企業・個人ブログで発信する7種類の情報-稼げる情報とは

ブログで発信すべき情報とは

個人ブログや企業ブログ(オウンドメディア)を運営していて、一度は困るのが「どのような情報を発信したら良いかわからない……。」「もうネタが尽きた……。」という問題です。

情報発信はいきあたりばったりではいけません。しっかりしたルールの中で情報を整理し、体系立てて情報を発信し続ける必要があります。

ただ、そのネタが思い浮かばなければ情報発信はできません。そうならないためには、情報収集の段階から情報整理が必要です。

では、どのような情報をネタとして収集しておかなければいけないのでしょうか。

今回のテーマ
今回は、個人ブログや企業ブログでどのような情報を発信してよいかわからない人のために、以下の内容をお話します。

  • 目的とターゲットで情報発信の種類・割合は変わる
  • ブログで発信する7つの情報の特徴と事例
  • ブログの目的で発信する情報種類や割合を変える

それでは早速見ていきましょう。

目的とターゲットで情報発信の種類・割合は変わる

個人ブログや企業ブログで発信する情報は、以下の7つの種類に分かれます。

  • エンタメ系、大衆が関心がある情報
  • ハウツー系、読んで納得できる情報
  • ニュース系、速報性の高い情報
  • 研究・分析系、資料やグラフを含む情報
  • 独自の考察系、所感が入った情報
  • ノウハウ系、ビジネスモデルなどの情報
  • 宣伝広告系、商品やイベント情報

まずは、あなたが運営しているブログ・オウンドメディアが何の目的で、誰をターゲットとして運営しているのかを考えてください。

それによって、発信する情報の種類、情報の割合が変わります。

上記で言うと、「エンタメ系、大衆が関心がある情報」は広く浅い一般ユーザーをターゲットにしています。一方、「宣伝広告系、商品やイベント情報」は深く狭いコアユーザーや顧客をターゲットにしています。

まずは、大枠を決めてブログ運用を開始し、定期的に発信る情報を見直しても良いでしょう。

ブログで発信する7つの情報の特徴と事例

では、それぞれの情報の特徴と事例を細かく見ていきます。

エンタメ系、大衆が関心がある情報

エンタメ系、大衆が関心がある情報とは、今もっともユーザーニーズが高く、話題になっている情報のことです。一般的な話題のため、ユーザーを限定しません。

ただし企業ブログでは、使いづらい情報です。マーケティングなど分析できる要素があれば、使いどころはあります。一方、個人が運営する雑記ブログやトレンドブログなら、ネタがないときに使いやすいですね。

エンタメ系情報の事例

個人的に過去のジブリ作品が好きなので、気になった興行収入を調べてランキングにしてみました。

コンビニ関係はマーケティング情報の宝庫なので、題材にして情報発信するようにしています。

ハウツー系、読んで納得できる情報

今一番アクセス数を集めやすいのがハウツー記事です。この情報も自社商品のターゲットよりも、一般ユーザー向けに発信する意味合いが強い情報です。

なるべく一般受けを良くし、そこに自社商品が絡むハウツー情報を発信できれば、見込み客になる可能性があります。「◯◯まとめ」などもこのカテゴリーで良いと思います。

また、関連記事を書き溜めてくいことで、本当に自分たちが書きたい情報を発信したときに、SEO対策としてページ評価も高まるでしょう。

ハウツー系情報の事例

ブログ運営をするなら、情報収集のコツは押さえた方が良いですね。上記は、正しく・広く・早く情報を集めるために必要な情報収集の方法について解説しています。

画像素材系のまとめは定期的にバズっているので、需要を見越してまとめました。もちろん、画像素材・写真素材もWEBサイト運営、ブログ運営には欠かせない要素です。

ニュース系、速報性の高い情報

新商品や業界に関する速報、ニュース性の高い情報は、TwitterやFacebookなどのSNSで拡散されやすい特徴があります。残念ながら、需要がなくなるのは早いですし、長期では検索流入も見込めません。

