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ページ内のキーワードの最適な割合は?
「ページ内に含めるキーワードは、文章全体の5%ほどにするとSEO効果が高い。」と言われた時期がありました。
それ以前は、「ページ内のキーワードが多いほどSEO効果が高い。」と言われた時期もありました。
これらは間違いではなく、当時はページ内のキーワードの割合で、上位表示を目指す人がたくさんいました。
現在は、ページ内のキーワードの割合(出現率)とSEOは関係ないと言われていますが、それでもキーワードの出現率を意識するとSEOに良い影響があります。
- キーワード出現率とは何か
- キーワード出現率は高い方が良い?低い方が良い?
- キーワードを意識して自然な文章を書けばOK
それでは早速見ていきましょう。
キーワード出現率とは
キーワード出現率とは、WEBページ内の文章を単語にわけたときに、全単語に対して重要なキーワードが含まれている割合のことです。
ここで言う単語とは、文章を分かち書き(形態素で分ける)にした個数のことです。キーワード出現率は、「キーワード出現率(%)=全単語数÷キーワード数×100」で算出します。
分かち書き(形態素解析) | WEBシステム開発のWELLHAT
前述したとおり、「ページ内のキーワードは、文章全体の5%ほどだとSEO効果が高い。」「ページ内のキーワードは、多いほどSEO効果が高い。」など、キーワード出現率が重視された時期もありました。
ただ現在は、キーワード出現率とSEOには、関連性はありません。
キーワード出現率は高い方が良い?低い方が良い?
キーワード出現率が重視されていたことの揺り戻しなのか、キーワード出現率が高いとペナルティ対象になると考えている人がいます。
キーワードの出現率が高すぎるのはダメ?
文章に違和感がなければ、キーワードの出現率が高くなるのは当たり前です。
たとえば、以下のページのメインキーワードは「SXO」です。サブキーワードは「SEO」と「SEM」です。さらに、組み合わせとして重要なワード(共起語)は、「違い」と「対策」です。
これらのキーワードの個数を数えたところ、「SXO」が56個、「SEO」が60個、「SEM」が26個、「違い」が6個、「対策」が10個あります。
サブキーワード|SEO:60個
サブキーワード|SEM:26個
組み合わせワード|違い:6個
組み合わせワード|対策:10個
多少の前後はありますが、「SXO」の出現率が多いのは、それが記事のテーマとして書かれているためです。もし、「SEM」の出現率がダントツで多ければ、コンテンツテーマは「SEM」にすべきです。
キーワードの出現率が低すぎるのはダメ?
反対に、重要なキーワードの出現率が低すぎるのは、タイトルと記事内容がズレているため良くありません。
先ほどの例で、タイトルに「違い」が入っているにもかかわらず、記事内容に「違い」というワードが1つもない、または1-2つしかない場合は、タイトルと記事内容に差が出てしまいます。
記事を作るときはキーワードを選定し、キーワードに沿ったテーマで文章を書くため、キーワードの出現率は自然に高くなります(手順はもう少し細かいです)。
逆に、キーワードの出現率が低かったり、タイトルに入っているワードの出現率が低いと、タイトルからかけ離れた記事内容になり、Googleから評価されません。
キーワードを意識して自然な文章を書けばOK
先ほども言いましたが、記事を作るときはキーワードを選定し、キーワードに沿ったテーマで文章を書いていきます。
そのため、キーワードを意識して文章を書けば、キーワード出現率は自然に高くなります。
その際、キーワード出現率が5%だから良い、10%だから多すぎなどは、気にする必要はありません。とにかく、キーワードを意識して、自然な文章を書けばOKです。
ただし、キーワード出現率が1-2%など低くなる場合は、記事に設定したキーワード・テーマに沿った文章を書けていないため問題です。
キーワード出現率が低いということは、タイトルと記事内容がズレてGoogleからの評価が低くなるだけでなく、テーマがぼけてわかりにくい文章になる可能性があります。
ユーザーの評価を得たいなら、キーワード、テーマに沿ったわかりやすい文章を書いてください。
わかりやすい文章の定義はいろいろありますが、テーマを明確にするとともに、以下の書き方にも気をつけるようにしましょう。