界が気になって調べててみました。

こちら「20131123_市場規模マップエクセルデータ」からダウンロードできます。

自動車業界チャート

自動車業界チャート:業界動向Search.com参照

巨大な自動車業界ですが、一番重要なことは毎年新車が製造されて、出荷されることです。

そこで、2013年はまだ終わっていないので、ひとまず2009年-2012年における新車出荷台数ランキングを算出してみました。

2009 2010 2011 2012 累計
プリウス 208,876 315,669 252,528 317,675 1,094,748
フィット 157,324 185,439 207,882 209,276 759,921
ヴィッツ 117,655 122,248 128,725 105,611 474,239
カローラ 90,178 111,265 70,758 80,459 352,660
フリード 79,525 95,123 67,736 106,316 348,700
セレナ 78,836 75,040 84,359 96,020 334,255
パッソ 98,883 89,373 53,974 52,281 294,511
アクア 266,567 266,567
ノート 65,745 66,347 46,475 85,330 263,897
ヴォクシー 71,426 72,163 48,652 50,539 242,780

思った通り「プリウス」が1位だったのですが、次点で「フィット」、あとはほぼ団子状態と言って良いと思います。「ヴィッツ」も少し抜けているように思えますが、2009-2011年まで推移していた3位から、2012年5位、2013年(1-6月期)7位に転落してしまっています(表などは後ほど)。

2009-2012新車累計荷台数数

    2009-2012新車累計出荷台数(万台)

ハイブリッドカー、コンパクトカー、ファミリーカーの順に人気があるようです。特徴的なのは「アクア」です。2012年にプリウスに次ぐ26万台を売り上げ、2013年も2位をキープしています(2013年の出荷台数は後ほど)。

2012年のみの売り上げだけで7位に付けているので、勢いでは2位のフィットよりも上ですね。

2009-2012年各年度の出荷台数ランキング

次に、2009年から2012年まで各年度の出荷台数ランキングを見てみます。少し見にくい表ですが、ご容赦ください。

2009年 2010年
順位 車名 メーカー 台数 前年比 順位 車名 メーカー 台数 前年比
1 プリウス トヨタ 208,876 285.7 1 プリウス トヨタ 315,669 151.1
2 フィット ホンダ 157,324 89.9 2 フィット ホンダ 185,439 117.7
3 ヴィッツ トヨタ 117,655 95.4 3 ヴィッツ トヨタ 122,248 103.9
4 パッソ 98,883 135.9 4 カローラ 111,265 123.4
5 インサイト ホンダ 93,283 5 フリード ホンダ 95,123 119.6
6 カローラ トヨタ 90,178 62.6 6 パッソ トヨタ 89,373 90.4
7 フリード ホンダ 79,525 157 7 ステップワゴン ホンダ 80,934 188.1
8 セレナ 日産 78,836 108.1 8 セレナ 日産 75,040 95.2
9 ヴォクシー トヨタ 71,426 101.8 9 ヴォクシー トヨタ 72,163 101
10 ノート 日産 65,745 104.8 10 ノート 日産 66,347 100.9
2011年 2012年
順位 車名 メーカー 台数 前年比 順位 車名 メーカー 台数 前年比
1 プリウス トヨタ 252,528 80 1 プリウス トヨタ 317,675 125.8
2 フィット ホンダ 207,882 112.1 2 アクア トヨタ 266,567
3 ヴィッツ トヨタ 128,725 105.3 3 フィット ホンダ 209,276 100.7
4 セレナ 日産 84,359 112.4 4 フリード ホンダ 106,316 157
5 カローラ トヨタ 70,758 63.6 5 ヴィッツ トヨタ 105,611 82
6 フリード ホンダ 67,736 71.2 6 セレナ 日産 96,020 113.8
7 デミオ マツダ 61,736 93.6 7 ノート 日産 85,330 183.6
8 ラクティス トヨタ 59,207 127.2 8 カローラ トヨタ 80,459 113.7
9 パッソ 53,974 60.4 9 ステップワゴン ホンダ 63,707 130.6
10 マーチ 日産 50,274 102.2 10 ヴェルファイア トヨタ 58,513 215.1

こうやって見てみると、各社必ずコンパクト(ハイブリッド)カーとファミリーカーの主力をランキングに入れるべく販売競争を行っていることがわかります。

トヨタであれば、「プリウス」、「カローラ」、「ヴィッツ」、「パッソ」と「ヴォクシー」、ホンダであれば、「フィット」、「インサイト」と「ステップワゴン」、「フリード」、日産であれば、「ノート」と「セレナ」と言った感じです。

次に、2009-2012年のランキングトップ10に入っている新車出荷台数の推移です。

    2009-2012年各社新車出荷台数推移グラフ

先ほど述べたとおり、「プリウス」と「フィット」が毎年頭ひとつ抜けていて、かろうじて「ヴィッツ」が3番手をキープ。他は団子状態です。ところが、2012年に「アクア」が「ヴィッツ」「フィット」を抜き去り、「ヴィッツ」も減少傾向だということがわかります。

2013年1-6月期新車出荷台数

2013年1-6月
順位 車名 メーカー 台数 前年比
1 プリウス トヨタ 132,472 72.9
2 アクア トヨタ 132,336 103.2
3 ノート 日産 82,466 241.6
4 フィット ホンダ 72,191 54.1
5 セレナ 日産 49,241 92.7
6 クラウン トヨタ 48,458 280.8
7 ヴィッツ トヨタ 45,996 71
8 カローラ トヨタ 40,244 107.7
9 フリード ホンダ 37,974 53.8
10 ステップワゴン ホンダ 32,656 90.2

最後に、2013年1-6月期の新車出荷台数を見てみます。

2013年1-6月期新車出荷台数

    2013年1-6月期新車出荷台数グラフ

2013年の前記ではこれまで圧倒的な王者であった「プリウス」が「アクア」に猛追撃されていることがわかります。「フィット」は残念ながら2位どころか、4位に転落。「ヴィッツ」も先程述べたとおり7位に転落しています。

「アクア」は今年、Perfumeのチョコレイト・ディスコを使ったシンプルかつ素敵なCMで話題になりました。

「プリウス」「アクア」という2枚看板を掲げて、トヨタ大きくリードといったところでしょうか。

将来も自動車産業は日本を支えるのか

今後自動車の定義がどのようになっていくかはわかりませんが、いつかはこの4輪で走る自動車というものも衰退していくはずです。

その時にどのような業態が自動車産業の代わりを担うのか、または自動車の定義が変わってもトヨタやホンダや日産が展開していく事業が市場規模1位を獲得し続けていけるのか、これは日本の未来にも関わっている問題でしょう。