ただ、この手の情報をいち早く発信することで、情報感度の高いユーザーを集められる効果があります。そのため、自社の新商品・新サービスを告知したい場合は、積極的に流した方が良い情報です。

イノベーター理論で言うところの、アーリーアダプター、アーリーマジョリティの獲得を狙って、感度の高い人が食いつきやすい情報発信をしましょう。

研究・分析系、資料やグラフを含む情報

研究・分析系、資料やグラフを含む情報とは、客観的なデータを元に発信する情報です。

たとえば、簡易でも良いのでアンケート調査から取得したデータを流すと、ユーザーの興味を惹く効果は高くなります。

この段階になると、記事の独自性は強くなり、ターゲットはグッと絞りこまれます。一般ユーザーを育てつつ、ターゲティングした情報を面白く発信できるかが肝になります。

研究・分析系情報の事例

検索エンジンやSEOに関する情報を発信する場合には、独自に取得したこのデータを何度も使って、ユーザーに意識してもらえるようにしています。

独自の考察系、所感が入った情報

記事に独自の考察が入ると、調査資料やグラフが入った情報よりも、さらに独自性が強くなります。ライターの個人的な考え(企業の考え)が反映されるため、良い意味で尖った情報になります。

この手の情報は、良し悪し含めたコメントや意思表示をするユーザーが増えるため、ユーザーの獲得には効果的です。SNSでバズる可能性が高いことも特徴です。

インタビューなどをまとめた情報もここにカテゴライズされます。

独自の考察系情報の事例

このように企業名を出して、少し斜めの角度から記事を書くことはありますが、小心者なので控えめに。間違った情報や尖り過ぎた情報は批判の対象になるため、気をつけて発信しなければいけません。

ノウハウ系、ビジネスモデルなどの情報

たとえコンサル業ではなくても、ノウハウやテクニックはなるべく秘密にしたいものです。

ただ、ノウハウ系、ビジネスモデルなどの情報は、「ここまで教えていいの?」と思うくらいの情報を発信しなければ、絶対的な支持を集めることはできません。

専門的で貴重な情報を発信することで、コアなターゲットにリーチできます。顧客につなげるための重要な情報発信という位置付けです。

ノウハウ系情報の事例

これはわたしが持っている記事タイトル変更のノウハウを紹介して、実際に順位が上がるか実験をしたものです。検索クエリから、記事タイトル変更点を見つけることができます。

こちらは、1記事執筆するために必要な作業内容とその事例を示したものです。これを見れば、どうやって記事を書くか、ある程度イメージすることができます。

宣伝広告系、商品やイベント情報

完全に顧客となるユーザーに向けられた情報です。商品レビューなどもここにカテゴライズされます。人気商品のレビューは、個人ブログのアフィリエイトとしても効果的です。

企業ブログの場合は、「研究・分析系、資料やグラフを含む情報」「独自の考察系、所感が入った情報」「ノウハウ系、ビジネスモデルなどの情報」でユーザーを教育できていれば、商品やイベントの情報発信がKPIにつながります。

ブログの目的で発信する情報種類や割合を変える

個人ブログ・企業ブログで発信する情報を7種類に分けて、それぞれの特徴を話しましたが、KPIに変えやすい、稼ぎやすい情報発信がイメージできたでしょうか。

もちろん、ブログは直接の収益だけを求めるものではありません。7種類の情報をうまく使い分けることで、ターゲットに対して効果的なブランディングにつながるように工夫してみてください。

たとえば、アフィリエイト目的にしたブログは、より広範囲な層が狙える「エンタメ系、大衆が関心がある情報」や「ハウツー系、読んで納得できる情報」、「ニュース系、速報性の高い情報」の情報とも相性が良いと思います。

企業のブランディングや商品の販売を目的にしたブログは、商品理解やサービス認知のために、「研究・分析系、資料やグラフを含む情報」「独自の考察系、所感が入った情報」「ノウハウ系、ビジネスモデルなどの情報」を中心に情報発信すれば効果的でしょう。

個人ブログ・企業ブログ、ブログの目的に応じて発信する情報の種類や割合を変えるなどABテストも行って、効率的に成果がでるよう研究してみてください。

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