気軽にOB・OG訪問できるビズリーチキャンパス、ニクリーチ、yentaなど

OB・OG訪問マッチングサービス

就職活動で大事なOB・OG訪問

就職氷河期を経験したわたしに比べて、何となく今の学生の方が前向きに生きている気がするのは気のせいでしょうか。

そんな学生に「意識高い系(笑)」なんて言う人もいますが、大口を叩いても、空回りしても、「若いからいいじゃん!」と思っている大人も多くいることをお忘れなく。意識低い系よりはよっぽど良いと思います。

さて、そんな学生の就職活動は、社会に出るためのイベントです。中でも大切だと言われるのが、OB訪問・OG訪問ですね。

ただ、行きたい会社に大学のOB・OGがいない、急に尋ねると失礼ではないか、迷惑と思われそうで怖いなど、OB・OG訪問には悩みがつきものです。そこで利用したいのが、OB・OG訪問マッチングサービスです。

OB・OG訪問マッチングサービスには、「ビズリーチキャンパス」「ソーシャルランチ」「yenta」「ニクリーチ」「マッチャー」「レクミー」「HELLO, VISITS」「OBトーク」「茶会人訪問」などがあります。

今回のテーマ
今回は、OB・OG訪問マッチングサービスについてよくわからない人のために、次の内容をお話します。

  • OB・OG訪問マッチングサービスのメリット・デメリット
  • OB・OG訪問マッチングサービスの紹介
  • OB・OG訪問マッチングサービスの今後

それでは早速見ていきましょう。

※2019年7月現在

OB・OG訪問マッチングサービスとは

OB・OG訪問マッチングサービスとは、学生が就職活動で行うOB・OG訪問を手軽にマッチングしてくれるサービスのことです。

マイナビの就職モニター調査によると、学生のOB・OG訪問は25.4%が経験しており、さらに平均4.3人のOB・OGを訪問しているそうです。

2019マイナビの就職モニター調査-OB・OG訪問

OB・OG訪問とは – 就活に差がつく! OB・OG訪問のススメ- 就活支援 – マイナビ2020

OB・OG訪問マッチングサービスのメリット

OB・OG訪問マッチングサービスのメリットは、大学や知り合いの人脈・コネではつながれない社会人と会えることです。

サービスの中には、企業の先輩から学生に声をかけるものもあります。もちろん、スカウト目的ではありますが。

また、社会人と学生をマッチングさせる前提のサービスなので、学生が気を使う必要もありません。ただし、相手は貴重な時間を使うので、感謝は忘れないでください。

OB・OG訪問マッチングサービスのデメリット

OB・OG訪問マッチングサービスのデメリットは、出会い目的でサービスを使う社会人がいることです。強制わいせつで逮捕され、ニュースにもなりました。そのため、女性が使う場合は注意が必要です。

また、純粋にOB・OG訪問したい学生にとっては、スカウト目的で来る人事などの企業担当者に嫌な感じを受けるかもしれません。と言っても、それも社会を知る一貫ですし、あからさまに変なトークをする人はいないと思います。

OB・OG訪問マッチングサービス一覧

では、さまざまなOB・OG訪問マッチングサービスを見ていきましょう。

ビズリーチキャンパス

OB/OG訪問ネットワーク【ビズリーチ・キャンパス】

ビズリーチキャンパスは、株式会社ビズリーチがスマホアプリで展開するサービスです。

特徴は、インターン、就活セミナー、会社説明会など、企業とのさまざまな出会いの場に申し込みができることです。また、大学フィルターがあるため、知らないOB・OGにも訪問することができます。

スカウト機能もあるため、就職活動を有利に進めたい人は登録しておきましょう。

yenta

完全審査制 AIビジネスマッチングアプリ – yenta

yentaは、株式会社アトラエがスマホアプリで展開するサービスです。アトラエはGreenを運営している企業ですね。

こちらはOB・OG訪問というよりも、社会人マッチングアプリです。つまり、人脈を広げたい人が使うアプリですね。

特徴は、会員登録の際に審査が必要な点、そしてマッチングをAIが選定してくれる点です。もちろん、AIが選んだ人と会わなければいけないわけではなく、たくさんの会員の中から自分に合いそうな人をどんどん選んでいくというもの。

