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Facebookページの投稿は16%にしか届かない
Facebookページで投稿した内容が、ファンのニュースフィード(タイムライン)に流れることは知っていますね。
そのため、Facebookページ管理者は、なるべく多くのいいね!を獲得しようと努力しています。
ところが、せっかく多くのファンを獲得しても、ニュースフィードに流れる投稿はファンの16%にしか届いていないそうです。
FMCで発表されたいくつかのビジネス関連ニュースに混じって、Facebookはユーザーの記事のうち友達のニュースフィードに届くのはわずか16%であることを明らかにした。積極的に書き込んだリンクや写真の共有、近況アップデートなどは、おそらく16%以上の友達に届いているだろうが、新しい友達関係やウォールへの書き込み、読んだ記事等に関する自動生成記事を読んでいるのは、特に親しい友人たちだけかもしれない。
16%というと、10,000いいね!(1万人のファン)を持っていても、1,600人にしか届いていません。
では、もっと多くの人に、効率的に見てもらうためにはどうすれば良いのか……それは、ハイライト表示させることです。
今回は、投稿をニュースフィードにハイライト表示させやすくする方法・コツについてお話したいと思います。
Facebookタイムラインのハイライトと最新情報の違い
Facebookのニュースフィードには、「最新情報」と「ハイライト」という表示方法があります。
最新情報とは
最新情報とは、文字通り投稿が新しい順に並ぶ表示方法のことで、投稿の時間によって順番が決まります。
ハイライトとは
ハイライトとは、個人ごとに最適化された投稿が並ぶ表示方法のことです。
個人ごとに最適化されるポイントは、あなたが友達やFacebookページの投稿に対して、「いいね!」や「コメント」などのアクションをしているかどうかです。
つまり、「いいね!」や「コメント」などのアクションをするFacebookページの投稿は、ハイライト表示されやすくなります。
逆に、「いいね!」や「コメント」などのアクションをしないFacebookページの投稿は、ハイライト表示されづらくなります。
ハイライト表示を実現するエッジランクとは
もし、あなたのFacebookページのエンゲージメント率がそこそこ高くても、安心してはいけません。
ユーザーは複数のFacebookページにいいね!しているので、確実にハイライト表示されるためには「エッジランク」を意識する必要があります。
エッジランクとは、投稿をユーザーごとに最適化するためのアルゴリズムのことで、「親密度」「重み」「経過時間」でスコア化されています。
親密度(Affinity Score)
親密度(Affinity Score)とは、フィードの投稿者と閲覧者との関係性のことです。
つまり、普段どれだけFacebookのフォロワーとコミュニケーションをとっているか、フォロワーから「コメント」「いいね!」「タグ付け」「メッセージ」「プロフィール閲覧」などのアクションが行われているかでスコアが決定します。
重み(Weight)
重み(Weight)とは、フィードに対して「いいね!」や「コメント」などのアクション回数によるスコアのことです。アクションの種類によって、スコアが変わります。
たとえば、「いいね!」より「コメント」の方がスコアが高くなります。たしかに、「コメント」よりも「いいね!」の方が気楽な分、「いいね!」の重み付けは軽くなりそな気はします。
ちなみに、「動画 > 写真 > リンク > コメント > いいね!」という順序で重み付けがされていると言われています。
経過時間(Time)
経過時間(Time)とは、フィードに対すて何らかのアクションが起こるまでの経過時間のことです。
経過時間の概念は2つあり、「フィードがポストされてからの経過時間」と 「リアクションが付いてからの経過時間」の2つがみられています。もちろん、時間が短い方がスコアは高いということになるのでしょう。
Facebookページ運用は対面で顧客に接する感覚で
Facebookページの投稿を確実に「ハイライト表示」させることは、すぐにできるような簡単なことではありません。
ただし、「エッジランク」の概念とそれに基づいた運用方法を知っているか知らないかで、ハイライト表示させる労力ははかなり違うはずです。
やることは、「Facebookページにいいね!を押したユーザーに対して、興味あるフィードアイテムを提供し続け、且つページの確認を必要とするアクションをさせる。さらに、ユーザーがいやがるような投稿はさける。」これにつきると思います。
少し面倒でも、対面で顧客に接するような感覚で、Facebookページを運用することを心がけなければいけません。
もちろん、業種によって対面での接客方法は違うでしょう。ライフタイムバリューが長く、顧客獲得単価が高い商材を扱っている場合は対面接客はより丁寧になり、その逆の場合は流れ作業が多くなるはずです。
あなたが行っているサービス、提供している商品、それによる営業や接客のやり方をそのままFacebookページの運用に持ち込んでみてください。
もし通常の接客に自信がある人なら、Facebookページの運用もうまく行えるはずです。