カフェに関する意識調査でわかる第三次コーヒーブームの今

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喫茶店・カフェに関する意識調査

最近、喫茶店だけでなく、喫茶スペースが色々な場所に設置されることを多く見かけます。

このように、喫茶店の境界線が薄れている中で、喫茶店や喫茶スペースがどのような意識で、どのように使われているかアンケート調査した結果です。

調査対象:10代~60代の男女
属性:ランダム
人数:300名
内容:喫茶店やカフェの利用状況、利用する際の要望などの意識調査
喫茶店・カフェに関する意識調査
喫茶店・カフェに関する意識調査_グラフ

Q1.あなたが喫茶店としてよく利用するお店の形態を教えてください
Q2.あなたが喫茶店へ行く目的を教えてください
Q3.あなたが喫茶店を選ぶ際に重視すること・気にすることを教えてください
Q4.あなたが喫茶店を利用する際の滞在時間のうち一番多いものを教えてください
Q5.あなたが普段利用している喫茶店に望むこと、対応してほしいことがあれば教えてください
喫茶店・カフェに関する意識調査:総評

Q1.あなたが喫茶店としてよく利用するお店の形態を教えてください

まずは、普段喫茶店として利用している場所がどういうところなのかを聞いてみました。

Q1 喫茶店としてよく利用するお店の形態

Q1 喫茶店としてよく利用するお店の形態_グラフ

今回アンケート取得をしたのが300人であるため、複数の喫茶スペースを利用していることがわかります。「利用したことがない」方は17人の5.67%。

意外なことに喫茶チェーン店よりも、ファストフード店でコーヒーを飲む方が多く、57.33%の方がファストフード店を選択肢として選んでいます。

最近話題のコンビニコーヒーは、前回調査「調査結果-コンビニコーヒーはまだ売れる!コンビニがやるべき1つのことと」で60.75%の方が飲んだことがあると回答していますが、このアンケートを見る限り、「コンビニの飲食スペース」は14%に留まっており、コンビニコーヒーはコンビニ内で飲むもの、という意識は薄いことがわかります。

ここで、ファストフード店を普段利用している人たちが、そのまま喫茶スペースとして利用しているのかを見てみます。
ファストフード店利用_喫茶スペース利用

★マークの箇所が「ファストフード店」をカフェスペースとして利用する人たちですが、やはり普段からファストフード店を利用している人は、そのままカフェスペースとして活用しているようです。

次に年代と利用する喫茶店、カフェスペースの傾向を見てみます。

カフェ店利用_年代

どの層も、比較的「ファストフード店」をカフェスペースとして利用している傾向があります。ただし、20代は「チェーン店の喫茶店」利用が一番多いことがわかります。

Q2.あなたが喫茶店へ行く目的を教えてください

次に、Q1で「利用したことがない」と答えた人を除いた質問です。どのような用途で、喫茶店を利用しているかを聞いてみました。※複数回答可。

Q2 喫茶店へ行く目的

Q2 喫茶店へ行く目的_グラフ

一番は「気分転換」で、半分以上の方50.67%が喫茶店、喫茶スペースで気分の切り替えを行っていることがわかります。次に、「時間調整・暇つぶし」「おしゃべり、何らかの集まり」が46.67%で同率。

次に、その利用目的を男女別の傾向として見てみます。

カフェ店利用目的_性別

そこまで男女の違いによる傾向はないのですが、男性の方が「朝食」で利用する傾向が強く、女性は「昼食」で利用する傾向が強い。また、男性が「商談・仕事・作業」で利用するのに比べて、女性は「おしゃべり、何らかの集まり」で利用する傾向が強いことがわかります。

Q3.あなたが喫茶店を選ぶ際に重視すること・気にすることを教えてください

次に、その喫茶店を選ぶ要素を聞いてみました。

Q3 あなたが喫茶店を選ぶ際に重視すること_グラフ

一番重視されたことは「雰囲気・店の作りが良い」ということで、50.33%。続いて「価格が安い」49.33%、「味」43.67%と続きます。

Q4.あなたが喫茶店を利用する際の滞在時間のうち一番多いものを教えてください

喫茶店の利用時間に制限はありませんが、みなさんが1回の来店において、どの程度の時間を喫茶店で過ごしているのかという調査です。

Q4 あなたが喫茶店を利用する際の滞在時間

Q4 あなたが喫茶店を利用する際の滞在時間_グラフ

利用時間は、46.64%と半数近くの人が「30分~1時間」を選択しています。個人的には商談や打合せに使うことが多いため、この結果は意外ですが、Q2で回答が多かった「気分転換」「時間調整・暇つぶし」と考えると納得です。

Q5.あなたが普段利用している喫茶店に望むこと、対応してほしいことがあれば教えてください

最後に、普段利用している喫茶店に望むことを答えてもらいました。Q3で答えてもらった事以外に、新しい要望点が発見できるかの調査です。

Q5 普段利用している喫茶店に望むこと

Q5 普段利用している喫茶店に望むこと_グラフ

最多は「価格を安くして欲しい」で45.67%のトップ、2番目が意外にも「コンセントを使えるようにして欲しい」「Wi-Fiを使えるようにして欲しい」31.67%と同率でした。

特にコンセントとWi-Fiはパソコン(一部スマホ)の利用を考えてのことだと思います。Q2に照らし合わせると、「気分転換」「暇つぶし」「商談・仕事・作業」を選択している方が該当する可能性が高いと思います。

パソコン所有者

今回の回答者は、このようにパソコン所有者が多いということも、この要望割合を高めた原因と推測できます。

喫茶店・カフェに関する意識調査:総評

今の時代、カフェはチェーン店を含めて、たくさんの数が存在しています。巷では「第三次コーヒーブーム」と言われています。

第一次コーヒーブームは1980年代後半、おしゃれなカフェが多くできました。独立型でカフェのオーナーに憧れるという話題が多く持ち上がっていた頃です。

第二次コーヒーブームは1990年代後半、アメリカから『スターバックス』が上陸し、 あちこちに同じようなチェーン展開がされていきました。

そして第三次コーヒーブームはずばり「場所を選ばない」というコーヒーブームです。

コーヒーと言えば、カフェでくつろぎながら飲むものというイメージで、どちらかというと歓談の場、または1人で落ち着いて読書などをする場でした。

ところが今やコーヒーは、カフェだけでなく、ファストフード店やコンビニでさえ飲むことができます。今回は見事ファストフード店がみなさんにとって利用される機会が多いカフェスペースとなったわけです。

これだけコーヒーを出してくれる場所が増えたということは、用途に合わせてコーヒーを飲む事ができるようになったとも言えます。

もしかしたら今の10代、20代は、みんなでわいわいする際はファストフード店に行き、落ち着きたい時や仕事に使いたいときは喫茶店に行くのかもしれません。更に、単純に美味しいコーヒーを飲みたいだけであれば、コンビニで十分と言うかもしれません。

一方、カフェスペースに求めるものは「味」「価格」「雰囲気」の昔から思い浮かぶ重要な条件の他に、「コンセント」や「Wi-Fi」というIT時代ならではの、要望が多くなってきています。

自分が時間を費やす場所だから自分が好きなことをしたい、それが、良いインターネット環境とデバイス電源だとするならば、昔でいうところの読書に当たるのかもしれません。

カフェという言葉自体は昔からあるものですが、時代を経て、そのあり方が大きく変わってきたと実感する調査になりました。

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