ディズニーアニメ60作品の興行収入ランキングと他アニメ映画比較

ディズニーアニメ映画の興行収入ランキング

日本人はアニメ映画も好き

本記事の初稿は2014年5月です

日本人は、とてもアニメが好きな国民性です。アニメの数も多く、作画などのクオリティも高いため、世界中から評価されています。

しかもテレビだけではなく、アニメ映画の興行収入も多いですね。ジブリ作品だけでなく、攻殻機動隊や最近の長編アニメ映画も国内外で注目されることが増えました。

以下は、日本で上映された映画の興行収入ランキングです。

※2019年7月現在

順位 作品 興行収入 会社 公開年
1位 千と千尋の神隠し 308億円 東宝 2001
2位 君の名は。 250.3億円 東宝 2016
3位 ハウルの動く城 196億円 東宝 2004
4位 もののけ姫 193億円 東宝 1997
5位 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 173.5億円 東宝 2003
6位 崖の上のポニョ 155億円 東宝 2008
7位 風立ちぬ 120.2億円 東宝 2013
8位 南極物語 110億円 ヘラルド 1983
9位 踊る大捜査線 THE MOVIE 101億円 東宝 1998
10位 子猫物語 98億円 東宝 1986

ベスト10の中に、「千と千尋の神隠し」「君の名は。」「ハウルの動く城」「もののけ姫」「崖の上のポニョ」「風立ちぬ」と6つのアニメ作品が入っています。しかも、ほぼ2000年台以降の作品です。

ただ、最近は日本だけではなく、世界中でアニメ映画がヒットする傾向があるように感じます。

そこで今回は、世界の興行収入ランキングで見るアニメ映画のトップ10、また日本人も大好きなディズニー・アニメ映画のトップ10をご紹介したいと思います。以下すべて、2019年7月時点のランキングです。

アニメ映画の歴代興行収入ランキング

まず、世界中でもっとも映画館で見られているアニメ映画のランキングです。

以下すべて107円で換算しています。

順位作品興行収入会社公開年
1位アナと雪の女王$12.7億ドル|1377億円ディズニー2013
2位インクレディブル・ファミリー$12.4億ドル|1377億円ディズニー/ピクサー2018
3位ミニオンズ$11.5億ドル|1245億円ユニバーサル2015
4位トイ・ストーリー3$10.6億ドル|1144億円ディズニー / ピクサー2010
5位怪盗グルーのミニオン大脱走$10.3億ドル|1112億円ユニバーサル2017
6位ファインディング・ドリー$10.2億ドル|1107億円ディズニー / ピクサー2016
7位ズートピア$10.2億ドル|1101億円ディズニー2016
8位怪盗グルーのミニオン危機一発$9.7億ドル|1044億円ユニバーサル2013
9位ライオン・キング$9.8億ドル|1062億円ディズニー1994
10位ファインディング・ニモ$9.3億ドル|1008億円ディズニー / ピクサー2003

さすがに上位はディズニー(ピクシー含む)作品が多いのですが、ランキングを独占しているわけではありません。とくに最近は、ユニバーサルがアニメ映画に力を入れていますね。

中でも人気があるのは、ミニオンズ(怪盗グルーシリーズ)です。ミニオンズはユニバーサル作品ですが、全4作品中3作がベスト10に入っています。

怪盗グルーシリーズ
怪盗グルーの月泥棒3D-2010年
怪盗グルーのミニオン危機一発-2013年
ミニオンズ-2015年
怪盗グルーのミニオン大脱走-2017年

また、ランキングのほとんどが2000年台以降のアニメ映画です。唯一ライオン・キングだけが、1994年作品となっています。

ディズニーアニメ映画の歴代興行収入ランキング

次に、ディズニーアニメ(ピクサー合作含む)60作品の興行収入ですが、わたしくらいの年代になると、先程のアニメ映画の興行収入ランキングに「アラジン」や「美女と野獣」が入っていないことに違和感を感じます……。

