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トレンドワード・トレンドキーワードとは
ブログやメディアで書く記事ネタがなくなったらどうしますか(そんな状態になってはいけないのですが)。
企業のオウンドメディアならチームで考えたり、社内から情報を集めますが、一人でブログを運営している人は、どのようにネタを調達すれば良いでしょう。
その答えの一つが、今世の中で話題になっている事柄をキーワードにした「トレンドワード」をネタの参考にすることです。
効率良くトレンドワードを探すことができるサイトやツールはたくさんあります。
- トレンドワードとは何か
- トレンドワードを探すために最適なサイトの紹介
- トレンドワードを記事ネタにするコツ
- トレンドワードの賢い選び方
それでは早速見ていきましょう。
トレンドワードとは
まず、トレンドとは、傾向・流行などの意味で、世の中の物事の状態が一方向に変化している様子をあらわす言葉です。
そのため、トレンドワードとは、世の中の変化によって今話題になっているキーワードのことです。WEB業界では、「トレンドキーワード」と言うこともあります。
今なら、検索エンジンやSNSで使われている言葉を探すことで、世間で話題になっていて勢いがあるトレンドワードがわかります。
つまり、WEB上のトレンドワードを追えば、ある程度旬な話題がわかるということです。
トレンドブログとは
トレンドワード・トレンドキーワードと聞いて、トレンドブログを想像する人もいるでしょう。
トレンドブログとは、旬のさまざまな話題を記事にしたブログのことで、多くはアフィリエイト目的で運営されています。
もちろん、トレンドワードは、トレンドブログの運用には欠かせませんが、企業のオウンドメディアや個人の専門分野のブログでも、自分のサイトのテーマに合ったトレンドワードを見つけることはできます。
以下のサイトから、自分にあったトレンドワードを見つけてください。
検索に関するトレンドワード
Googleトレンド(Google Trends)
Googleトレンドは、期間で指定したキーワードの相対的なトレンド推移を見ることができます。
また、急上昇ワードでは、毎日の検索トレンド(日次)、リアルタイムの検索トレンド(24時間以内)を調査できます。
Google Trends data is an unbiased sample of Google search data. Only a percentage of searches are used to compile Trends data.
There are 2 types of Trends data:
Realtime data is a random sample of searches from the last 7 days
Non-realtime data is a random sample of Google search data that can be pulled from as far back as 2004 and up to 36 hours before your search
キーワードプランナー
キーワードプランナーとは、キーワードの検索ボリューム(検索表示回数)や競合の比較、広告の単価などを調査できるGoogleのツールのことです。
上記画像のように、キーワードを入力すると月間の検索ボリュームが数値とグラフで表示されます。
旬のトレンドワードがわかるというよりも、クリスマスやバレンタインなどの特定時期のイベントが、その時期にどれくらい検索されるかを知ることができます。
@nifty 瞬!ワード
@niftyの瞬!ワードは、@niftyで検索されたキーワードを集計して、1位-10位のランキング形式で紹介するツールです。キーワードに関する人気のサイトやTwitterを見ることもできます。
集計は1時間毎に行われているため、リアルタイムの情報を探すことができます。
goodkeyword(グッドキーワード)
goodkeywordとは、Google、Bing、Yahoo!JAPANで提供されているAPIを利用して、検索キーワードに関連するキーワードを表示するツールです。
各検索エンジンの関連キーワードを横断検索できるため、コンテンツのキーワードを決める際に利用している人は多いですね。
cotoha.comトピックス
cotoha.comトピックスは、Yahoo!最新急上昇ワードやTwitterのトレンドワード、dメニュー急上昇のランキングを取得して、一覧で見ることができるツールです。
キーワード検索をすると、Googleトレンドのグラフ、Googleニュース、Yahoo!知恵袋、教えて!gooなどの情報を閲覧できます。
SNS・ブログ・ブックマークのトレンドワード
はてな注目キーワード
はてな注目キーワードとは、はてなダイアリー、はてなブログ内で話題になっているキーワードをカテゴリーごとに表示するものです。
Yahoo!リアルタイム検索
Yahoo!リアルタイム検索とは、Twitterに投稿されたツイートを検索できるものです。
キーワードを入れて検索すると、ツイート件数や日次、週次、月次のツイート数の推移、そのツイートの感情(良い印象・悪い印象)の推移を見ることができます。
ついっぷるトレンド
