記事のタイトル変更でPVが増えるか、順位が上がるか実験

記事タイトル変更の実験

記事のタイトルを変更するタイミング

わたしは、記事のタイトル変更推奨派です。ただ、みなさんの中には、「タイトルを変えると検索順位が落ちそうで怖い。」と思っている人もいるでしょう。

そこで普段私が行っている、効果的なタイトル変更方法を実験を交えてご紹介します。まず、タイトルを変更するタイミングは大きく2つあります。

1つ目は、自分で以下のような発見をした、もしくは他人に指摘された場合です。

・読み返してみると意味がわかりづらい
・コンテンツに重要なキーワードが含まれていない
・タイトルとコンテンツ内容の関連性が低い

2つ目は、アクセス解析やサーチコンソールの検索クエリデータから、変えた方が良いと思われる要素が見つかった時です。

明らかにタイトルがおかしい場合以外は、アクセス解析やサーチコンソールのデータが溜まってから変更する方が良いでしょう。

今回は、サーチコンソールのデータを参照して、3つの記事タイトルを実際に変更した結果についてお話したいと思います。

※タイトル変更は2014年8月8日に行ったものです。
ウェブマスターツールの名称をサーチコンソールに変更しています。

タイトルの付け方21条のおさらい

検索順位やPVを上げるためのタイトル変更は、以下のルールに基づいて行います。

記事タイトルの付け方21条
・30文字以内が基本だが、言いたいことがあれば別
・ビッグキーワード1語で上位を狙わない
・タイトルタグの前半にキーワードを含める
・コンテンツ毎に違うタイトルを付ける
・同一(な意味の)キーワードを複数回使わない
・検索行為は質問、検索結果は回答だと意識する
・メリットをわかりやすく説明する
・メリットが強調できる語句を付ける
・コンテンツ内容を明確に説明する
・サイト内容を明確に説明する
・特定ターゲットに議題を提示する
・過剰な宣伝文句を使用しない
・ブランド名はなるべく入れない
・『』【】()「」を多用しない
・まとめ記事だとわかる表示
・ニュースや速報性を伝える
・反論、攻撃、煽りを表現する
・話題性のある商品レビューであることを表示
・具体的な法則名や心理学用語を入れる
・具体的な数字を入れる
・誰かが思っていそうな言葉を入れる

このルールに従って記事のタイトルを変更し、合わせてコンテンツ内容に変更を加える場合もあります。では早速、実験内容と結果を見ていきましょう。

含めたいキーワードを絞り込む変更

「手軽にFeedlyを便利にしてくれるchrome拡張、スクリプト、ツール8選」という記事のタイトルを変更した方が良いか調べてみます。

タイトルタグ変更施策前

施策前計測日:7/9-8/8

サーチコンソールで内容を確認します。

ウェブマスター ツール   検索クエリ   http   wakarukoto.com
ポイント
・重要なキーワードは「feedly」「chrome」「rss」「拡張」
・タイトルに含まれていない「RSS」での検索が多い

この記事タイトルに違和感なくキーワードを含めるのであれば、「RSS」ではなく「RSSリーダー」の方が良いのですが、「RSSリーダー」では少々しつこい印象を受けます。また、「chrome」や「拡張」は流入があるキーワードなので、削ってはいけません。

ウェブマスターツール検索クエリ_feedly_rss

変更したのはこちら
手軽にFeedlyを便利にしてくれるchrome拡張、スクリプト、ツール8選

簡単にFeedlyを便利にするchrome拡張など厳選8ツール

タイトルの変更
・「手軽」を「簡単」にした
・「スクリプト」を省いて、「厳選」を付けた
・言い回しを変えてタイトルを短くした
コンテンツの変更
・コンテンツ内に「RSS」を2つ追加した。
・「RSSリーダー」を1つ追加した。
・「Feedly」を1つ追加した。
・「拡張」を1つ追加した。
・「RSS」を「RSSリーダー」に変更した。

タイトルタグ変更施策結果

施策後計測日:8/8-9/7

Feedlyのchrome拡張記事の検索クエリ

まず、コンテンツのクリック数は160伸びました。

クリック率は1%低下、順位も8.4位→9.2位と下がっていますが、検索表示回数が3割以上増えています。

サイト全体の検索表示回数は、以下のように1割ほど増加しているため、効果があったのだと思います。

2014/07/09-08/08の検索表示回数

0709_0808_検索表示回数

2014/08/08-09/07の検索表示回数

0808_0907_検索表示回数

キーワードは変えずに言い回しだけ変える変更

「Facebookなりすましとは?アカウント乗っ取り対策を学ぶ」という記事のタイトルを変更した方が良いか調べてみます。

タイトルタグ変更施策前

施策前計測日:7/9-8/8

サーチコンソールで内容を確認します。

ウェブマスターツール検索クエリ_facebook_乗っ取り02 ウェブマスターツール検索クエリ_facebook_乗っ取り01
ポイント
・キーワードは「facebook」「なりすまし」「乗っ取り」

