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ペナルティを受ける被リンクもある
被リンクを獲得するコツは、「良質なコンテンツの作成+オフラインの宣伝活動+SNSなど被リンク獲得の動き」を同時に行うことです。
被リンクは、コンテンツの質を上げて待っていれば増えるわけではなく、その他の被リンク獲得の動きも必要です。
被リンク獲得でもう一つ大切なことは、SEOの効果がない被リンク、ペナルティを受ける被リンクをもらわないことです。被リンクを獲得しても、マイナス評価の被リンクでは意味がありません。
では、SEOの効果がない被リンク、ペナルティを受ける被リンクとはどのような被リンクなのでしょうか。
- SEO効果がない被リンク・ペナルティを受ける被リンクの種類
- SEOで評価される被リンクの種類
- 評価されない被リンク・評価される被リンクの一番の違い
それでは早速見ていきましょう。
SEO効果がない被リンク・ペナルティを受ける被リンクの種類
SEO効果がない被リンク、またペナルティを受ける被リンクはいくつもありますが、代表的なものは次の5つです。
- 有料の被リンク・購入した被リンク
- 関連性がないコンテンツからの被リンク
- ディレクトリ型検索エンジンからの被リンク
- プレスリリースサイトからの被リンク
- 大量に生成された被リンク
有料の被リンク・購入した被リンク
以前より少なくなりましたが、世の中には被リンクを売買する業者があります。購入した被リンクは評価対象にはなりません。それどころか、ペナルティになる可能性もあります。
GoogleのGary Illyesは、Search Marketing ExpoのSMX® Advancedにおいて、「リンクを買うことは窓からお金を捨てるようなものだ」と述べています。
Google Says Buying Links Is Like Throwing Money Out The Window
関連性がないコンテンツからの被リンク
被リンクページの内容と発リンクページの内容に関連性がなければ、その被リンクは評価はされません。
以前、「リンクファーム」というブラックハットSEOのテクニックがありました。リンクファームとは、複数のWEBサイト間で協力して大量に相互リンクを貼り合う行為のことです。
関連性がないページにリンクを貼る行為は、自然ではありません。そのため、関連性のないページからの被リンクは不自然なリンクとみなされ、SEOの評価対象から外れてしまいます。
ディレクトリ型検索エンジンからの被リンク
WEBサイトをジャンル別に分類して階層構造(ディレクトリ)を作り、そこにリンクを貼ったサイトをディレクトリ型検索エンジンと言います。
もっとも有名なディレクトリ型検索エンジンは、Yahoo!Japanです。以前は、ディレクトリにリンク登録をしてもらうことで、SEOに大きな効果が期待できましたが、現在は評価はされません。
プレスリリースサイトからの被リンク
一時期、被リンク目的でWEBのプレスリリースを出しまくる方法が流行りましたが、今はその方法は意味がありません。
現在は、プレスリリースサイトのリンクにはほぼ「nofollow」が設定されています。「PR TIMES」「ValuePress!」などのプレスリリースのリンクを見ればわかります。
また、プレスリリースサイトの被リンクが「dofollow」だとしても、Googleはそれらの被リンクを評価していない可能性が高いと言われています。
大量に生成された被リンク
たとえば、掲示板などを使って同一ページに同一アンカーテキストで大量に生成された被リンクは、Googleからペナルティを受ける可能性があります。
同じように、同一IPアドレス、同一ドメインからの大量の被リンクも、過剰な場合はペナルティを受けるかもしれません。この手法は逆SEOでも使われています。
自分に非がなくても被害を被ることがあるため、WEBマスターはサーチコンソールを定期的にチェックして、被害を防ぐ必要があります。
SEOで評価される被リンクの種類
一方、SEOで評価される被リンクは、意図的ではなく自然に貼られたリンクのことです。
真っ当にWEBサイトを運営していれば、わざわざ関係のないページに向けてリンクは貼りませんが、関係があって参考になりそうなら、被リンクをすることはありますね。
つまり、自然に貼られたリンク(ナチュラルリンク)は、それだけで良質なリンクだと言えます。
- IPアドレスやドメインがある程度分散されたリンク
- アンカーテキストがページタイトルやURLのリンク
- コンテンツに専門性や独自性があるドメインからのリンク
- リンク元とリンク先が関連性を持つリンク
- 極端な相互リンクではないと認められるリンク
- 有償リンク、売買リンクではないリンク
上記を見る限り、Googleから評価される被リンクと評価されない被リンク・マイナス評価の被リンクはある程度対になっていると考えて良いと思います。
評価されない被リンク・評価される被リンクの一番の違い
評価されない被リンク・評価される被リンクを分ける一番の違いは、被リンク元が見返りなく「被リンクをしたい。」と思って貼ったリンクか否かです。
被リンクを獲得する動きはけっして悪いことではありませんが、獲得した被リンクが自分にとっても、相手にとっても意味のあるものでなければいけません。
そのため、やはり基本は評価されるコンテンツを公開し、参考や引用のリンクを付けてもらえる努力に時間を割くべきでしょう。
時間をかけて、苦労して獲得した被リンクが、Googleの評価対象でなければ意味がありません。時間は有限です。努力をするベクトルを間違えないようにしてください。