ページ表示速度を速めてPV増!コスト減!上位表示!を目指す

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ページの読み込み速度が遅いと何が起きるのか

日本のGoogleに対して、ページの読み込み速度が評価の指標に組み込まれたのが2010年の春先でした。

そこでようやく重い腰を上げて表示速度の改善に望んだ方も多いと思います。ただ、ページの速度を上げる行為は、単純にSEOのためだけではありません。

まず、こちらのグラフを見ていただきましょう。

Google-Analytics02

これは以前に、サーバが一時的に重くなってしまった時の時間単位のセッション推移グラフ。赤丸囲みの箇所は、朝の6時から10時位。

パソコン環境では体感で画面が見えるまでに5秒ほど、スマホだと10秒ほどかかっていました。これがどの程度影響を与えるかというと…

Amazonの調査では、ページの表示速度が0.1秒遅くなると、売り上げが1%低下することが明らかになった。Googleからは、ページの反応が0.5秒遅くなるとアクセス数が20%低下すると発表されている。さらに米Aberdeen Groupの2008年の調査では、スピードが1秒遅くなるとページビューが11%、コンバージョンが7%、顧客満足度が16%低下することが報告されている。
参照:
Web担当者Forum「Webサイトのレスポンス速度から見るインターネットユーザーの閲覧行動と企業の課題

※出典元は「Aberdeen Group Report」

この数値を、そのまま自分たちが運営しているサイトなどに当てはめてしまうのは早計ですが、表示が遅いページは開かない途中で離脱する、という経験はみなさんにあるでしょう。特にスマホだとなおさらです。

1年半でスマホアクセス割合38%→65%!スマホサイト対応してる?」スマホ対応というのは、スマホサイトをつくるだけではなく、スマホの最適化も含まれます。

もちろんその中の最重要課題の1つが速度対策です。

ページ表示速度が遅いとダメな3つの理由

では、具体的にページの表示速度を早めなければいけない理由を見ていきます。

ページ速度が遅いとダメな理由
1.GoogleがSEOに影響があると発表したから
2.ユーザーがアクセスした際に離脱原因になるから
3.運営のコストパフォーマンスが下がるから

翻って考えると、今ここに改善余地がある人はラッキーです。この問題点を解決すれば、サイトのパフォーマンスが上がることになります。

表示速度を追求する理由1.GoogleがSEOに影響があると発表したから

影響を受ける検索は全体の1%にも満たないとのことです。
1%といってもGoogle.comの検索ボリュームを想像すると相当の量に思えますが、それでも影響範囲は限定されているようです。

参照:
Google、ウェブページの読み込み速度をアルゴリズムに取り入れたことを発表 | 海外SEO情報ブログ

まず、SEOのために始めたという方、確かに今の段階では限定的な意味合いしかないと言ってもよいでしょう。

ただし、Googleがコンテンツの質を重視するのは、ユーザーのためであり、巡り巡って自分たちのためになるからです。

グーグルは、サイトのランキングを決定する際に、サイトのスピードを考慮していることを明らかにした。グーグルがサイトが読み込まれるスピードを気にする理由を考えてもらいたい。 読み込みに時間がかかるウェブサイトを上位にランク付けすると、そのサイトをクリックしたユーザーはストレスを抱える。その結果、ユーザーがグーグルを利用する機会は減り…最終的にグーグルの収益が少なくなる。

参照:あなたのサイトの検索ランキングが落ちた理由と7つの解決策 | SEO Japan

同じようにページの表示速度、読み込み速度を重視するのは当然だと言えます。今後、ページの表示速度に気をつけることが、上位表示に繋がる大きな要素になるはずです。

表示速度を追求する理由2.ユーザーがアクセスした際に離脱原因になるから

上記の通り、ページの表示速度が遅いと、それだけで離脱原因になってしまいます。

日本コンピュウェアが大手サイトを対象に、2010年6月1日-30日の期間、パフォーマンスベンチマーク調査をしました。

国内大手ISPバックボーンノードに設置したテストマシンから60分ごと、24時間連続でトップページにアクセスした際のレスポンスタイム(すべてのコンテンツの読み込みが完了するまでの時間)を計測し、平均値を算出

~中略~

今回の調査でレスポンスタイムがもっとも高速だったのは、スカイマーク(航空会社)のサイトで0.3秒、次点は三菱東京UFJ銀行の0.39秒だった。業種別の平均では、銀行が1.367秒でもっとも速く、小売(EC)の1.442秒、旅行(チケット販売)の1.49秒が続いている。日本コンピュウェアの生内眞司マーケティング本部長は、「今回調査したほとんどの企業はEC業界でいわれる“2秒ルール”をクリアしており、全体を通じて日本のサイトは優秀」と分析する。

