徹底比較!ドコモ新料金プランのカケホーダイとLINE電話、楽天でんわ等

ドコモの新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」とは

カケホーダイ

ドコモが発表した通話料の新プラン、カケホーダイ&パケあえる、期待している人も多いと思います。

その大きな特徴は以下2点です。

・定額通話
・データ通信量の家族内シェア(法人も)

あれ?もしかして定額通話なら、選ぶのがめちゃくちゃめんどくさい今の格安通話アプリや格安携帯電話を検討しなくてもいいんじゃないの?となりますよね。

そこで、ドコモの新プランの説明をしたいと思います。

通常スマホを契約する場合には、電話機能の基本料金とデータ通信(インターネット)機能の基本料金の2つの月額料金がかかってきます。

さらに電話をかけた場合には通話料金、データ通信を使いすぎて追加する場合は追加パケット料金という風に追加で払っていくようになっています。

ですので、カケホーダイは電話機能、パケあえるはデータ通信機能と考えてください。

カケホーダイ&パケあえるの前提条件

まずは1人のパターンを考えてみましょう。

今回、パケあえるの方にはあまり着目しません。読んでいただくとわかると思いますので、あなた1人の場合でドコモ新プランに合致するかどうかを判断してみてください。

ちなみに「パケあえる」の方は、ドコモ新料金プランの一環として、複数人でパケットパックを契約して、それを分けることができるよ、という1機能に過ぎません。

ですので、1人の場合はパケあえる、ではなくて通常のデータ通信となりますが、これまでは7GBだったものが、5GBと2GBとの2種類から選択するということになりましたのでご注意を。


さて、前提条件としては、

通常の「タイプXiにねん」に契約している方の場合、これまでの料金の考え方は以下のようになるはずです。

・基本料は6,443円
・月の使用可能通信量は7GBまで
・使用した分の通話料

カケホーダイパターン1:通話基本月額2,700円+データ通信月額3,500円(2GB)

基本料6,443円=「タイプXiにねん」+「Xiパケホーダイ」
※300円/月のspモード除く

プラン変更すると…

基本料6,200円=「カケホーダイ」+「2GBプラン」

基本料金が223円安くなる!
通信量は5GB減る!

これ結構注意です。これまでよりも通信量が5GBも減ってしまいます。

カケホーダイパターン2:通話基本月額2,700円+データ通信月額5,000円(5GB)

基本料6,443円=「タイプXiにねん」+「Xiパケホーダイ」
※300円/月のspモード除

プラン変更すると…

基本料7,700円=「カケホーダイ」+「5GB」

基本料金が1,257円高くなる!
通信量は2GB減る!

では、この1,257円ですが、これまでのドコモの通話料金と他の代表的な格安通話アプリの通話料に換算するとどうなるでしょうか。
格安通話アプリ比較表
LINE電話の通話料金こちら

ドコモ:30分
楽天でんわ:1時間
G-Call:1時間
LINE電話:3時間(30日プラン3回購入、余りが87円)
050+:1時間28分

※キャリアの違いなしですべて携帯電話にかけたものとする

LINE電話強い!

カケホーダイを検討するための考え方

通信量

さて、今のみなさんの携帯電話料金明細を確認して下さい。

もちろん見る箇所は通話料と通信量です。できれば数カ月分見るとわかりやすいと思いますが、通話料が1,257円を軽く上回っていて、通信量が2~3GBの方の場合、パターン1を検討する価値有りです。

通話料が1,257円を上回っていて、通信量が4GB以上の方の場合は、パターン2を検討する価値有りです。スマホで高速インターネットができないと生きていけない!という人でも、多少差はありますが、毎日動画などを見ていない限り5GBはなかなか超えないはずです。

あとはテザリングに使用している場合ですが、ヘビーユーザーだと7GBも超えてしまいます。この場合は、そもそも論ですね。


次に、格安通話アプリの性能と比較してみてください。こちらの格安通話アプリの選び方を見ると、おわかりのように、格安通話アプリは3パターンにわかれます。

通話品質を重要視するのか、料金を重要視するのかです。ちなみにLINE電話は「複雑なLINE電話料金解説」こちらで書いた通りIP電話アプリです。そこまで、通話品質を期待してはいけません。

月間1時間以内で、品質の良い通話をしたいのであれば、楽天でんわ、G-Callで検討します。

通話品質は落ちてしまいますが、LINE電話は3時間以内、050+は1.5時間以内という目安で、普段の通話時間と見比べて検討します。

ですので、3時間以上電話するよ!というのであれば、カケホーダイは第一候補、あとはどうやって通信量を5GB以内、できれば2GB以内に押さえるか、ということになります。

私がドコモ新料金プランを検討した場合

私は仕事でスマホをガンガン使うので通話品質第一です。なので、そもそもIP電話アプリは今のところ選ぶことはありません。

月間で考えると、3-4時間以上の通話は普通にしているはずなので、通話料は定額の方がありがたいです。というわけで、楽天でんわ、G-Callも外れてしまいます。

逆に通信量はさほどでもありません。大体4GB/月程度です。WiFiにもあまり繋いでいないので、オフィスや自宅でWiFiにつなげるようにすれば、半分くらいにまで減るのではないかと思います。

なので、パターン1ですね。大いに検討の余地あり!です。

注意点としては、家族で契約する場合などです。家族契約になるのでお財布は1つ。学生の時に子どもに持たせて、いざ就職しました、という時に「誰がスマホ料金支払うんだ?」とならないように、家族内でもルールはしっかりしておきたいところ。

特に、パケあえるの方に注目して、お得かどうか、を判断してしまうとハマってしまう人がいるかもしれません。

サービスは6月1日からですので、状況次第で夏にはau、ソフトバンクも参入となるのかな?

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