では、ディズニーアニメ映画だけなら、何位くらいに入っているのでしょうか。

順位作品興行収入日本円公開年
1位アナと雪の女王12.7億ドル1377億円2013年
2位インクレディブル・ファミリー12.4億ドル1377億円2018年
3位トイ・ストーリー310.6億ドル1144億円2010年
4位ファインディング・ドリー10.2億ドル1107億円2016年
5位ズートピア10.2億ドル1101億円2016年
6位ライオン・キング9.8億ドル1062億円1994年
7位ファインディング・ニモ9.3億ドル1008億円2003年
8位モンスターズ・ユニバーシティ7.4億ドル800億円2013年
9位カールじいさんの空飛ぶ家7.3億ドル787億円2009年
10位ベイマックス6.5億ドル708億円2014年
11位カールじいさんの空飛ぶ家7.3億ドル787億円2009年
12位ベイマックス6.5億ドル708億円2014年
13位モアナと伝説の海6.4億ドル688億円2016年
14位Mr.インクレディブル6.3億ドル677億円2004年
15位塔の上のラプンツェル5.9億ドル634億円2010年
16位モンスターズ・インク5.7億ドル613億円2001年
17位カーズ25.6億ドル602億円2011年
18位メリダとおそろしの森5.4億ドル581億円2012年
19位シュガー・ラッシュ:オンライン5.2億ドル559億円2018年
20位アラジン5.0億ドル538億円1992年
21位トイ・ストーリー24.9億ドル527億円1999年
22位ターザン4.4億ドル473億円1999年
23位美女と野獣4.2億ドル452億円1991年
24位白雪姫4.1億ドル441億円1937年
25位ジャングル・ブック3.7億ドル398億円1967年
26位トイ・ストーリー3.7億ドル398億円1995年
27位ポカホンタス3.4億ドル365億円1995年
28位アーロと少年3.3億ドル355億円2015年
29位ノートルダムの鐘3.2億ドル344億円1996年
30位ムーラン3.0億ドル322億円1998年
31位リロ・アンド・スティッチ2.7億ドル290億円2002年
32位バンビ2.6億ドル279億円1942年
33位プリンセスと魔法のキス2.6億ドル279億円2009年
34位シンデレラ2.6億ドル279億円1950年
35位ヘラクレス2.5億ドル269億円1997年
36位リトル・マーメイド2.3億ドル247億円1989年
37位101匹わんちゃん2.1億ドル226億円1961年
38位おしゃれキャット1.9億ドル204億円1970年
39位ラマになった王様1.7億ドル183億円2000年
40位ビアンカの大冒険1.6億ドル172億円1977年
41位ジャングル・ブック21.3億ドル139億円2003年
42位トレジャー・プラネット1.1億ドル118億円2002年
43位ピーター・パン21.0億ドル107億円2002年
44位ティガー・ムービー9620万ドル103億円2000年
45位ファンタジア20009090万ドル97億円1999年
46位ピーター・パン8740万ドル94億円1953年
47位ピノキオ8420万ドル90億円1940年
48位くまのプーさん 完全保存版II6290万ドル67億円2003年
49位くまのプーさん ザ・ムービー5290万ドル56億円2005年
50位眠れる森の美女5160万ドル55億円1959年
51位ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え!4740万ドル51億円1990年
52位王様の剣2220万ドル23億円1963年
53位ティンカー・ベルと月の石858万ドル9.2億円2009年
54位ファンタジア765万ドル8.2億円1940年
55位ふしぎの国のアリス560万ドル6.0億円1951年
56位三人の騎士335万ドル3.6億円1944年
57位ファン・アンド・ファンシー・フリー316万ドル3.4億円1947年
58位メロディ・タイム256万ドル2.7億円1948年
59位ダンボ160万ドル1.7億円1941年
60位ジャングル・ブック234万ドル0.3億円1997年