参照:
ASCII.jp「「最速」はスカイマーク、大手サイトの表示速度が明らかに

この記事は2010年07月12日のものです。

少し古い調査ではありますが、実際に2秒の壁を破るのは至難の業です。当時と違いスマホ全盛の今であれば、もっと表示速度は遅くなるはずです。

ちなみに、2013年1月時点での3G回線を使った大手のスマホサイト表示速度は以下のようになっています。

日本の大手スマホサイト表示速度_3G回線

あなたのサイトの表示速度は、ウェブマスターツールやGoogleアナリティクスから調べることができます。

表示速度を追求する理由3.運営のコストパフォーマンスが下がるから

WORDPRESSなどのCMSを使う場合、1日のかなり長い時間、管理ツールを触ることになります。

慣れてくると、複数の関連記事を同時に書き上げるため、表示させる管理ツール内のページも複数画面立ち上げることになります。更に、それぞれを何度もプレビューで確認することになります。

1回のアクションで数秒のロスが、何十回も積み重なりますので、簡単に数十分のロスになってしまいます。

これは単純に無駄な時間ですので、早めにカットしてしまわないといけません。

わかること!のサイト表示速度

ウェブマスターツールやGoogleアナリティクスでサイトの表示速度を調べて、愕然とした方はきっと多いのではないかと思います。

ちなみに、わかること!は平均10.23秒…でした。

わかること!ページ読み込み速度

え…まずい…どうしよう…。などと、表示された数値を鵜呑みにはしないでください。

よく見てみると、サーバの反応は良いようです。ということは、10.23秒かかってしまっている原因は、HTMLの作り画像WORDPRESSの設定やプラグインのどれかにあると予想できます。

サイト表示速度を鵜呑みにしてはいけない

表示速度のポイント1.スマホを考慮に入れる

当時と違いスマホ全盛の今であれば、もっと表示速度は遅くなるはずです。

先ほど書いた通り、スマホの環境によっては、かなりそちらに引っ張られてしまう可能性はあります。

わかること!ページ読み込み速度   Googleアナリティクス

iOSがアクセスの4割近くを占めていますが、iOSでの表示速度は取得できません。

続いて、Androidが31%のアクセスを占め、15.23秒です。明らかにこれが足を引っ張っているようです。

ただし、Windowsが4.97秒、Macが5.72秒と、パソコンで見てもパフォーマンスが悪いことは明確になってしまいました。

表示速度のポイント2.ユーザーが見るまでの時間を計測する

10.23秒というのは全ての読み込みが完了するまでの時間です。つまり、ユーザーがストレスを感じずに読み始めるまでの時間を調べなければいけません。

というわけで、これを使ってみましょう。フォームに調べたいサイトURLを入れて、TestNowを推します。

http://tools.pingdom.com/

Website-speed-test

すると、下図のように横棒グラフが並びます。このページ内でサーバにセッションを投げる項目は、全部で103リクエスト、かかった時間は9.25秒でした。

ここで見るべき箇所は、上記の画像内一番上の「http://wakarukoto.com/」の部分。これは、そのページ(HTMLとテキスト)自体の表示時間です。

Pingdomわかること結果

2.17秒!つまり、ユーザーは9秒も待っているわけじゃなく、一応2.17秒でコンテンツを読むことができる状態にある、ということになります。


これで、「良かった良かった。ユーザーには影響が少ない。」で終わらせてはいけません。例えば、画面を開いた時に目に飛び込んでくるアイキャッチのの読み込みが遅くないか、全体表示が遅いためページのスクロールに影響が出ていないか、なども調査して、改善を施していく必要があります。

サイトの表示速度を上げるとどれ位PVが上がるのか妄想

サイトの役割や提供している情報によっても変わりますが、現在の秒数を2秒以下に押さえる必要があります。以前は、ページが表示されるまでの時間を3秒ルールと呼んでいましたが、現在は2秒以内を目指しましょう。

米Aberdeen Groupの2008年の調査では、スピードが1秒遅くなるとページビューが11%、コンバージョンが7%、顧客満足度が16%低下する

スマートフォン・サイトパフォーマンス調査

参照:
「スマートフォン・サイトパフォーマンス調査結果」の発表について:ゴメス・コンサルティング株式会社

上が2008年、下が2011年なので少々古いのですが、パソコンの目標を2秒、スマホの目標を5秒とおいて、それが実現できた場合、どれだけパフォーマンスが上がるか計算してみます。

例は、先程のわかること!の結果。もし仮に「Androidが15.23秒、Windowsが4.97秒、Macが5.72秒」この数字がページのリクエストではなく、ページ自体の表示にかかる時間だった場合です。

Windows(105,567PV)
2秒÷4.97秒=0.40241448692
105,567PV÷0.40241448692≒262,334PV
262,334PV-105,567PV=156,767PVの増加!

Mac(14,910PV)
2秒÷5.72秒=0.34965034965
14,910÷0.34965034965≒42,643PV
42,643PV-14,910PV=27,733PVの増加!

Android(129,111PV)
5秒÷15.23秒=0.32829940906
129,111PV÷0.32829940906≒393,272PV
393,272PV-129,111PV=264,161PVの増加!

iOSを除いても、156,767PV+27,733PV+264,161PV=448,661の増加!

なんと、iOSを除いた状態で、PVが倍になってしまいました。流石にこの計算自体が遊び…な気はしますが、ページの表示が遅い人は、やる価値は十分にありそうです。ページ表示速度を1秒縮めて、PVの10%改善に取り組んでみましょう。

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