出張シェフを使うメリット・デメリット、3つのおすすめサービス

出張シェフのメリット・デメリット

出張シェフで中食を豪華にしたい

普段の食事は外食派ですか、それとも内食派ですか。一人暮らしが増えたことで、外食も増えた印象がありますが、一番伸びているのは中食(なかしょく)です。

レストランの食事を「外食」、家で調理した食事を「内食」、食事のテイクアウトや出前を頼んで家で食事することを「中食」と言います。中食は2000年代以降、徐々に市場規模が大きくなっています。

外食・中食産業の市場規模

第6節 食品産業の動向:農林水産省

中食が増えた理由は、出来合いの食事が美味しくなったこともありますが、出前館や楽天デリバリーなどの出前サービスが増えた背景もあります。

最近では、有名店の料理がウーバーイーツ(Uber Eats)で頼めるようになったことも大きな変化でしょう。

さて、そんな中食の1つに「出張シェフ」があります。文字通りシェフが出張して料理を作るサービスですが、「そんなセレブっぽいこと、お高いんでしょ~。」と思いますよね。

出張シェフは、いくつかのマッチングサービスによって比較的安く依頼することができるんです。

今回のテーマ
今回は、出張シェフについて詳しく知りたい人、おすすめの出張シェフサービスを知りたい人のために、次の内容をお話します。

  • 出張シェフサービスの特徴やニーズ
  • おすすめ出張シェフサービスの紹介
  • 出張シェフのメリット・デメリット

それでは早速見ていきましょう。

出張シェフサービスとは

出張シェフサービスとは、レストランで働くシェフや料理学校の講師、調理師免許を持った料理人などを自宅やオフィス、指定の場所に呼んで、プロの食事を提供するサービスのことです。

出張シェフサービスのニーズは

外食産業が伸び悩んでいる中、中食にお金をかけてプチ贅沢をしたい人が増えています。

自宅でもシェフを呼んで一流の食事をしたい人、子供が生まれたばかりで外食ができない人、また企業や仲間内のイベントに呼びたい人など一定のニーズがあります。

シェフの出張は、個別では以前から依頼できたものですが、ニーズが顕在化していなかったり、料金的な問題で庶民が利用できるサービスではありませんでした。

出張シェフサービスは、お店が休みの日も売上を作りたい料理人と比較的安価で出張シェフを利用したい顧客をマッチングする今どきのサービスです。

出張シェフサービスの特徴は

出張シェフサービスは、料理の点数やシェフによってある程度価格が決まっています。

それぞれのサービス画面で出張して欲しい日時とシェフを決め、事前に必要なものなどの段取りをして依頼します。依頼をしたら、クレジットカードで事前決済をして、当日を迎えます。

料理の食材はシェフが用意し、食器などはユーザーが用意します。シェフが料理を作り、ユーザーが食事をしたら、後片付けはシェフが行い、サービスが終了するという流れです。サービスの提供時間は、仕込みから片付けまで3-4時間ほどです。

自宅以外の場所でもキッチンと食器を用意できれば、シェフの出張は可能です。

では、いくつかの出張シェフサービスを紹介しましょう。

出張シェフサービス1.MyChef(マイシェフ)

マイシェフ

出張シェフサービスの マイシェフ|東京,横浜,埼玉,千葉の出張シェフサービス

MyChef(マイシェフ)は、女性のみが注文できる出張シェフサービスです(メンバーに男性がいるのは可)。対応人数は基本的に4-8人で、それ以上・以下の場合は、相談が必要になります。

出張シェフサービスの中では最古参で、2012年からの実績があります。

マイシェフの料理と価格

価格はシェフによって違いますが、1名分5,000円-7,000円で、3-4品のコース料理を作ってもらえます。

この価格には、食材費(調味料以外)、食材購入/調理/後片付け、出張費/交通費、(必要に応じて)調理器具の持ち込み費用が含まれています。

マイシェフの出張エリア

東京・神奈川・埼玉・千葉

出張シェフサービス2.Rental Chef(レンタルシェフ)

