Facebookページは必要?今後も活用するための14の運用ルール

2014年7月28日:初稿

Facebookページはいつやめるべき?

Facebookページをマーケティングに活用する価値は薄れている、と思っている人は多いかもしれません。

たしかに最近は、Facebookをどうやってうまく活かすか、いいね!を獲得するにはどうするかなどの話題は聞かなくなりました。

では、Facebookページが企業にとって価値を失くしたかというと、そうではありません。

今回は、今後もFacebookページを活用するための「質の高い投稿のルール」「反応をもらえる投稿のルール」についてお話したいと思います。

Facebookページの投稿を高品質に保つルール

Facebookページ運用で気をつける点は、「投稿するコンテンツ内容の質」です。

Facebookが定める品質の評価は1000以上のアルゴリズムで構成されていますが、その中でも以下のポイントがあります。

タイムリーで関連性のあるコンテンツか

投稿する内容は、あなたのFacebookページに関連性が高く、ニュース性が強い話題のほうが品質が高くなります。

コンテンツに信頼性はあるか

投稿するコンテンツはファクトでなければいけません。虚偽の内容だと、品質が下がってしまいます。

シェアやいいね!をしてもらえるコンテンツか

コンテンツかに対するシェアやいいね!は、共感が得られなければもらえません。シェアやいいね!がなければ品質は下がります。

あなたにとって面白いコンテンツか

そもそも、投稿するあなた自身が面白いと思う内容でなければいけません。

ネガティブフィードバックをされないか

ネガティブフィードバックとは、以下のことを言います。ネガティブフィードバックをされないとは、簡単に言うと嫌われない投稿のことですね。

ネガティブフィードバックの定義
1. 特定のフィードを表示しない設定をする
2. 対象者のすべてのフィードを表示しない設定をする
3. フィードをスパムとして報告する
4. 一度付けたいいね!を解除する

Facebookページで反応をもらえる投稿のルール

品質が高いコンテンツを理解できたら、次は具体的に反応をもらえる投稿のルールを覚えましょう。

短く・簡潔に・わかりやすくする

投稿した内容にいいね!をもらうためには、短く・簡潔に・わかりやすくが鉄則です。下図を見ると分かる通り、文字数が少ないほど、いいね!やコメントを獲得できています。

企業がファンに伝えたい内容はたくさんあると思いますが、文字数は100文字以下に押さえた方が良いでしょう。

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7 Powerful Facebook Statistics You Should Know for a More Engaging Facebook Page – – The Buffer Blog

写真・動画を使ってアクションをうながす

以下の左右の写真投稿では、どちらの方が、「いいね!」「コメント」「CTR(クリック率)」が高いでしょうか。

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7 Powerful Facebook Statistics You Should Know for a More Engaging Facebook Page – – The Buffer Blog

反応が大きいのは、テキストのみ<小さな画像<大きな画像 です。

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7 Powerful Facebook Statistics You Should Know for a More Engaging Facebook Page – – The Buffer Blog

ちなみに、テキスト投稿よりも写真投稿の方が、いいね!が53%、コメントが104%、CTRが84%多くなります。

Facebookページからの投稿は画像、動画、リンク付き投稿のエンゲージメントが高いことは変わらないので、無駄なテキスト投稿は減らして、質の高い画像、動画、リンク付き投稿に注力しましょう。

顔文字を使って、より共感を得る

企業の投稿だからといって、感情を排除した投稿をしても、ファンの共感は得られません。

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7 Powerful Facebook Statistics You Should Know for a More Engaging Facebook Page – – The Buffer Blog

顔文字を使うことによって、いいね!が57%、コメントが33%、シェアが84%多くなります。やはり、機械的な投稿よりも、人間の存在を感じさせる投稿のほうが共感が増しますね。

反応が大きい曜日・時間に投稿する

投稿する曜日・時間がソーシャルアクションに影響を及ぼします。以下の事例では、他の曜日に比べて、木曜日と金曜日は18%ソーシャルアクションが多いということがわかります。

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7 Powerful Facebook Statistics You Should Know for a More Engaging Facebook Page – – The Buffer Blog

もちろん、業種やあなたのFacebookページのファン層によって、曜日や時間帯の反応は異なるはずです。いくつかのパターンを試して、効果的な投稿日時を決めてください。

コメントが欲しければ疑問形で投稿する

投稿にコメントが欲しければ、文章は疑問形にしてください。そうすることで、通常の投稿の2倍近くコメントが得られるというデータがあります。

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7 Powerful Facebook Statistics You Should Know for a More Engaging Facebook Page – – The Buffer Blog

ただし、いいね!とシェアが普通の投稿よりも減少しているため、使い所に注意しましょう。

Facebookページで必要がなくなったルール

Facebookページは、オウンドメディアの対のアーンドメディアとして、これまでとは違う役割を担う存在になります。役割が変わって必要がなくなった運用ルールがあるため、押さえておきましょう。

無理やりいいね!を集める必要がない

以前は、Facebookページ自体がたくさんのファン(いいね!)を集めなければいけない、と言われていました。

そのため、プレゼントキャンペーンやアプリのアイテムと絡めたいいね!を獲得する方法が流行っていましたが、Facebookのプラットフォームポリシーの改訂によって、今後はそれもできなくなりました。

無理やり盛り上げる必要がない

これまでFacebookで行われていた情報提供の役割は、オウンドメディアが担うことになり、Facebookでは情報の補完やコミュニケーションツールという立ち位置になります。

今後は、オウンドメディアからFacebookページに誘導を促し、Facebookページ上ではあなたが得意としている分野の情報を伝えて、満足してもらうことに集中できます。

無理やり出口に誘導する必要がない

これまでFacebookでは、さまざまなマーケティングを行うプラットホームとして使われてきました。

なぜなら、Facebookに人を集めて、そこから成果(収益など)に結びつけようとしてきたためです。

今後Facebookがアーンドメディアの役割を担えば、そこは成果を求める場ではなく、純粋なファンが集う場所になるはずです。これまでのように無理やり収益につなげる必要はありません。

今後もFacebookページを運用すべき?

Facebookだけではなく、Twitter、LINE、インスタグラムなどのSNSには、それぞれプラットフォームに特徴があります。

そのため、いくらSNS全盛の時代だと言っても、Facebook、Twitter、LINE、インスタグラムすべてを利用する必要はありません。

たしかに以前に比べて、企業のFacebookページの重要性は低くなったかもしれませんが、それはSNSの利用時間が分散されている要因もあるでしょう。

現にFacebookは、オウンドメディアと組み合わせることで「アーンドメディア」としての価値を高めています。アーンドメディアという新しい言葉が出てきても、これまでと180度運用方法が変わるわけではありません。

アーンドメディアとは、企業が信頼や評判を獲得するために、口コミで紹介するブログやSNSのことです。アーンドメディアでは、商品やサービスの過剰な売り込みを行ってはいけません。

企業はそれぞれのSNSの特徴を理解して、自分たちにあったSNSを活用できるようにしましょう。

参考になったらSNSでシェアをお願いしますm(_ _)m