キーワードプランナーで調べると、「facebook なりすまし」が9,900回、「facebook 乗っ取り」が1,300回と7倍以上の差です。タイトルにはどちらも入っていますが、「なりすまし」というキーワードで上位表示される方が効果は高そうです。

facebook_なりすまし facebook_乗っ取り

そこで、コンテンツ内容が「なりすまし」よりも「乗っ取り」に偏っていないかを確認します。ところが、内容は「なりすまし」が中心のため、タイトルは大きく変更せずに、意味をわかりやすくするだけにとどめました。

変更したのはこちら

Facebookなりすましとは?アカウント乗っ取り対策を学ぶ

Facebookなりすましとは?すぐできるアカウント乗っ取り対策

タイトルの変更
・「すぐできる」を付け、「学ぶ」を削除
コンテンツの変更
・h2見出し
なぜ、なりすましアカウントからのリクエストが来るのか→なりすましアカウントからのリクエストの目的

タイトルタグ変更施策結果

施策後計測日:8/8-9/7

Facebookなりすまし記事の検索クエリ

検索表示回数は17733回→21660回、クリック数は677回→1106回、クリック率は4%→5%、表示順位は13位→12位と上がっているため、タイトル変更(+コンテンツ変更)の効果はあったと言えます。

不必要なキーワードを削る変更

「月額2100円フリービットモバイルは050プラスより得か?」という記事のタイトルを変更した方が良いか調べてみます。

タイトルタグ変更施策前

施策前計測日:7/9-8/8

サーチコンソールで内容を確認します。

ウェブマスターツール検索クエリ_フリービット ウェブマスターツール検索クエリ_フリービット_評判 ウェブマスターツール検索クエリ_フリービット02

当時は格安通話アプリの記事をいくつか書いていたため、あえて比較記事に見えるタイトルにしていました。

ところが見なおしてみると、タイトルに含まれている「050プラス」はコンテンツ内でほとんど触れていません。そのため、「050プラス」はタイトルから削ります。

変更したのはこちら
月額2100円フリービットモバイルは050プラスより得か?

月額2000円フリービットモバイルとは?機能とメリット徹底解析

タイトルの変更
・消費税額が変わったので税抜き価格にした
・「とは?」を付けた
・「機能とメリット徹底解析」に変えた
コンテンツの変更
・コンテンツ内の「フリービット」を「フリービットモバイル」に変えた
・内容はほぼ変えずに、言い回しなど少々書きなおした
・h2見出しを1つ削った
「これまで書いてきた格安通話関連の記事」

タイトルタグ変更施策結果

施策後計測日:8/8-9/7

フリービットモバイル記事の検索クエリ

まず、検索表示回数が4倍以上に伸びていますが、これはフリービットモバイルのCMが何度か流れているからです。そのため、検索表示回数の伸びにタイトル変更がどこまで影響したかはわかりません。

ただ、クリック率は3%→10%、検索順位は9.3位→8.5位と伸びています。特にクリック率が大きく伸びた要因は、「機能とメリット徹底解析」この部分を追加したからだと予測します。

050プラスとの比較よりも、フリービット単体の機能とメリットを知りたい人がクリックしたのでしょう。

また、「フリービットモバイル」の検索表示回数が2,801回→25,487回と10倍近く伸びています。

大きな要因はCMだと思いますが、コンテンツ内のキーワード「フリービット」を「フリービットモバイル」に修正したので、上位表示に何らかの影響を与えた可能性はあります。

記事タイトル変更実験の効果は?

3つの実験結果から、ルールに沿ってタイトルを変更すれば、検索順位やPVに概ね良い結果をもたらすと結論づけて良いと思います。

ただし、タイトル変更とともにコンテンツ内容も見直すことを忘れないようにしましょう。

もし記事タイトルを変更して、検索順位や検索表示回数が下がってしまったという人は次のパターンだと考えます。

・検索されていたキーワードをタイトルから削除してしまった
・コンテンツと関連性が薄いタイトルを付けてしまった
・たまたま

「たまたま」の場合は、検索順位は徐々に元に戻ってくるでしょう。戻らなければ、検索順位が下がった原因は他にあります。

今回は、サーチコンソールを使ったタイトル変更の方法を紹介しましたが、Googleアナリティクスを使った場合でもやり方はほぼ同じです。