レンタルシェフ

レンタルシェフ|調理から後片付けまで、プロのシェフがご自宅まで出張して豪華料理と素敵な時間を提供いたします。

レンタルシェフは、「出張シェフサービス」と「シェフプラス」という2つのサービスを提供しています。対応人数は2-8人で、それ以上の人数の場合は相談が必要です。

出張シェフサービスは、一般的なシェフの出張サービスです。シェフプラスは、出張シェフサービスを利用した人が、さらに冷蔵庫の中の食材で料理を作って欲しい場合に利用するサービスです。シェフプラス単体では利用できません。

マイシェフと違って男性も注文できますが、その場合は出張するシェフも男性になります。また、事前に確認をすれば、子供用のメニューを作ってもらうことも可能です。

レンタルシェフの料理と価格

価格はコースやシェフによって変わりますが、1名分3,000円からで、3-4品のコース料理を作ってもらえます。

この価格には、食材費(調味料以外)、食材購入/調理/後片付け、出張費/交通費、(必要に応じて)調理器具の持ち込み費用が含まれています。

シェフプラスの料金は、3000円/1回です。

レンタルシェフの出張エリア

首都圏近郊(シェフの移動可能な範囲)

出張シェフサービス3.PRIME CHEF(プライムシェフ)

プライムシェフ

あなたにぴったりの出張シェフが見つかるPRIME CHEF[プライムシェフ]

プライムシェフは、通常の出張シェフだけでなく、出張料理教室にも対応しています。プライムという名前とは違って、庶民料理から高級料理まで幅広く取り扱っています。

プライムシェフのサイトは、和洋中などのジャンル検索、駅名検索、値段検索、人数検索など検索機能が充実しているので、迷うことなく受けたいサービスを選ぶことができるでしょう。

プライムシェフの料理と価格

価格はコースやシェフによって変わりますが、1名分3,000円からで、3品からの料理を作ってもらえます。

この価格には、食材費(調味料以外)、食材購入/調理/後片付け、出張費/交通費、(必要に応じて)調理器具の持ち込み費用が含まれています。

プライムシェフの出張エリア

都内23区が中心

出張シェフサービスのメリット・デメリット

出張シェフのメリット

出張シェフのメリットは、なんと言っても自宅でプロが作った料理を比較的安く食べられることです。

自宅で仲間内のパーティーをしたり、家族のお祝いごとでプロのシェフを呼んだと言えば、かなりの自慢になります。

また、プロが作る料理なので見た目も美しく、当然インスタ映えします。「わたしが作ったんだよ。」というかはその人次第ですが、美味しそうな料理の写真はSNS上で目を惹きます。

というわけで、承認欲求を満たしたい人にとって、出張シェフはおすすめのサービスです。

出張シェフのデメリット

出張シェフのデメリットは、本来味わえる目や耳や肌感覚などの雰囲気が堪能できないことです。

料理の美味しさは、何を食べるかも大事ですが、どこで食べるか、どのような雰囲気で食べるかも大切です。

わたしたちは、単純に味が美味しい料理に1万円以上払っているわけではなく、そのお店の雰囲気やきれいな食器、ドレスアップした自分自身などの特別感にお金を払っています。

そのため、いくらプロのシェフが目の前で作ってくれた美味しい料理でも、いつもの自宅で、いつもの食器で、いつもの雰囲気で食べる食事にいくらお金を支払うべきかは意見が分かれると思います。

出張シェフサービスはどう使うべき?

前述した通り、出張シェフサービスは、良くも悪くも使う人や使うシーンを選ぶサービスだと思います。

個人的には、大きな市場を獲得できるサービスではなく、一定以上の富裕層や組織に限定して、頻度を増やして使ってもらう工夫をすることが大切ではないかなと。

もし、わたしたち庶民が出張シェフサービス使う場合は、新築祝いやAirbnbなどで高級民泊をした場合など、いつもとは違う雰囲気で利用すると楽しく活用できるのではないでしょうか。

日常に特別感を演出できることが肝でしょう。

出張シェフサービスは、生理的欲求を叶えるためのサービスではなく、あくまでも承認欲求を満たすためのサービスだということを忘れないように、うまく利用してください。

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