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Googleアナリティクスでもっとも大切な数値は
Googleアナリティクスの中でもっとも大切な数値はが何かわかりますか。
たとえば、ユーザーサマリーで確認できる数値は、「ユーザー」「新規ユーザー」「セッション」「ユーザーあたりのセッション数」「ページビュー数」「ページ/セッション」「平均セッション時間」「直帰率」です。

この中で初めに理解すべき大切な数値は、「ユーザー数」「セッション数」「ページビュー数」です。これらの意味を間違って覚えると、後からサイト分析の支障になります。
- ユーザー数、セッション数、ページビュー数の違い
- セッションの数え方、セッションが切れる条件
それでは早速見ていきましょう。
ユーザー数、セッション数、ページビュー数の違い
理解しやすいページビュー数、ユーザー数、セッション数の順番で解説していきます。
ページビュー数とは
ページビュー数(PV|Page View)とは、WEBサイトのページが閲覧された回数のことです。PV数とも言います。
そのWEBページ訪れる度に1カウント増えますし、同ページで1回リロード(再読み込み)しても1カウント増えます。
ユーザー数とは
ユーザー数(UU数)とは、WEBサイトに訪問したユーザーの人数のことです。UU(Unique User)はユニークユーザーなので、固有のユーザーという意味ですね。
WEBサイトに訪れた人数を数えるため、たとえばあるユーザーが3月10日、3月15日、3月20日に同じWEBサイトを訪れたとしても、そのWEBサイトのユーザー数は1です。
ただし、WEBサイトはユーザー個人を認識しているわけではないため、違うPCやスマホなどアクセス端末が変われば、それだけユーザー数も増えます。
セッション数とは
セッション数(訪問数)とは、WEBサイトにユーザーが訪問してから離脱するまでの回数のことです。あるWEBサイトから離脱することを「セッションが切れる」など表現します。
上記例だと、ユーザーが3月10日、3月15日、3月20日に同じWEBサイトを訪れたため、そのWEBサイトのセッション数は3になります。
ユーザーがセッションから離脱する(セッションが切れる)には、いくつかの条件があります。
ユーザーのセッションが切れる条件
サイト訪問から一定時間が経った場合
ユーザーがWEBサイトに訪れてからページを移動しないで30分経った場合は、セッションが切れ(セッションタイムアウト)て、新しいセッションになります。
Googleアナリティクスのセッションタイムアウトの時間は、初期設定で30分ですが、最小1分から4時間まで設定できます。

セッションの設定は、Googleアナリティクスの管理画面からプロパティにある「トラッキング情報 > セッション設定」と移動して、設定してください。
日付けが変わった場合
ユーザーがWEBサイトに訪れてからページを移動せず、30分が経っていなくても、日付が変わった場合はセッションが切れます。日付は、Googleアナリティクスで設定したタイムゾーンに基づきます。

タイムゾーンの設定は、Googleアナリティクスの管理画面から、ビューにある「ビューの設定」から行ってください。
参照元が変わった場合
ユーザーがWEBサイトに訪れた後に一旦サイトから離れ、30分以内(設定による)に別の参照元(リファラー)からサイトに流入した場合は、前回のセッションが切れて、新しいセッションになります。
ユーザー数、セッション数、ページビュー数の見方を理解する
もしまだWEBマスター(管理者)になって日が浅い人は、毎日Googleアナリティクスを見て、数値からわかることを増やしてください。
最初はじっくり眺める必要はありませんし、何かを発見する必要もありません。
まずは、「ユーザー > 概要」から、日々のユーザー数、セッション数、ページビュー数の推移を見るようにしてください。
そして、急激な数値の変化が起こるなど特徴的な変化があったら、その原因が何かを少しずつ調べられるようにしましょう。
WEB解析ツールはいろいろありますが、たくさん使えば良いわけではありません。
まずは、Googleアナリティクスのリアルタイム、日時、月間などのユーザー数、セッション数、ページビュー数の見方や変化からの気付きを大切にしましょう。