学生というカテゴライズもあるため、OB・OG訪問にも活用できると思います。

ニクリーチ

https://29reach.com

ニクリーチも、株式会社ビズリーチがWEBサイト、スマホアプリで展開するサービスです。

ニクリーチは、OB・OG訪問というよりも、企業のためのスカウトサービスです。学生をスカウトして、実際に会うときに焼き肉を奢ってくれるかもしれないという特典があります。

ただし、実際に焼き肉付きのスカウトをもらうことはあまりないうえに、スカウト自体もそれほど多くないそうなので、「焼肉食べられたらラッキーかな。」程度に考えた方が良いですね。発想は面白いです。

マッチャー

Matcher(マッチャー)| OB訪問の新しい形

マッチャーは、Matcher株式会社がWEBサイトで展開するサービスです。

サイトを見ると分かりますが、検索機能が充実しているため、希望する業務や相手の職種がとても選びやすいですね。また、相談したいことも絞り込めるため、より相手に気を使わずにすみます。

また、マッチャーに登録している先輩社会人を見ると分かる通り、内定者が多いです。つまり、ついこの前まで就職活動をしていた先輩たちです。やっぱり年齢も近いですし、内定が決まって何度か会社に足を運んだ感想は聞いてみたいものです。

レクミー

上位校学生のための就活サイト | レクミー

レクミーは、株式会社リーディングマークがWEBサイト、スマホアプリで展開するサービスです。

こちらもOB・OG訪問というよりは、インターン、就活セミナー、会社説明会など、企業とのさまざまな出会いの場に申し込みをして、就活を支援するためのサービスです。

特徴は、高学歴の学生と大手企業をマッチングすること。高学歴でも大手企業でもないわたしにはあまり関係ないですが、このようなフィルタリングがありがたいと考える人もいるでしょう。

HELLO, VISITS(ハロビジ)

HELLO, VISITS | ハロビジ 旧VISITS OB

ハロビジは、VISITS Technologies株式会社がWEBサイト、およびスマホアプリで展開するサービスです。

便利な点は、OB・OGの特徴を詳しく知ることができる点です。学部や卒業年度、勤務先を見て、自分に近い存在だとわかったら、会う会わないは別にして、とりあえずフォローしましょう。

一応触れておきますが、デメリットで話した出会い系目的のわいせつ事件はハロビジを使って行われました。ハロビジが悪いわけではありませんが、やはり利用者に対する責任は伴います。

OBトーク

OBトーク – 簡単OB訪問、就活相談

OBトークは、株式会社アスレバがWEBサイト、およびスマホアプリで展開するサービスです。

名前そのままズバリのサービスで、OB・OG訪問に特化したサービスなので、学生はいらない気を使わずに活用できると思います。

とくにOB・OGに会う必要はなく、アプリやWEBを通して就職相談をしたり、企業の現状などを質問して気軽に話すこともできます。

就活生とOB・OGをつなぐコミュニティプラットフォームとして発展する可能性も秘めていると思います。

ソーシャルランチ

ソーシャルランチ

ソーシャルランチは、株式会社DonutsがWEBサイト、スマホアプリで展開するサービスです。

OB・OG訪問という分野では最古参ですね。もとは、ソーシャルマッチングでランチをご一緒するというサービスをDonutsが買収し、就活支援にピボットした経緯があります。

個人的な意見ですが、現在はそれほど力を入れた展開はしていないように感じます。

OB・OG訪問マッチングサービスの今後

社会人同士がランチをご一緒して人脈を作るソーシャルランチのサービスがしぼんで消えそうになっていたこの業界も、就活生と社会人のマッチングを軸にして、復活した感があります。

このような社会人同士のマッチング、就活生と社会人のマッチングサービスは、ポコポコ出てきて数年で消えてしまうため、大きな話題にはなりません。

実は、今がもっともサービス展開が多い時期なのかもしれません。

ただ、OB・OG訪問が以前よりも増えているかというとそうではなく、10年前やわたしが学生のころの方が多かった気がします。

この手のサービスは毎年の地盤が安定しているため、軌道に乗れば安定して続きますが、長期スパンで見ると学生の絶対数が減っていくことは間違いありません。

今後は、学生の一斉就職活動がなくなるかもしれないため、個人が就職のために能動的な活動をしなければいけなくなります。

そのため、この手のサービスも、就職支援サービスとして学生をサポートする方向に進んでいくのではないでしょうか。

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