……アラジンが20位で、美女と野獣が23位……。微妙ですね。名作だと思うのですが、もう流石に古いと思われているのでしょうか。何となく寂しい気がします。

ディズニー作品に絞っても、やはり上位はほとんどが2000年台以降の作品ばかりでした。

世界歴代興行収入ランキングトップ10の映画は

もしかしたら、実写映画も含めた世界歴代興行収入ランキングでも、同じように2000年台以降の作品が多くランクインする傾向が見られるかもしれません。

順位作品興行収入会社公開年
1位アバター$27.8億ドル|3001億円20世紀FOX2009
2位アベンジャーズ/エンドゲーム$27.6億ドル|2976億円ディズニー/マーベル2019
3位タイタニック$21.8億ドル|2354億円20世紀FOX/パラマウント1997
4位スター・ウォーズ/フォースの覚醒$20.6億ドル|2220億円ディズニー/ルーカスフィルム2015
5位アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー$20.4億ドル|2202億円ディズニー / マーベル2018
6位ジュラシック・ワールド$16.6億ドル|1796億円ユニバーサル2015
7位アベンジャーズ$15.2億ドル|1635億円ディズニー/マーベル2012
8位ワイルド・スピード SKY MISSION$15.1億ドル|1630億円ユニバーサル2015
9位アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン$14.0億ドル|1512億円ディズニー/マーベル2015
10位ブラックパンサー$13.4億ドル|1449億円ディズニー/マーベル2018

予想通り、10作品中タイタニックを除く9作品が2000年台以降の作品でした。

しかも、ベスト10のうち5作品がマーベル作品です。たしかに、ここ5年でマーベル作品は一気に増えましたし、アベンジャーズ/エンドゲームは、全体の第2位(アバターの興行収入にあと一歩及ばず)です。

好きなディズニーのアニメ映画は?

以下は少し古い調査ですが、2014年5月に男女2143人を対象に行なった「好きなディズニーのアニメ映画は?」というアンケートの結果です。

作品 人数 割合
リロ・アンド・スティッチ(2002) 397 19.9%
美女と野獣(1991) 208 10.4%
トイ・ストーリー(1995) 199 10.0%
アラジン(1992) 126 6.3%
モンスターズ・インク(2001) 107 5.4%
ふしぎの国のアリス(1951) 87 4.4%
ライオン・キング(1994) 87 4.4%
くまのプーさん(1966) 84 4.2%
ファインディング・ニモ(2003) 84 4.2%
101匹わんちゃん(1961) 81 4.1%
リトル・マーメイド(1989) 74 3.7%
シンデレラ(1950) 35 1.8%
ピーター・パン(1953) 34 1.7%
ピノキオ(1940) 32 1.6%
白雪姫(1973) 30 1.5%
ダンボ(1941) 29 1.5%
眠れる森の美女(1959) 25 1.3%
カールじいさんの空飛ぶ家(2009) 17 0.9%
ポカホンタス(1995) 14 0.7%
その他 196 9.8%
どれもない 197 9.9%

選択肢が古いため予想でしかないのですが、この結果を見る限り「興行収入が多い=好きな作品」とは言えない気がします。

各種映画の興行収入からわかること

興行収入ランキングに新しい映画が多く並んでいるということは、ランキングの入れ替わりが激しいということです。

ただ、よく見てみると、続編やシリーズ物がとても多い気がします。

たとえば、アニメ映画のランキングを見ても、インクレディブル・ファミリー、トイ・ストーリー3、ファインディング・ドリー、ファインディング・ニモ、モンスターズ・ユニバーシティはすべてシリーズの続編です。

さらにアニメだけではなく、通常の実写映画も同様です。アベンジャーズ/エンドゲーム、スター・ウォーズ/フォースの覚醒、アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー、ジュラシック・ワールド、アベンジャーズ、アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンなど(アベンジャーズ多いな……)。

以前は「続編」や「シリーズ物」と呼ばれる映画は、酷評されることが多かったのですが、今は前作を超えるものが多くなりました。

もしかすると、刷り込みマーケティングにより、作品の良し悪しよりも、安心感のほうが重視される結果がランキングに反映されているのかもしれません。特にアニメは、子どもを交えた家族相手ですし。