ついっぷるトレンドとは、Twitterでツイートされているキーワードを元に、画像、ニュース、有名人、HOTワードなどをランキング形式で見ることができるツールです。
それぞれのトレンドワードは、「いま」「今日」「昨日」「今週」「今月」「今年」などで期間を絞り込むことができます。見方は以下を参考にしてください。
テレビで紹介されたトレンドワード
HMV&BOOKS online
TVで紹介された本|テレビで紹介された本・コミック・雑誌 | HMV&BOOKS online
HMV&BOOKS onlineでは、テレビで紹介された書籍を一覧で表示しています。テレビ番組名と日付を紹介しているため、今話題になっている本やこれから話題になる可能性がある本を知ることができます。
価格.com テレビ番組で紹介された情報
価格.comのテレビ番組で紹介された情報は、書籍、CD、DVD、飲食店、レシピ、ホテル・旅館、イベント情報、雑学などテレビ番組で紹介された情報を知ることができます。
また、注目番組ランキングでは、今話題になっている・注目が集まっている番組をランキングで知ることができます。
ぐるなび テレビに出たお店
ぐるなびのテレビに出たお店は、テレビで紹介された飲食店を一覧で表示しています。
テレビ番組名と日付、オンエア総回数を含めて紹介しているため、今話題の飲食店だけでなく、今後も定期的に紹介されそうな飲食店を知ることができます。
エンターテイメントに関するトレンドワード
ORICON NEWS(オリコンニュース)
オリコンニュースは、主に芸能情報、音楽情報、映画情報などエンターテイメントに関する話題のニュースや情報を知ることができます。
日経クロストレンド
日経クロストレンドは、雑誌と連動して今注目されている商品やサービスの情報を知ることができます。
とくにITサービスやガジェットなどのデジタル機器、エンタメ系の流行り物を知りたい人は、ここを押さえておくと良いでしょう。
トレンドワードを記事ネタにするコツ
前述した通り、トレンドワードを記事ネタにすると、どうしても一過性の情報を発信しているだけのトレンドブログ、トレンドオウンドメディア(こんな言葉はあるのか……?)になってしまいがちです。
トレンドブログが悪いわけではないのですが、あまりに雑多な情報ばかり扱うと、2-3年後には価値がない記事が集まった書き捨てメディアになってしまいます。
書いた記事を一過性で終わらせたくないなら、ストック型記事を意識してトレンドワードを扱うようにしてください。もしトレンドワードを記事にするとしても、何らかの軸は必要です。
記事を書くコツ1.あなたを軸にトレンドワードを扱う
仮に、興味深いもの多くてトレンドワードが絞りきれない場合は、あなたの趣味、あなたの生活周り、あなたの仕事に関係するものなど、「あなた」という軸で考えてください。
ストーリーの中にあなたの生活を匂わせる内容を入れて、トレンドワードを紹介することで、メディア全体で「あなた」をブランディングすることができます。
記事を書くコツ2.トレンドワードからストック要素を見つける
トレンドワードで取り上げたものは、すべてが一過性で終わるわけではありません。
たとえば、わたしは2013年にコンビニコーヒーの記事を書きましたが、このときはまだ、コンビニで本格的なコーヒーが販売されるようになったというただのトレンドでした。
ところが、コンビニコーヒーは今でも検索で調べる人が多く、コンビニコーヒーの買い方や料金などは、検索需要が高いキーワードとして定着しています。そのため、2014年にも何本かコンビニコーヒーの記事をストック型記事として発信しています。
記事を書くコツ3.年間イベントでトレンドワードを先取りする
たとえば、バレンタインデーやクリスマスなどは、時期変動が激しいトレンドワードのため、一部で敬遠されています。
ただ、カレンダーを見るとわかりますが、変動の大小はあれ年間イベントは時期ごとにそれなりに多く存在します。
そのため、時期変動が激しいトレンドワードでも、定期的に訪れるイベントであれば記事ネタとして積極的に挑戦しても良いでしょう。
1年毎に新しい記事を追加してカテゴライズしたり、既存記事を更新して強力なストック型記事にするなどの方法が考えられます。
トレンドキーワード・トレンドキーワードの選び方
一般的に、トレンドワードの多くは大衆がターゲットになるフロー型記事です。ただ、そのトレンドワードの話題性が薄くなったときのことを考えましょう。
たとえば、最近ではMLBの大谷選手がサイクルヒットを打ったことが話題になりました。
普段はMLBに興味がない妻も、「大谷くん今日凄かったんだよ!」と話題にしていましたが、1か月後に妻が大谷選手のサイクルヒットを思い出すことはないでしょう。
ところが、スポーツに興味がある人、MLBが好きな人、大谷選手のファンは、この歴史的なサイクルヒットを何度も思い出したり、話題にするはずです。
つまり、「大谷 サイクルヒット」というレンドワードの話題性が薄くなったときに、「スポーツに興味がある人」「MLBが好きな人」「大谷選手のファン」という本来のターゲットが明確になるわけです。
トレンドワードをネタにする場合は、大きな話題ほど筆が進みやすいのですが、キーワードの話題性が落ちてからのことも考えてみてください。
トレンドの先を見越してトレンドワードを選べるようになると、自分がターゲットにしている層を見据えた記事として、トレンドワードを選ぶことができるようになります。